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2006年7月19日 (水)

アニメ「時をかける少女」を観た~

以下、ネタばれあり

かつてのNHK少年ドラマシリーズ『タイム・トラベラー』に少年(幼年?)時代、魅了された私にとって、このモチーフは大切な作品だ。
筒井康隆の原作は、極めてシンプルな作品で、作者自身も、眉村卓や光瀬龍のような、六、七十年代の、このジャンル(ジュブナイルSF)への意気込みも思い入れも大してなかったらしい。
しかし、放課後の理科準備室とラベンダーの香りがタイムリープと思春期の少女の恋を誘う、というモチーフは、今日に至るまで多くの人々の心を捉えて話さなかった。やはり筒井康隆は天才だ。

さて、公開初日のテアトル新宿で、急な雷雨の直後の回で、配偶者と共に見た。
いい映画だった。他の7月公開映画も観るより、これをもう一回観てもいい。
細部まで技巧を凝らしたリアルな学校風景が、私達にノスタルジーよりも『今の学校ってこんな風なんだ』と思わせた。若さと初々しさが眩しい。
笑わせてくれたり、感心させられたのがタイムリープの描き方だ。「コツ」を飲み込んだヒロインが連発するアクションの凄いこと。でもあれ、あんなに転がったら本当に怪我しないか?
でも、確かにそう、成功するまで何度でも「やり直す」よな・・・やれるなら・・・私ら、昔のSFに染まった者は、この単純な行為を頭っからブレーキをかけてしまいがちだった・・・。

あらかじめタイムリープにルールや理屈付けしないで、あくまで、タイムリープした結果生じたドラマで、少女に「これはあまりよくないんじゃないか」と不安に気付かせる展開は極めてスムーズで、巧いと思った。

『芳山和子』の絡め方も実にいい。最初から悪戯っぽく謎めかして、そして最後は切なく、でも本当に彼女はタイムリープを経験したのか否か、曖昧なままで余韻を残したが、魅力的な叔母さんに仕上がっていた。

そして深町=ケン・ソゴル(に相当キャラ)は?タイムリープの結末は、これは、本当にやられた、こういう手があったか・・・。「チャージ」するという設定にはニヤリ、今風だね。「絵」を観たかったというのは、渋い味わいがある動機で、かつ「時間」に対する象徴的な意味合いがありそうで共感した。

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