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2006年8月15日 (火)

NHKスペシャル「日中戦争」8/13放映分を録画で観る

どっちらけることも少なくない昨今のNHKだが、こういうところはやはりさすがだ。
盧溝橋事件を巡る現代中国の愛国教育の徹底振りも映し出した上で、蒋介石の目論見と、文民統制の出来ない日本政府と軍部の暴走振りを短時間でまとめていた。
興味深いのは、

・当時の日本兵の方々が克明な陣中日誌を残していたこと。
⇒(感想)この肉筆の訴える兵士の疲労、望郷の念の迫力は、相当なもの。
・盧溝橋事件から戦局を開く動機が蒋介石と日本軍双方にあったという解釈。
・蒋介石の強気が、国際世論の喚起をあてにしていたということ。最大三十人のドイツ軍事顧問がついていたこと。武器はドイツから輸入していたこと。
⇒(感想)結果としてはこれが戦火を長引かせたが、国民党の戦力分析も含めて外交を全く読めなかった日本側より、ある意味で遥かに上手だったことがうかがえる。
・日本政府はこれが戦争状態にあることを宣言せず「事変」であるという解釈で4年間国民党と戦う軍部の暴走を許してしまったこと。
・これまたよくもめる南京大虐殺を巡る「便衣兵」の解釈だが、証言、日記、公式文書で、南京を陥落させた現地日本軍が、国民党敗残兵が軍服を脱い で「便衣」で脱出した、と「解釈」したことをうかがわせ、さらに「戦争状態ではない」ので「捕虜」扱いにせず、その後、出された「掃討」、「殲滅」すべしという公式命令文書が今もはっきり残っていること。
・証言として『誰 が民間人で誰が「兵」かなんて区別がつく筈が無い。虐殺ですわ』と当時の現地兵士だった人のコメントを放映。
⇒(感想)上海陥落後も戦火を広げ南京まで来た日本軍は当然疲労困憊だったろう。いつ逆襲されるか、という疑心暗鬼にかられたのではないか。

等など。
感想。
現中国の大虐殺「三十万人」という数字や、共産党軍が抗日戦争をしていたという話を「正しい歴史」とアピールする姿勢はとても認められないが、
「虐殺はなかった」、「銃殺したのはあくまで便衣兵」等等の今日の右タカ保守の研究家の「理屈」も強弁に過ぎないなあ。

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