« コードギアス 反逆のルルーシュ 第17話 | トップページ | レ・ミゼラブル 少女コゼット 第六話 »

2007年2月10日 (土)

「天保異聞・妖奇士」を観てみた

かつてBSで放映された「機巧奇傳ヒヲウ戦記」の主人公ヒヲウの親父、マスラオさんの若き日の姿が出ると聞いたので、その三回分で「天保異聞」を初めて観た。

「ヒヲウ」は大好きといってもいいアニメだった。
あらためて、「ヒヲウ」の原作担当でもあった、會川昇は頭のいい作者だな、思った。
昔(たしか宮崎アニメ「もののけ姫」が公開された頃)、某雑誌で會川昇が「きちんと計算して作ってる」製作者として名指しされた時、自分のラジオでわざわざ「自分で思うように作っているだけだ」とムッとしたようにコメントしているのを聴いた時、私は改めて
「それが本当なら確かに彼は早熟の天才というやつだ」と思った。

かつての「ネオランガ」の「伝説の怪物」の現代社会での居場所の考察を観た時も思ったが、會川昇が絡むとイチイチ考察が入る、と。その後も「十二国記」のアニメオリジナルキャラ、ヒロインと同時に異世界に飛ばされる女子キャラ(他人と交わらずFT小説に熱中し、この異世界に積極的に適応しようとする同級生)に會川昇を感じた。明らかにヒロインと対照させたかったんだな、と。

會川昇が原作、原案した作品には考証考察と勉強ぶりがはっきり出てくる。これが今回の「天保異聞」の評判を読むと、巧く成功したらしい。
今回視聴したエピソードも、民俗学の世界では有名な山の民の説と平田篤胤に始まる国学から派生したオカルトネタの歴史が舞台だ。たまたま私も好きで少しは知っているネタだったから興味深かったのは確かだ。

しかし私は、やはりこの話作り、會川昇的考証とでもいうか、があんまり好きじゃない。フィクションのリアリティを高めるよりも、「小賢しい」と。面白くても感情移入を阻んでいる気がするのだ。感情移入ってのはリアリティを無視して頭のどこかを莫迦にしないと出来ないと思うのだ。
もう少し滅茶苦茶な「理屈」の話作りの方が私は好きらしい。



|

« コードギアス 反逆のルルーシュ 第17話 | トップページ | レ・ミゼラブル 少女コゼット 第六話 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174938/13862270

この記事へのトラックバック一覧です: 「天保異聞・妖奇士」を観てみた:

» 天保異聞妖奇士 説十八「漂泊者の楽園」 [MAGI☆の日記]
天保異聞妖奇士の第18話を見ました。説十八 漂泊者の楽園鳥居を狙う山崎屋と山の民を狂斎の協力によって取り押さえる放三郎。アトルは山の民が戦って居場所を得ようとする気持ちはよく解るとその場を去ろうとしますが、狂斎は人間は馬鹿でおもしろいから見物していけと言...... [続きを読む]

受信: 2007年2月11日 (日) 07時23分

« コードギアス 反逆のルルーシュ 第17話 | トップページ | レ・ミゼラブル 少女コゼット 第六話 »