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2007年5月12日 (土)

韓国純情漫画『らぶきょん』失意と嘲笑の11巻

パク・ソヒ作、韓国純情漫画『宮』の日本語版。佐島顕子・訳。

今も連載継続中のこのマンガの中で一番読むのが辛いところだ。

相手の心を巧みに揺さぶるユルの口車に乗って、遂に公式インタビューで離婚を口にしてしまうチェギョン。
その波紋は大きく国王は怒り心頭。勝ち誇るユル母子。孤立するシン。巻き返しを狙うか?ヒョリン。

シンの本当の孤独と苦悩をチェギョンはまだ知らない。しかし後悔が、自分の気持ちでやっとだったチェギョンに「立場」への目覚めを促したように窺える。
失意のシンだが、まだ支持を完全に失った訳ではなく、自分の王位継承を望む者がいることを自覚して逆に決意を新たにする。
こうしてみると11巻では二人の仲は最悪、状況も最悪だが、精神的には一歩成長している。

一方物語背景の方だが、日本人には馴染み無い朝鮮王朝のエピソードが解説されたり、「席藁待罪」(今でもあちらのマスコミや時代劇に登場する「反省」の姿勢)が興味深い。

読み手によって好き嫌いが分かれるシリアスとギャグの交錯だが、今回も冴えている。チェギョンだけでなく、太皇太后以下尚宮達のアブナイ趣味、オイオイ・・・この手のギャグなどは本当の立憲君主制国家だったら先ず無理だろうな。
さらにこともあろうにユルの「のぞき」まで・・・このパクソヒの「徹底振り」は私的には喝采を送りたい。

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