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2007年9月 8日 (土)

韓国純情漫画感想:らぶきょん ユル、究極の自己完結の15巻

韓国の純情漫画の翻訳版、パクソヒ原作「宮」。佐島顕子訳。新書館。

愛するチョギョン、今は辛くてもチェギョンを自由にしてやる。その為に自分は宮中から身を引く・・・。
ユルの行為を並べると自己犠牲的な愛にしか見えない。

しかしユルの場合は、その自己犠牲と裏腹に宮廷をかけて皇后への脅迫行為がある。だがそれでもユルが宮外に出て、宮廷がチェギョン一人を犠牲にすれば全てが丸く収まる。
結果的にチェギョンも一時的に愛を失っても自由を得る。全く隙の無い完璧なシナリオだ。

ではユルが得るものは何か。フィナーレだ、自分に相応しい幕引きだという。それは何か。

自分に関わる者達全ての感情を自分の「計算」に巻き込んで揺さぶる・・・ある意味究極のナルシズムだ。
この宮廷ドラマの表向きの舞台で、国民という観客の前でユル自身はフィナーレのスポットライトは浴びられない。しかし観客のいない裏の舞台で、ドラマの演技者全てを自分に向けて動かす主役にして演出家。ユルの求めるものは、完全な「自己完結」の舞台だ。

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