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2008年6月 7日 (土)

さらに「文学」ではなく「文楽(ぶんがく)」を作り出した方々へ

昨日の野田昌宏、氷室冴子両氏の死を悼む大勢の人々の言葉に、私もじっとしていてはいられない。

氷室冴子氏は、読んだことはなかったが、その活躍中の同時代を生きた本好き、本屋好きの少年なら、集英社コバルト文庫を中心とした華々しく店頭に積まれた同氏の著作が目に入らぬ筈がない。「クララ白書」「なんてすてきにジャパネスク」等などそれまでの小説とはまったく別次元(笑)のセンスのタイトルが鮮烈に目に飛び込んできたものだ。

野田氏のスペースオペラの扇動(笑)、氷室冴子氏の少女小説とも、共通するのは、それまでのSF小説、少女小説の評価、批評が未だ「文学」というものを引きずったお固くて「重い」ところがあった処に、そんなものどこ吹く風といった体で、突き抜けたように、若い世代に、小説を楽しむこと=いわば「文楽」を示してくれたことだと思う。(注、「軽い」とか、面白いと書くと未だ誤解する人がいるが、何も考えてないとか、中身がないとかいう意味ではない、「重いリアル」を軽く面白くエンターテインメントに昇華させることを含んでいる)
どうような作家は御存命中の作家であれば、ミステリーの赤川次郎、国内SF作家なら新井素子、ジュニア小説なら辻真先といった方々が例として挙げられると思う。

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