« あぜん・・・ | トップページ | アニメ感想:機動戦士ガンダム00(ダブルオー) 8話 »

2008年11月22日 (土)

ブログ感想:「唐沢俊一検証blog」 より~

数回に渡るお題『1981年の「祭り」』が興味深かった。竹熊氏のブログ「たけくまメモ」のお題の一つ『第二世代から見た「オタク問題史」』の話題とシンクロして見えたからだ。

80年代前半、あの頃・・・と他人から見たら鬱陶しい「自分語り」をしてしまうのは、自分でもどうしようもない。振り返るとあの頃は、それまでのSFファンは、SF「小説」のファンであり、海外SF「小説」である、かろうじてSF映画のファンも「2001年」と「スターウォーズ」とか、海外SFドラマファンだった。彼らから見ると、アニメブームとアニメファンは相当苦々しかったようだ。
ようだというのは、私自身見聞きした例としては、

「SFマガジン」に連載エッセイを書かれていたミュージシャンの難波弘之氏は、学生時代=ガリ版刷り時代からのビッグネームSFファンで、SFをはじめ文章が書けるいわゆる早熟の天才だが、同連載内で今のSFアニメブームはおかしい、SFの遊園地性、遊戯性が足りないとか、さらに「ヤマト」や「ガンダム」ファンのおかしな発言をわざわざ引用して、はっきりいってあげつらっていた。
SF音楽評論家の秋沢豊氏はSFビジュアル雑誌「スターログ」誌上の対談で「アニメソングの大半はクズ」「時代の音楽を半歩遅れてフォローしている」とか、
かの手塚治虫はSF大会において「SF大会からアニメファンを追い出せ!」発言をしたとして物議を醸したし、
SF作家で「スタジオぬえ」を率いていた高千穂遥氏は「ロボットアニメはSFではない」発言を繰り返していたし、
やはりSFマガジン誌上で石原藤夫氏は「SFの浸透と拡散なんて、小松左京のケツの穴よりも狭い」と書いていたし、同氏主催のSFサークル「ハードSF研究所」の例会で、SF大会でコスプレショーを見て「恥ずかしかった」と発言していたし、
科学ライターの金子隆一氏も、SF大会のプログレスレポートに「星雲賞なんかやめちまえ」投稿をし同文書で星雲賞が「ヤマト」に贈られたことを嘆いていたし、「やはり「ハードSF研究所」の例会や同人誌上でアニメファン、さらにはSF大会にたむろするSFゴロを「独特の雰囲気がある」と繰り返しボヤいていた、etc・・・。
まあ、実際おかしなことをいったり「むきになる」アニメファンもいたけれど、
こうして振り返ると、実年齢にかかわらず、SF小説ファンも、海外SFファンも、特撮ファンも、アニメファンも皆「若気の至り」だった。
SFに限らない、メディアとエンターテインメントの浸透と拡散、それを支えた技術の急速な進歩に戸惑っていただけだ。「SF」の名の下に「ファン」が未分化状態だった。
そしてメディアの浸透と拡散によって、ファンはそれぞれの好みで分化していき、各々のテリトリー、ジャンル、マーケット、サークル・・・言い方はいろいろあるけれど棲み分けされて生きていけるようになった。

|

« あぜん・・・ | トップページ | アニメ感想:機動戦士ガンダム00(ダブルオー) 8話 »

SF」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174938/43189467

この記事へのトラックバック一覧です: ブログ感想:「唐沢俊一検証blog」 より~:

« あぜん・・・ | トップページ | アニメ感想:機動戦士ガンダム00(ダブルオー) 8話 »