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2008年12月31日 (水)

雑誌感想:らぶきょんマガジン(新書館) この本は夢の塊、原石だ。

一口で「扇動」させてもらうなら、『少女マンガから起こせ!新しい韓流を!!』だ。本書(誌)はその第一歩だ。

韓国のパク・ソヒの韓国純情漫画(少女マンガ)の「宮」の翻訳「らぶきょん」だけでないのは言うまでもない。
個々の記事の内容は、
「らぶきょん」の翻訳。作者パク・ソヒが招待された福岡のシンポジムの模様レポートにインタビュウ。新書館「WINGS」誌連載中のイム・ジュヨン作「シエル」の解説。韓国でドラマ制作進行中のチョン・ヘナ作「タムナは島だ」の翻訳「タムナ Love The Island」。日本のマンガを原作にした韓国映画「アンティーク~西洋骨董洋菓子店」関連の芸能情報。さらに、パク・ソヒの長編デビュー作「リアル・パープル」の訳出(本国では既に絶版!)。
さらに注目すべきは、背表紙には「特集グラビア&マンガ、韓国カルチャー誌」と銘打っていることだ。

その意図の先にある可能性は、韓国純情漫画を起点とした新しい日韓ポップカルチャーの交流と発展だ。
日本の少女マンガは、日本でのアニメ化のみならずアジアでドラマ化、映画化され好評なのは周知であり、パクソヒの「宮」も韓国でドラマ化されヒットし日本でも好評だった(「宮 Love in Palace 」)。
韓流をマスコミが語る時にマンガについて語られることはあまりない、少女マンガに至っては尚更だ。しかしこのように、日本の少女マンガ、韓国純情漫画に端を発してメディアはまだまだ動いているのだ。
しかし日本の漫画雑誌も韓国純情漫画雑誌も決してビジネス市場は安泰ではない。韓国純情漫画は日本に比べればずっと狭いマーケットだ。しかしその中でも光り輝く才能をもった作者作品群はやはり存在する。ならば日本市場に人も作品も取り込んでしまえばいい。それで日本マンガ市場が活性化されれば、韓国純情漫画市場も刺激される。本書にはその可能性、夢が内在していると信じている。
最後に、強調しておきたいのは、ここに訳出されている韓国純情漫画の翻訳の全てを佐島顕子先生が行われていることだ。「WINGS」誌の「シエル」も合わせこれは、驚くべき翻訳ペースだ。将来の日韓漫画文化交流史において、その仕事に見られる熱意と努力は並ぶもののない業績として特筆されるべきものだ。

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