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2009年2月21日 (土)

アニメ感想:獣の奏者 エリン 第7話

「母の指笛」

遂に幸せな少女時代は終わる。「愛を育む道」という言葉がてらいもなく使われ、それが何の違和感もなくこちらの胸を打つ。
連行後の食卓、山の村で魚をつかった料理が精いっぱいエリンに気を使ったご馳走であることも分かるがエリンののどを通らないことも当然。オリジナルの凸凹コンビがあそこで出たのは驚いたが視聴者を和ませるのには無理があるぞ。
神出鬼没の霧の民が見届けていた。情報収集活動ね。[訂正追記](ナソンというのか。って原作後で出てくるソヨンのアレだった人かな。)このタイトな演出感覚はやはりI.Gか。
「お母さん!」この叫びの繰り返しこそ演じる若手、星井七瀬の最初で最大の試練だろう。欲を言えばきりがないがまずはよくやったのだろう。
母親が食い殺される場面、人間の死を如何にして伝えるか、それはアニメだけではない、私達が永遠に繰り返し自問自答し続ける命題だ。ここには正解も是非もない、今の私にこれについて論評をする資格はない。
母親が殺されていくのを目の当たりにするエリン、本来なら母を残しては行けない、闘蛇の体液が貼りついて飛び込めない。だが私は思う、それ以上に「角を離さないで」「生き延びて幸せになって」はその最愛の母親が命をかけた言葉。それ反故にできる程、自我を確立した年頃ではない。片手で母を求めつつも、もう片方の手は、無意識に母親の言葉が枷となって角から離せない・・・と私は解釈している。

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コメント

こんにちは。いつもながら、丁寧な視聴記録ですね。毎回楽しみにしてるんですよ。他のだれも気にも止めないだろうけれど、エリンやソヨンにきつく当たっていた、ワダンの微妙な表情が興味深かったです。立場もありますが、波平の村長が、エリンとソヨンから目を離さずにいるところ、思わず顔を覆ってしまうところ、人間らしいところがあるなと思いました。エリン達になにかと難癖をつけてきたわけですが、まさか処刑されるとまでは、思ってなかったんでしょうね。今までイジワルだったのも、自分より腕が立つ獣の医術師として目の上のたんこぶであったという以上に、夫の死後、未亡人となったソヨンに助平心があったというか。凹ませて気の弱ったところに、つけいる隙があれば、くらいの妄想があったのかも。ダメなアプローチだとは思うけど、そのダメさ加減は想像が出来るような気がします。

投稿: Takaakira | 2009年2月23日 (月) 18時08分

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獣の奏者 エリン 第07話 「母の指笛」 評価: ── お母さん、お母さん、お母さん!!! 脚本 藤咲淳一 絵コンテ... [続きを読む]

受信: 2009年2月22日 (日) 17時28分

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