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2009年3月14日 (土)

マンガ感想:ちはやふる 4巻(講談社 末次由紀)

冷静に感想を書けない。胸をかきむしられるようだ。心を揺さぶられた。

毎巻、鮮やか過ぎるカラーの表紙が特徴のコミックスだが、今回も凄い。萌える緑だ。暑い暑い、焼けつく様な夏の木の葉の輝き。そこに心の傷ついた少年の頬も日焼けしていくかのようだ。命も燃やせ、そう叫びたくなる。勝たなアカンで。否、作者末次由紀が一番心を燃やしているに違いない。

さて、4巻はいっそうスポ根している。本格的に試合が進んで、ゾクゾクするようなスポ根カットが頻出する。勝負シーンの迫力ある描写。動と静の転換の対照が特に素晴らしい。袴姿が凛として美しい千早。「歌」を語るかなちゃんの姿勢もまた美しい。これもまた勝負師の姿だ。「代表」となったことで対戦相手の「思い」の重圧を知る千早。彼女はライバルを知った。
そして遂に登場したクールビューティーは、絶対まだ見ぬ「クイーン」だな。迫力満点のすれ違い、ニアミス、彼女が力石で千早がジョーか、梶原一騎か出崎統の世界か。おそらくここで最初の勝負は始まり、しかも千早は負けていた。しかし振り返れば、出会う前から千早は「ズキン」としている。これは勝負の神の戯れか天の気まぐれか。どん底からいかにして這い上がるか、これもまたスポ根だ。
しかし主人公の敗北の代償として、傷ついた戦友が舞い戻ってきた。負けといったのは訂正。きっと大丈夫だ。

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