マンガ感想:3月のライオン 3巻 羽海野チカ
いいぞ、桐山が一段と人間らしくなってきた。
将棋以外ではまだ若干、問題があるが、桐山が勝負に悲愴感だけではなく、燃えてきた。当面の敵とみなした相手は、これは驚いた。第二巻で出てきた香子のアブナイ男は、A級棋士だったとは、このストーリー展開には舌を巻いた。しかし桐山は若さ故の過ち、世界の奥深さを思い知る結果となった。でもますますいいぞ、桐山が人並みの青春の苦悩を経験するようになってきた。がんばれ桐山!。今巻のもらい泣き場所は、部分じゃない、全体を通して桐山を応援しようとするとグッとくる。
出番は少なかったが香子の描写は相変わらずインパクトが強い、前巻の感想では実は存在しない、という可能性も予想したが、今巻でそれはないと分かった(残念)。しかしそれ故にますます、ドロドロした香子の情念を感じる。やはりまだ香子は桐山の修羅であり業なのだ。
島田八段の描写を通して描いた勝者の消耗振りがまたいい。これは、文字通り、あっ、そうか!と驚き膝を打った。
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