« マンガ感想:秋田書店「プリンセスゴールド」2009年9月号で氷栗優「カンタレラ」連載再開したらしい | トップページ | アニメ感想:バスカッシュ! 21話 »

2009年8月22日 (土)

アニメ感想:獣の奏者 エリン 第32話

「大罪」

三十話を突破したら、これまでの絵本的で柔らかい表現から、一気に、複雑な色使いとリアルな映像で圧倒してきた。小さい子にはちょっと恐いぞ。
高度な技術と、クリムトか屏風絵か蒔絵かと思わせる抽象的な背景と惨劇を伝えるリアルさ(一話の闘蛇戦の抽象的な表現と比べてほしい)。
語りを伝える時の、鏡の裏の伝承の刻印の表現も味わい深い。
一方で、ナソンから大罪の警告を受けても、屈することなく王獣の「自由」それはひいては、獣の、そして何より己の自由への渇望を肯定し、強い決意を誓うエリンの独白は、見る者を置いてきぼりにしていないのが良い。これこそが若さだ。
山の向こうに何があるのか知りたいと思うのは人の常だ、とかのアーサー・C・クラークも言っていた。
金色の瞳の民のイメージは狩猟民族だな、このイメージの前提とは、狩猟民とは大地を傷つけない、というものだ。これに対して農耕を起こし大地を土地として囲い込み、国境という概念を生み出し国が生れ、これを巡って戦が始まった。

|

« マンガ感想:秋田書店「プリンセスゴールド」2009年9月号で氷栗優「カンタレラ」連載再開したらしい | トップページ | アニメ感想:バスカッシュ! 21話 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

上橋菜穂子」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174938/45998721

この記事へのトラックバック一覧です: アニメ感想:獣の奏者 エリン 第32話:

» 獣の奏者エリン 第32話「大罪」 [White wing]
元ちとせの「雫」も味が出ていて・・・良い曲です。 エリンが独学で奏者の技を身につけてリランの背に乗って大空を舞った事で以前からエリンとリランを遠くから観察をしていた霧の民のナソンがエリンのやっている事は大罪で不幸を招く事になるから今後一切王獣に奏者の技を使わないようにと忠告。... [続きを読む]

受信: 2009年8月22日 (土) 19時40分

» 【神回】獣の奏者 エリン 第32話「大罪」の感想。 [いーじすの前途洋洋。]
獣の奏者 エリン 第32話 「大罪」 評価: ── 災いを絶つために、君とこの王獣を殺すべきなのかもしれない 脚本 ... [続きを読む]

受信: 2009年8月22日 (土) 21時26分

« マンガ感想:秋田書店「プリンセスゴールド」2009年9月号で氷栗優「カンタレラ」連載再開したらしい | トップページ | アニメ感想:バスカッシュ! 21話 »