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2010年10月17日 (日)

韓国純情漫画感想(20101017)読んだ原書あれこれ[20120517追記あり]

★「兒塚」第4巻。ハン・ヘヨン作。POPTOON発行。関連記事はここ

今巻で完結。この作品も連載していた「POPTOON」誌が今年休刊してしまい、雑誌未読の私は果たしてどうなっていたか危ぶんでいたが、読んで見た限りでは、特に打ち切りという感じでもなく、無事に完結しているようだ。このタイトルは、稚児の塚、子供の墓、童の墓、などとでも訳すところか、漢字語だが、中国でも使わない、朝鮮半島独自の単語かもしれない。[20120517追記:兒塚で「ちごつか」と読ませることを知った]
表面上の真相は、マンションを舞台とした人間関係を巡っての、妊婦のサイコな復讐というものであったが、その惨劇に手を貸していたのが迷える子供の霊魂であることを、知っているのは、真犯人と子供の霊が見える女性管理人トンジュだけであった。そして伽藍タウンハウス(※カラムだと思い込んでいたが作中の英字表記がGARAMだった。そしてハングル表記の意味は伽藍という意味深な漢字語だったようだ)を作った会長と秘書トンジュは、入居希望者を面接で選考したのだが、その目的は、子供の霊魂がとり憑いている人々だけを集めて、子供の魂をまとめて鎮めることだった。3巻では、このことを甘かったと後悔していた訳だ(会長は先に亡くなった)。エピローグで、トンジュはタウンハウスの売却を決め、今度は生きている子供の為にリゾートを作ろう、と夢を語って終わる。

過剰なマンガ的記号は一切排して現代生活の心理的恐怖を居住環境と人間関係を通して描いた力作だった。カルト宗教はなぜ発生するかという問題提起については、どうだったかな。これはもう少し作中の子供という存在の意味を読み込んでみないと何とも言えない。

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