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2011年6月10日 (金)

アニメ感想:C #9 collapse(破綻)

いやあ、興奮したなあ。難しい設定というブロガーもいるようだが、実は逆だ。ただでさえ難しい金融経済、ひいては金融工学の世界をここまでビジュアル化したセンスに脱帽した。SFでは、多元宇宙の発生と収束、消滅とか常套的アイディアだが、それを金融経済を寓話化する手段に挿入した手際に脱帽した。これまでのSFアニメでは、SF的アイディア群が、解説説明に終わってビジュアル化出来ずに凡作に終わった作品も少なくない。
世界金融市場の暴落の悪夢がよりセンセーショナルに未来=につながる現在の消滅・転換に具現化する絵作りがインパクト抜群。未来を担保にするというのは、本来、投資の話、将来得もするし大損の場合もあるがあくまで「金」だ。金の「決済」を媒介にして将来はこうなる筈、だろう、という予測の話を、文字通り「今」に持ってきて(=未来を失う)一気に現実を変えることで「決済」をビジュアル化した。驚いた。
「80年代初頭」レベルの経済規模にしては、悲惨過ぎると思った人は色々見落としている、規模は同じでも、イケイケの時代と少子化、失業率上昇、経済成長率鈍化etc 豊かさ実感のない年金大国では、これだけ印象が異なる、ということを一目で見せてくれた。三國はあくまで総体として日本を支えたから80年代初頭レベルというのはあくまで平均値だ。同時に、金融だけのシンガポール、インフラと経済発展の期待大の中国との差でもある。
IMFのエージェントが未来を取り戻そうと言ったが、別に三國が悪なのではない、いくらもっともらしく飾っても結局は博打だ。富の配分における、自由と公平のさじ加減だ。次回公麿とIMFペアのお手並みは必見だ。

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