« アニメ感想:輪るピングドラム #02 | トップページ | 韓国純情漫画感想:読んだ原書あれこれ(20110721) »

2011年7月18日 (月)

アニメ映画感想:トワノクオン 第2章「混沌の蘭舞」

バルド9で今月も配偶者と観た。今月はさすがに冷房が入っていたな。やっぱり泣けちゃうね。以下ネタバレになるけれど・・・
今回の話は、クオンがカオル少年の名前を先に知っていてその名を呼べていれば、救えたかもしれない・・・と観る側に思わせるのがシナリオの意図だったのではないか。カオルへの救いの手が間に合わなかったクオンがラスト「ここならもういじめられないよ」と蘭に向かって呼びかけるのと、先にユリがキリの手をしっかり掴んで「逃げちゃだめよ」と呼びとめる対照が哀しい。
さらに加えて、カオルの語る花の声が聴こえるというのは、本当に花の声、だったのか?、確かに彼は花と合体したけれど・・・キリに彼が語った花の声は、大人が子供に一方的に託す期待と失望の狭間で苦しむ子供の心の痛みそのものだ・・・これもシナリオが意図的に観る側に余韻を残そうとしたのではないか。イプシロンのセリフ「花に人が殺せるのか?」も、カオルの能力が花を通して人を狂わせたのが真相なら、花=子供を生かすも殺すも、人間=大人次第という構図ではなかったか。
泣けちゃうというのは、やはり孤独な超能力者というSF形式で風刺される社会の差別・偏見による孤立、群衆の中の孤独というオーソドックスな構図にだ。古くからあるテーマだが哀しいことに最も今日的なテーマだからね。

|

« アニメ感想:輪るピングドラム #02 | トップページ | 韓国純情漫画感想:読んだ原書あれこれ(20110721) »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174938/52247030

この記事へのトラックバック一覧です: アニメ映画感想:トワノクオン 第2章「混沌の蘭舞」:

« アニメ感想:輪るピングドラム #02 | トップページ | 韓国純情漫画感想:読んだ原書あれこれ(20110721) »