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2011年7月26日 (火)

韓国純情漫画感想:「らぶきょん(궁)」25巻。愛を捨てた時、真の「政治」が始まる

作者(박소희)の知的なタフさには驚嘆した。彼女はまさしく韓国純情漫画の手塚治虫かもしれない。ラブコメの枠組みだけで見れば「また」繰り返しだ。だが、枠内を陰から支えていた「政治」が光り出した。
前巻までで、勝負あった(笑)クライマックスか?とも思ったが、いや、甘い、韓流ドラマはこれからだ、とも予感していた。予感が的中?そんな甘いもんじゃ無い。
作者は実にクールでクレバーだ。以前から、財閥のお嬢さま、ミルが公言していたではないか、ユルを宮中から引き抜いて政界に進出させる、と!。作者は伏線どころか堂々と手札を広げていたのだ。しかしそれはハッピーエンドの為ではなかった。韓流ドラマが行き当たりばったりのハプニングで二転三転させるのとは構成力が違う。※ついでに言えばテレビドラマ版は、ハッピーエンドの為にオリジナル設定の「姉上」を用意した。
24巻までにユルが得た地位と名誉を、25巻では、母親への信頼を失ったとき、愛と共に自ら捨てた。ユルに、お仕着せの地位は似合わない。これまでのユルは全て失った。しかし今度は「捨て」た。愛を捨てた時に始まるのは、「政治」の闘いだったのだ。

愛を乞うチェギョン、愛を捨て政治の闘いに望むユル、その政治の闘いに引きずり込まれ愛を得られないシン。ヒョリン、ユル母の逆襲は?そして純情漫画の中でどこまで政治を描けるのか。まだまだ興味は尽きない。

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