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2011年9月24日 (土)

アニメ映画感想:「マルドゥック・スクランブル 燃焼」

テアトル新宿にて、24日から5:30の回が追加、これを待ちかねていたように、配偶者と行ったのだが意外に、空いていた。そうか、今回のくだりは、アクションでは少なく、カジノでのギャンブル場面がメインだから、全体として地味だったっけ。
原作は、バロットは、カジノで老女性スピナー(ルーレット回す人)との勝負を通じて人生を学ぶ、という場面で、小説なら両者の勝負と対話の叙述でけっこう読ますのだが(にしても、SF小説としてはかなり異色な話だった)それを映像ではどう演出するのか、興味津々だったが、意外と正攻法であった。勿論、繊細な映像とテーブル上のゲームの変化に富んだ動きで飽きさせないが、やはりこの場面を生かしたのは、バロット=林原めぐみとスピナー、ベル・ウィング=藤田淑子、の両演技派の丁々発止の遣り取りが緊張感充分。特に藤田淑子のベル・ウィングが人生の重みを伝えるのはさすが、素晴らしい。
今回も、「有用性」という名目を見出す行動を通して人間存在のアイデンティティの意味を問うテーマは、「楽園」の中でのみ生きる青年とイルカの異形ペアを描くことでさらに、追及されているが、この点は描き方としては、今日的にはもう、SFとしては定石的な描き方かもしれない。この十年位でもSFのビジョンは格段に深化、拡散したということか。

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