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2012年3月10日 (土)

韓国純情漫画感想:박소희=パクソヒ作「らぶきょん(宮=궁)」27巻(新書館)。私は絶対このマンガの日本人扇動者だ。

誰が何と言おうと、私はこのマンガに現代韓国女性の歴史と政治と個人のアイデンティティを代表して背負ってもらう。遂に日本語版翻訳も一先ず完結。現在「WINK」誌(ソウル文化社)に外伝が執筆中なので、これも一冊にまとまって原作本も翻訳本も夏頃には出るだろう。
賛否両論毀誉褒貶ある長期連載マンガだったが、実は、意外に日韓とも批判、不満点は共通なのだ。「繰り返しだ」「グダグダだ」「あのギャグシーンは何だ!」といったところだろう。韓国ではあんなのがウケるのか、と御苦労さまにも批判的感想をアップしている日本人読者の方々、それは韓国人でも同じことをいっています、韓国人と意見が合って嬉しいでしょう?(笑)。
しかも、それでも単行本刊行は27巻のロングランを達成したのも日韓共通。実に喜ばしい日韓共通現象。バンザーイ万歳マンセー(笑)。
それは、さておいても私も上記のような最後まで相変わらずの批判には何度も反論を書いてきたが、また最後に繰り返しておこう。同じ話の繰り返し、グダグダ展開が本当にいけないのなら韓流ドラマブームなど起きっこないのだ。エンターテインメントとは類型をおそれてはならぬのだ(笑)。ギャグシーンの挿入に関しては、そもそも日本には生涯これをやり続けた大家「手塚治虫」がいたではないか。(だから私は、박소희=パク・ソヒは、この点で韓国純情漫画史の手塚治虫的位置付けすらしているのだ)

そして、27巻の二人を宮廷の門の敷居に象徴させたラストシーンはやはり見事だ。박소희=パクソヒは、ここに二人の運命だけではない、特に現代韓国女性の、誰より作者自身の、いまだに歴史と政治を背負わされて個人の自立性に苦悩する現実を象徴させていると信じるし、しかし、その表情が、意外に明るいのは、将来への展望を感じているのだ、とも思っている。

ただし27巻に収録されたインタビュー記事を読むと、作者は精神的にもタフでクールな作家だ、とも再認識している。だから作者に、私は信じています、なんていってもうっちゃられるだけだろう(笑)。おまけとして付け加えておくとパクソヒはハッキリ言って写真映りはよくないが(笑)、実物は本当にスラックスの似合う知的でスマートな美人なのだ。

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