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2012年7月18日 (水)

韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20120718)

「비원의 탑(悲願の塔)」3巻。原作전혜진。漫画최미애。鶴山文化社。2巻の感想はこちら。完結。
金春秋(後の武列王)の三韓統一の夢を祈願する為の9重の木塔建設の為に、百済の阿非知は招請される。使者として百済に赴く父に花郎軍団員として男装して同行したチャミは、阿非知と再会し無事を喜び合う。
新羅に赴いた阿非知は、9重の塔建設に取り掛かる。しかしこの塔が三韓統一を祈願するものであることを知った彼はショックを受け臥せってしまう。チャミは阿非知に詫びつつも、私はそなたに会いたかった、そなたの作る塔を人々に見せたかっただけだと真心を訴え、二人は愛を確かめ合う。
だがそんなチャミに春秋公は、「三韓統一の夢の為に英雄金庾信の妻になって、二人の結びつきをより強める為に尽くせ。お前には三韓統一の夢への道を一番近い所で見せてやりたいのだ。分かってくれ」しかしチャミは、「今までの私なら喜んでそうしたでしょう。でも今の私は、自分の心のままに生きます」と拒絶する。金庾信もそんな彼女をかばい「殿下と共に三韓統一を成し遂げることは私の夢でもあります」とあらためて宣言する。
一方、阿非知はこれが天命と、決意し塔作りに邁進する。しかし、塔が完成したとき、チャミに見送られながらも自ら命を断つ。
展開としては、予想通りの悲恋もの時代劇ドラマのパターンそのものであったし、作画のテクニックはまだ、ぎこちなさが残り、構図や考証、デザインも、もの足りないなど個々の不満もあるが、戦史ではなく、仏塔作りという文化、美術史を舞台にしたメロドラマという趣向は悪くはなかった。

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