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2012年9月30日 (日)

韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20120930)

★「RURE(루어)」17巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社。16巻の感想はここ
海洋沿岸種族の地、ブカイ・ラム篇が続く。ついにシン・ハルとチャ・クン・タマル王子は、「全てのビア族とオファロス族の母」の前で、再開、但しハルは、彼が素性を隠して行商人をしていた時の仮名쿠야(クヤ)と呼び続けている。
今巻では、前回に提示されたビア族とオファロス族の秘密の謎解き篇といった趣だ。これがまたまた己の技量を省みずにそのまま訳したくなるスリリングさだ。
「母」とは、以下、訳して引用
「一人ではない、私の他に7人の母がいる。今度の産卵期は私の番で私が代表しているのだ。われら8人が卵を産んだら一番温かい者が3年間、卵を抱いて孵化させるのだ。孵化して水中に泳ぎ出ればオファロス、水の外に歩み出ればビア族となる。」引用終わり。
では、何故タマル王子は、「母」のことを知っていたのか。今度は、族長アキの双子の妹、女子供を守る呪術師アキにタマルが語る。以下訳して引用。
「(オファロスの)「巣」はオレの先祖が作ったものではない。「母」の家をもう少し強化してやったに過ぎん。それ以前にも巣は存在した。海鳥のように小さな巣が集まり「根」を成していた。魔獣の力にも弱かった。伝承によれば、卵の安全を脅かされた母達は、先祖に助けを請い、先祖は、巣を一つに集めて共同育児に適した巨大な要塞のような巣を作りだした。」引用終わり。
さらにさらに、一方、ビア族の戦の総大将、チャイズ・オグランタは、妹の風術師、ユマイであるピアタルと何やらもめている。以下訳して引用。
「パイルの王族は、油断ならぬ。奴らは怪物だ。特に皇太子はパイルの全ての秘儀を受け継ぐ唯一の伝承者。奴らの秘儀は翼族がいた太古までさかのぼる。我らビア族は、ただ一度奴らの秘儀を受け入れた。かくして出来たのが、ビア族の故郷メンガラー。メンガラーは最初はただの珊瑚礁だった。ビア族もオファロスと変わりない野蛮人だった。こんなビア族のところにパイルの初代チャ・クンが訪ねてきた。奴はサンゴ礁に過ぎなかったメンガラーを大きな島に作り変えて母の巣と連結させた。おかげでビア族は初めて成人式で死なずに地上に出られた。そして今日の繁栄を築きあげたのだ。8家門の首長達だけが知る秘密である我らの歴史。砂漠の辺境に過ぎないパイルを何故、ワン・ウィライのような大国が警戒するのか?奴らの歴史にも我らのような歴史がある、ということだ。パイルは、滅亡させてはならず、繁栄させるのもならぬ。今のように砂漠の辺境にひっそりと眠らせておかねばならぬ。」引用終わり。
ストーリーとしては、本質的には(前巻の私のツッコミのようにハルではなく)弱小勢力、パイルのチャ・クン・タマル王子を巡ってこの世界は回っていたのだ!ジャーン!と衝撃のBGMが連発しそうな場面ばかりだった。

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