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2012年11月13日 (火)

韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20121113)

★「인형가(人形歌)」5巻(完結)。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。4巻の感想はこちら
三(産)神に操を捧げた九尾狐(クミホ)は、妓楼に戻り、結界を張り直し、当面の危機は免れた。そしてまた、明かされた事実は、十年前、人形ウイ(우희)は、梅の木の鬼神(名前はキヒョン)が、自分の小枝から作り出し命を彼女に分け与えることで、彼女は生かされている、と三(産)神は告げていたのだ。キヒョンを生かすには、ウイが命を絶つか、彼の元を離れるか、だ、どちらにしてもウイは死ぬが。故に、ウイは青年(こちらの名前はシンウ)と逃げようとした。人の村に入った後もウイは十年間、できるだけ部屋の中に閉じこもり、キヒョンが命を彼女のために余計に消耗しないようにしていたというのだ。そして今、あらためてウイはシンウに依頼する、十五夜の梅の木祭りの時に、自分の命を絶ってくれ、と。そうとは知らぬキヒョンは、自分の最後の命を振り絞って、ウイがシンウと共に生きられるように人間に生まれ変わらせてやると決意するのだが。
十五夜の晩、巫堂(ムーダン)少女ナリの祭司で祭礼が始まる。ウイの頼み通り、シンウがウイの命を断つ。ウイは「キヒョン、私は愛する人の命を奪ってまで生きていたくはありません。貴方を愛しています」と。村も村人も消えていく、皆、キヒョンがウイの為に生かし続けていた死人だったのだ。
村を出たシンウは、伝える「梅の木村には何もありませんでした。ただ、紅い花の咲く梅の木と、それをかばい懐かしむ歌声のような風が吹くだけでした。」
作者後記によると、三(産)神と九尾狐、ナリとその師匠(実は三神の兄で予知の力がある)達には別の物語があるとのこと。またこの作者の新作を読んでみたい、と思わせる技量は十分にあった。

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