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2013年1月 5日 (土)

韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20130105)

★「CIEL The Last Autumn Story(シエル)」20巻。イム・ジュヨン(임주연)大元CI社。
前巻はこちら。今巻は主にジャニュアリーとドーターの数奇な冒険と試練篇といったところか。
19巻で拷問を受けたジャニュアリーは、今度は、死刑囚ばかりで構成された兵士部隊の隊長にされてバンパイアや魔獣を封じた辺境の魔城に派遣される。この部隊、バンパイアを封じておくための実質的な生贄。国王の目的は、ジャニュアリーに自らの力を使わざるを得ない状態に追い詰めることだった。それでもジャニュアリーは知恵の限りを尽くして、兵士らを指揮して生き残りをかけて闘う。バンパイアにもかなり犠牲者を出しつつも、最後まで生き残ったジャニュアリーに、吸血鬼は彼を殺してバンパイアにする代わりに・・・。
一方、いきなり時間跳躍に巻き込まれたドーター。連れ去った少女ルスチカ(루스티카)は、ドーターの妹だというのだ、ドーターは元は女だったがクロヒテンの力で男として生まれ変わったのだが(この件は10巻辺りで描かれた)、元々姉妹ともクロヒテンの子供だというのだ。つまり元の元(※こんな書き方してたのでややこしくなった)は、魔獣だったことを意味する。ルスチカがいかなるいきさつで現れたのかは説明されないが、時間跳躍でいきついた先で、ドーターは、自分の魔獣姿を見せられ、魔獣だったドーターはドラゴンによる危機を避けて自らの力で時空を跳躍した、とルスチカは語る。そして少女の形に姿を変え娼館の下働き娘に育てられた。何かを悟ったようにルスチカは去り、残されたドーターは自分の時間跳躍の力を自覚して、独りで時間跳躍を開始する・・・。
さらに他方、国中の名だたる魔法師を集めた訓練が催される、しかし国王はここでミスを犯した。開催地は、上記の魔城の目と鼻の先だったことを後から知ったのだ。そこにはかつてイビエンと共に活躍したファミリア、ユディスとイクリーチェもいた。そしてその目前に、ジャニュアリーを探してイビエンが現れた。
そのイビエンが連れていた少女シェリーは、イビエンから彼女に付きまとっていた地竜に預けられ、ふとしたことから地竜の真の名前が「モリアティ(모리아티)」であることを知った。これで地竜はシェリーに迂闊に手が出せなくなった。

Ciel20


★「CIEL(씨엘) The Last Autumn Story(シエル)」21巻。イム・ジュヨン(임주연)大元CI社。
こちらの作者後記では、「編集部のおかげで23巻分まで完結を延長してもらった。己の限界を超えた力を駆使して描き上げる」と、決意宣言!
ジャニュアリーを追って出現したイビエンは、立ち塞がる魔法師達も魔城のパンパイア達も一蹴した。さらにドーターも時間跳躍の果てにジャニュアリーの前に出現出来た。しかしジャニュアリーは、吸血鬼によって毒を盛られてか?命の代わりに視力を奪われていた。それが彼にとって死んでバンパイアになるより辛い運命だと判断したのだ。
そこへ遂に城の囲みをぶち破り、遂にイビエンがジャニュアリーの目前に現れた。イビエンは「自分の名を呼んで(完全に殺して)くれればいい」と、だが、ジャニュアリーが自分の力を行使することを望まないことを知るドーターはこれをとっさの機知で妨害する「オレはクロヒテンの媒体だ」と。その名を出されて動揺したイビエンは再び身を隠す。
一方国王に付いている謎の魔人(魔法師?)は、イビエンの目的がジャニュアリーの力で死ぬことだと気づく、すなわち
「全てを殺せる剣は、誰も殺せない者(=ジャニュアリー)の中に」
「何物でも満たせない=全てに勝てる力に満ちた=杯は、何も望まない者(=イビエン)の中に」
「各々が必要となる日まで一番安全な場所に!」
イビエンが死んでくれるなら好都合ではないかと考える国王に対して、二人を遭わせた時の予測不能な事態を危惧した謎の男は、密かに自分の師を召喚するのだが、これが、少女シェリーを連れた地竜モリアティだった。地竜はシェリーをこの謎の男に預け、男は、何かを地竜に依頼する・・・。
イビエンの惨殺からたった一人生き残ったイグリーチェは、ファミリアのユディスに語る。イビエンは何故、インフィニティの力を抑えず、皆殺しにするのか。彼女が自分の意思で「選択」をすれば、インフィニティの力を制御できることを他人に知られ、その力を利用しようとする者たちが現れるからだ、と。
ジャニュアリーは今度は王都シエラの王宮内の塔に幽閉される、ここは出入り口がない、魔法の塔だ。ここには、以前に出たことがある双子の魔法師少女たちの五年後の姿も既にあった。そしてシェリーもここに送られた。
再び、ジャニュアリーを追って、イビエンは変装して王宮内の王女の誕生パーティに潜入したが、ここでクロヒテンに再会してしまった。「私があなたに夢中になったせいでラリーを死なせてしまった。でも、きいておきたいの。あなたは、少しは私を愛していた?」クロヒテンは「いや、愛してはいなかった」竜は純粋な種族、ウソをつけば大きな傷をうける、という。この瞬間、世界の魔獣や竜がクロヒテンの身に起きた何かに動揺する。そしてクロヒテンは、変身してしまった。黒い翼の生えた文字通りの黒い天使、黒クロヒテンになってしまった(ヤマ場だったが、一寸笑いも誘われた)。ここに付けられている章名が「魔王クロヒテンとアースドラゴン」
果たしてクロヒテンは竜から魔獣に変わってしまったのか?

Ciel21

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