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2013年1月 3日 (木)

映画感想:原作よしながふみ 男女逆転「大奥~永遠~『右衛門佐・綱吉篇』」

東宝シネマ府中で、本日配偶者と観た。いいねえ。原作通りで、役者の演技のいい味。そして衣装の華やかさと独創的なデザイン。堺雅人出過ぎだ、とはいつも思うけれど、観てしまうとやはり比類ない表現力。映画という短い尺の中で、若い男の野望から円熟の境地、さらに老成まで、生涯をかけた愛と憎悪をも表現し切る変幻自在さ。対する菅野美穂もこれに綱吉という大役で向こうを張った。西田敏行は終始ユーモラスに演じたが、私が観ていた場内では、西田の演技の度に、(不愉快な)笑い声を挙げていた人が、徐々にこれが無くなっていった。ストーリーと老いが進むと滑稽が哀れに変化していくのだった。柳沢吉保役の尾野真千子も印象的。原作の脚色もエピソードを欲張らずに絞り込んだのがいい。殿中松の廊下を入れたら収まらなかったかもしれないからね。
とにかく全篇、よしながふみ版大奥のいいところは、男女逆転になることで最新の歴史解釈の中でありながら政治の云々(笑)から抽出された愛と憎悪の葛藤が映えることだ。映画でもそれは十分に表わされていた。

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