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2013年9月 8日 (日)

韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20130908)

「월흔(月痕)」3巻。유시진(ユ・シジン)作。SKネットワークスインターネット発行。1巻2巻の感想も乞参照。
人間の認識の隙間に生きる少女リュ(ユ)・イドゥン(류이든)のエピソード2。今回も謎の伏線めいたプロローグは、最後まで続きが描かれず、次巻に持ち越し(と思う?)。本篇?は、イドゥンの弟キリム(기림)の話。キリムは認識の隙間にいる存在ではない。年子の弟だが双子の姉弟のように振舞っている。この弟の問題点は、人に共感ができない(他人だけでない、家族とも)、感情はあるのだが、あらかじめ決めた予定、規則、約束が維持されることが一番大事で、相手の不測の事態で予定が変わること等、万事において「変化」を嫌う。その変化の最たるものとして他人の表情を好まない。この為に家庭内でも学校でも度々軋轢を引き起こす。これを何とかしたいと小学生時代から現在(※高校か中学かイマイチよく分からない、2巻までとの時系列も前後の確証がない)まで心を砕くイドゥンだが、上手くいかない。
一方で彼女自身の認識の隙間に生きる身についても悩み続けている(※父母には問題なく認識されているのだが、これもイドゥンが認識させているだけのようにも見えるし、でもそうすると彼女が生まれた時はどうなっていたのか?等未だ不明)。
そして、同様に認識の隙間に生きている知人の一人、外見はパンク・ロック姿?の青年로월(ロウォル)のアイディアで、他人にイドゥンを思い通りに認識させる訓練の実習をうけてみる(かなり相手の目前で意識的に対話を仕掛ければ、相手もイドゥンを認識できるのだが、この距離感を正確に把握しもっと自由自在に制御したいらしい)。しかしやはりうまくいかない。
さらにロウォルは、사냥꾼(=猟師)という、認識の隙間に生きる自分達を人間の敵とみなし、抹殺しようと探し回っている連中がいる、という妙な話を聴かせる。イドゥンも読者も煙に巻かれるばかりだ(苦笑)。
10年来の知り合いである公園のベンチにいつもいる中年男(イドゥンは仮に、B、と呼んでいる)の会話もあいまいな内容ばかりだし外見は変化なしで未だにイドゥンにとっても我々読者にとっても謎の存在。
これがインターネットの純情漫画雑誌サイト(ウェブマガジン)「MINT」に連載されているのだからまったく漫画の存在自体が特異だ。

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