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2013年10月23日 (水)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20131023)

「nocturne(ノクターン)」第7巻(大元CI)。作者パク・ウナ(박은아)第6巻の感想はここ。少女ユーリ(유리)も中学生に成長し、学校から김도욱(キム・トウク)に呼び出しがかかり、適性試験(そういう制度が韓国にはあるらしい)の結果が伝えられ先生と進路相談が行われた。体育と美術が得意だというのだ。その時、グラウンドを走るユーリの肢体は、背も足もすらりとしてきれいになっていた。
一方でポムとの友達づきあいも続いている。ポムは中学卒業後、上の学校に行っていなかったが、一年遅れで高校へ入った。以前から知り合いだった近所の青年が教師になっていて、ポムの母親に強く勧めたからだ。
以前ほど、トウクに甘えなくなったユーリだが、思春期に入り、己の感情を持て余し始めた。進路の話から、成人までの後見人としてのトウクの役割が終わりに近づいたことを意識させられたのだ。
ここでのユーリの陸上走は、言うまでもなく進路というより生き方そのものであり、走る方向、速度=生き方が、トウクと離れていくことを象徴している。それを自覚したユーリは動揺し、結果的に脚を痛めて、陸上を諦めた。まさに大人になる=トウクとの離別を拒絶するかのように。
内心の葛藤を強めるユーリに対し、相変わらず表情に乏しいトウク(読者にも感情がつかみにくい)との関係の方向が読者に予想がつかず、静かな緊張感が緩むことなく作品全体に満ちているかのようだ。

Nocturn7

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