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2013年11月21日 (木)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20131121)

「안티 레이디(Anti Lady = アンチ・レディ)」7巻。ユン・チウン(윤지운)(ソウル文化社)。6巻の感想はこちら
今回はリアルにキツい、痛い・・・。これまでのエピソードは、ヒロイン、チョン・イウォン(정이원)内心の葛藤の心理描写を巧みなモノローグで、微妙な表情の変化を繊細なタッチで、若いOLの陰影に富んだ等身大の姿を描いていたのだが、それらをイウォンの喜怒哀楽にあふれたコメディで覆っていたので笑えた。
しかし、前巻の「MT」で初登場していた、キム・サンホン(김상헌)税理士の恩師かなんかの娘が出ずっぱりでトーンが変わった。ハッキリ言って「生意気な」お嬢さんなんだが、ただでさえ喜怒哀楽がはっきりしているイウォンと対照的に、とにかく無表情。この「お嬢」の冷めた表情と無神経な物言い・・・それらが一瞬、微妙に変化するのをイウォンの視線がとらえると、イウォンは自分が冷笑されているように感じられるのだ。
これで、すっかりイウォンは自分の気分も、サンホンさんとの関係もかき乱された。これが本当にリアルにハードで等身大(?)の痛々しさ。
しかし同時に、読者から見れば、これはイウォン自身が、己のコンプレックスを、お嬢の無表情を鏡にして、一方的に自嘲しているだけではないのか?とも思わせるように巧みに描写されている。日本人読者である私から見れば、たかが世間知らずの小娘じゃないか、気にするなイウォンさん!と声をかけてやりたくなる(苦笑)。
さらに、このお嬢の無表情さ。深読みするなら、「共感」が全く欠けているのかもしれない。はたしてコメディドラマに戻れるのか、サイコへの布石か?

Antilady7

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