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2014年1月20日 (月)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20140120)

「今日は朝鮮、漢陽で(오늘은 조선 한양에서・・・)」全3巻。원혜정(ウォン・ヒェジョン)作。大元CI社。
新人作家の初連載(月刊「ISSUE(イシュー)」誌)を、完結後に単行本全3巻を同時に出版するという破格というか、まとめて売り上げるつもりなのか、出版意図がよく分からない試み(案外、出版当事者も、ウェブトゥーン全盛期のなか、試行錯誤中なのかもしれない)。
作者の後書きによると、元々時代ものを嗜好しているというから、今後も時代もので期待できそうだ。
ストーリーとしては、未来から研究の為にタイムトラベルしてきた女子学生(と推定)が持参した歴史書を朝鮮王朝時代のある王族の一人に奪われ悪用され、歴史が歪んでしまったせいで、未来への帰還のルートが閉ざされてしまった。田舎の謎の名医として過ごしていたが、本来、王となる筈の一族だけが暗殺されていることを知り、その魔の手が彼女自身にも及んで来たのを機に、その時代の人々の協力を得て、最後に残った、王子の生存に一縷の望みをかけて、歴史の修正=帰還ルートの再開通、を図る冒険を描いた。
すれっからしの読者(笑)が読んだら、先の展開は読めてしまうし、登場人物間の愛憎の葛藤ドラマも食い足りないが、新人としてはかなり達者な描きっぷりなので、十分楽しめたし、課題は次作に期待したい。クライマックスの、暗殺の首謀者である王の独白がなかなか良かったので、私の拙訳を試みる(恥)。
「世子(国王の子で、次代の王として正式に認められた者。皇子)になれなかった王子は・・・陽の当たらぬ立場だ。部屋に閉じこもり書ばかり読んでいてもある日謀反の罪を着せられあっという間に首が飛ぶ王子の人生と・・・邸の外に出るたび不安にとらわれる君(※この場合は王の庶子ぐらい)の身分。書に親しめば王座を狙う罪人になり、世の中に親しめば民心を乱す罪人になる。何もしないで息だけしている無意味な生のみが許されるのが王位につけなかった王子の人生だ」

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