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2014年2月11日 (火)

アニメ映画感想:劇場版 Tigar & Bunny The Rising(タイガー&バニー ザ・ライジング)

東宝シネマ府中で配偶者と観てきた。映画予告篇には、千葉繁氏による?実写版パトレイバーの予告や、来週からの「モーレツ宇宙海賊」の予告も入っていた。劇場の映画予告編を邪魔に思う人もいるが、私は、映画予告篇が色々楽しみだ。予告篇でつまらなそうな映画ってめったにないから。
さて、本篇・・・の前に週替わりとかいう、キャラ紹介短編も入っていて今日はファイヤーエンブレムだった。BLやDVDには全部入れてくれよ。
で、盛りだくさんの要素いっぱいで面白かった。先ずつくづくサラリーマンものだなあ、とこれは身に沁みた(後でパンフを見たら本当にヒーローサラリーマンものです、と書いてあった)。私も一度リストラされた人間だし、今も定年まで持つかどうか分からない、次の収入源は、警備員ぐらいしかないだろう、それさえ、工事現場勤務に体と精神がついていけるかどうか不安だし。ロートルどころかリストラ要員扱いの虎徹の状況にリアルに我が身を置き換えて見ていた。故に、この映画は、一度挫折したサラリーマンの復活劇でもある。
意外な活躍はファイヤーエンブレム、今時の心理分析ドラマを演じたのには驚いた。そこからの見事な復活(そこに一役買ったドラゴン・キッドのセリフはジーンときた)、「男は度胸、女は愛嬌、オカマは最強よ!」はオカマは男と女のいいところを併せ持った存在としての名台詞だと喝采を送りたいが、これって欧米では受け入れてくれるのかなあ、日本のオカマ文化?を同性愛者を笑いものにしている、と受け取られたら悲しいなあ。もっとも進歩的な論者は、同性愛を特別に強調するのではなく、自然に描いてないから遅れている、というかもしれないが。
他にも大勢のレギュラーキャラ個々のドラマは個別に観れば、老若男女のオーソドックスなアイデンティティの悩みなんだけれど、これらをきちんと描き分けた上でしかもストーリー展開上も流れを止めず、一本の映画の中でちゃんとつながっていく構成には飽きずに期待感を裏切られなかった。桂正和のリアルでどっちかというとアメコミ趣味なキャラデザと対照的に、新しいとか特殊な主張や感性ではなく、むしろ大衆向け人情喜劇だ。
敵役も、レギュラーに匹敵する存在感、個性があって見応えがあった。動機も金や権力ではなく、それらに対する復讐劇で、感情移入しやすい。しかも終わってみれば、だれも人を殺していない、死んでいないので、この手の正義に対する偽善、罪と罰という問題を巧くかわしている。意外にしたたかな話作り?。
BL人気から人情ドラマ、サラリーマンもの、スーパーヒーローアクション、等と観ていくときりがない程、つまりこれほど万人向けなアニメもそうはない。
敢えて二つ気になったことを言えば、折紙が何に擬態したか、想像はつくけれど見たところでは分かりにくかったのと、カリーナ・ライル(ブルー・ローズ)がネイサン(ファイヤー)を冷やしていたが、あれ、彼女に任せっぱなしにして、ファイヤーがあのままだったらホントにどうするつもりだったんだ?

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