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2014年4月 5日 (土)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20140405)

「혼담별곡(=婚談別曲)」1巻。조민영(チョ・ミニョン)作。鶴山文化社(학산문화사)。前作「신난다」の作者の新作。私が今一番、苦心して読んでいる作品(笑)。前作から何故か、この作者の作品の所謂、ネームが、スッと頭に入って来ない。私の語学力の所為か、固有語多様の所為か、単なる相性か。それでも作風も技術も見逃したいタイプには思えない。私のカンが惹きつけられてほっとけないのだ(手前のカンなど知るかってか?)。
プロローグの設定は、架空の?朝鮮王朝時代、都(御城下)に「老処女」と呼ばれる三人の未婚女性が話題になっていた30代二人と20代一人。都のあらゆる商売の仲介業の大元締めとして辣腕をふるい権勢を誇る女傑「鷹氏女人」(매씨여인=「鷹」女史、いっそ鷹婦人とでもいうべきか?)。領議政コン・チェム(권재무)の二女コン・イネ(권인애)。そして都の金融を握るソン・インミョン(송인명)の末娘ソン・ナキョン(송낙연)は婚談を申し入れてきた男には無理難題を出して愚弄する。
都ではこの三女が有名故に、影響を受けて未婚の女性が増えつつある。そこで、「結婚仲介会社(=중매회사=日本で言えば結婚あっせん業者ぐらいか)」なる商売も増加中だとか。これは国の大事だと朝廷は、この三人を各々結婚させた仲介業者には、支援金を出すという御触書を出した。
※「老処女」とはえげつない言葉だが、元々未婚のいわゆる「年増」を指してこう呼んでいたらしい、さすがに今では、使われないらしいが、時代劇故だ。しかし、宮中が名指しで民間人?の結婚あっせんを奨励する?っていう設定は、なんともぶっとんでる?。
そこで登場するヒロインが単身でこの結婚仲介業者を名乗る、ペク・ヨンシル(백연실)だ。一人とはいっても、妙に人脈がある。相棒は、左捕庁(좌포청)のコン部長(コン・イネの弟)、美形で女達に人気がある有名人だが、ヨンシルとはよくもめる。そのコン部長とコン・イネの幼馴染でやはり名家の御曹司、気弱だが誠実なパク・ソンオ(박성오)。王族の外戚で身分はあるが中途半端な立場らしくて嫁き遅れている宮廷や名家の事情に通じている耳年増の女性。さらにコン・イネのかつての婚約者ソン・チウン(송지운)、ソン・インミョンの息子(つまりソン・ナキョンの兄)だが金の為ならなんでもする父と違い実直な人物だ。
コン部長から見たヨンシルは、二年前突然、都に現れ、平民にしては、教養も人脈もある謎の女だ。ヨンシルの語る所では『女は生まれると父に従い、結婚後は夫に従い、夫が死んだら息子に従うもの。この三人の中で選択できるのは夫だけ。だけど選択の機会さえ与えられない。だから私が助けてあげたいの。女が愛し望んで幸せな婚姻が出来るように。』
そのヨンシルは、特にコン・イネの縁談をまとめると宣言し、すったもんだしながらも、パク・ソンオとコン・イネが婚約に至るまでに成功する。
実は、ペク・ヨンシルが、ソン・インミョンの娘、つまりソン・チウンの妹、ソン・ナキョンなのだ。
※なんともややこしいが、この姻戚関係の濃さ、束縛、こだわりを巡る葛藤は、現代の日本人から見るとさすがに理解しにくいが、韓国社会の物語作りの重要な要素だと私は思う。
一方、コン部長は、親友パク・ソンオを愚弄した、ソン・ナキョンに求婚すると宣言する。どうやら彼女の提示する難題に挑み、親友の仇をとり、ソン・インミョンの悪辣さを暴こうという狙いのようだ。
ところが、ソン・ナキョンが求婚者に難題を提示するという行為は、ヨンシルが、下女を秘かに自分=ソン・ナキョンの替え玉にしてやらせていたのだ。父親が娘を使って名家の御曹司達に恥をかかせていることに抵抗していたらしい。これと市井で結婚仲介業をしていたことが父親にばれて、下女の命と引き換えに、ヨンシルに代わりを命じる。
さあ、御簾越しにコン部長とヨンシルの問答が始まる。二人の運命はいかに、というのが一巻まで。
※このややこしいドラマ背景を私の語学力で理解するまでに、単行本の先を行く純情漫画誌「PARTY」の掲載分まで含めて何度読み直したか(苦笑)。

Konndannbetukyoku1


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