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2014年5月27日 (火)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20140527)

「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」4巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。3巻の感想はこちら。※今巻には初版特典として、オリジナルドラマCDが挟み込まれていた。しかし、CDを紙ジャケ入りとはいえ、本に挟んで送ってくるとはなあ、よく痛まなかったな。
ライスル侯爵夫人(イグレイン)を城に招いての接待は続く。夜のダンスパーティでは、オルテーズは人々とダンスに興じながら頭の中では、聡明な考察を始める。身の程を考えずに訳してみよう。
「イグレインは、何故アシアスを拒んだのかしら。初めて聞いた時から分からなかった。(中略)あ、順序が逆だったら。侯爵夫人が先ではなく、国王の目に留まったのが先。国王の目についた所為で、侯爵夫人になれたのだったら。では、国王の目についたのと、アシアスの求婚を拒んだのと、どちらが、先だったのか。どっちが先でも、アシアスは勇敢だった。アシアスは勇敢で、イグレインは可憐で、オルテーズは運が良かったのね。オルテーズだけ運が良かった。」
この間、漫画は、ダンスパーティの様子が何ページも、何カットも続いている、漫画的な擬音、擬態の記号表現はほとんどなく。まるで音のない世界に、オルテーズのモノローグだけが絵に重なるかのようだ。パーティの主宰として接待するオルテーズが実は内省し続けていることが効果的に表れている。
この後、アシアスと二人きりになったオルテーズは、こう言うのだ。
「私は全て持っているわ」そしてまたモノローグに入る。自分が如何に多くを持っているかを延々と。そして最後に、(私達は、上手く生きるわ。いいえ、私は上手く生きるわ。)と締め括る。
しかし、これが読者には嫌味に見えない。むしろ堂々と気高く、けなげで潔く、という好ましい印象をうけるのだ(その筈だ?)。
ライスル夫人の帰還後、今度は、オルテーズの故郷テサ領への里帰りの旅程となる。アシアスを連れ、近衛騎士団を護衛にして馬車の旅。ここで遂に事件発生。森の中で、山賊に不意打ちを食らい、誘拐されかかった。何とか見つからずに済んだが、このトラブルでアシアスとオルテーズは二人だけで森を抜け、田舎を二人だけで徒歩の旅をすることになった、というところまで。
※表紙見返しの作者の言葉によると、パーティのエキストラを描く以上に、この馬車の馬具(轡など)は構造が複雑で描くのが大変なんだそうな(笑)。しかし読者というのは気楽なもんで漫画を見てもそれほど馬具が描きこまれているようには見えない。プロ漫画家というのは素人には見えない細部に全力を注いでいる?ということか

Ferua4

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