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2014年6月 6日 (金)

韓国の漫画 韓国純情漫画感想:最近読んだ原書あれこれ(20140606)

「밤을 걷는 선비」(夜を駆けるソンビ)」7巻(ソウル文化社)。原作조주희(チョ・ジュイ)。作画担当は한승희(ハン・スンヒ)。6巻の記事はこちら
もはや、決まり前説?だが、ゾンビではない。ソンビとは日本では士大夫ともいう、在野の地主で教養人、人格者でもある名士とか名家の旦那のこと。
前巻ラストの清国?から朝鮮国王に黒尽くめの密使の一行?の駕籠の中にいたのは、例の連続惨殺事件のバンパイアだった。これまた例の宮廷から派遣された虎狩り隊の青年が血の匂いに感づいたが、またしても怪力と敏捷さ、跳躍力で逃亡した。
またしてもこの場に出くわしてしまった男装の娘、책쾌(本の行商人)양성(ヤンソン)は、この虎狩りの青年から自分に手配が出ていることを知らされ、身を隠す為に、男装を解き、女性の姿に戻って城下を抜け出す。
一方、バンパイアに惨殺された妓女(キーセン)、수향(スヒャン)の遺体は、ソンビが持ち去るが、やはりバンパイアとして甦った、ソンビは彼女を匿い、血を求めて暴れようとする彼女を懸命にいさめようとするのだが・・・。
逃亡したパンパイアは、年老いた朝鮮国王の前に現れた(※この国王、英祖でほぼ決まりだろう。有名だし、近頃は解説も多いので、私の知ったかぶりは省略)。この二人の会話から判明した驚くべき王朝裏面史!。代々王にのみ伝えられる秘密とは・・・宮には妖怪が一匹いる。人間の血を与えて命じろ、さすれば何でも言う通りにする、と。つまりこのパンパイア、朝鮮王朝の初代国王、太祖(李成桂=イ・ソンゲ)の頃からずっと暗殺担当?という訳だ。そして英祖の王子、사도세자(思悼世子=サドセジャ)は(清国で?)バンパイアに殺されてバンパイアとして甦ったから、あのむごいエピソードにつながったのだ。さらに英祖は秘密を絶対に守る為、これに関わった宮廷人を謀反を企てたとかの汚名を着せて、片っ端から皆殺しにしたのだ。つまり、ヤンソンの父兄達もこれに巻き込まれたと思われる。
とまあ、今巻の見所は、ついにホラーならではの歴史の大仕掛けが登場(笑)、女の姿に戻ったヤンソンの美女っぷり(笑)、そして人間の血に飢えた悪鬼となったスヒャンを懸命に抑えようとするソンビの哀れみ。歯を食いしばり力の限り抑えつけても、幼女の頃から知る彼女を傷つけられない、前巻までの、彼を心から慕っていたスヒャンの一途さを見ている読者は、涙を禁じえない筈(?)。

Yoruwokakerusonbi7

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