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2014年7月27日 (日)

アニメ映画感想:思い出のマーニー

本日、配偶者とTOHOシネマ府中で、夜の回を選んでみた、狙い通り、ガラガラでじっくりと観られた。(以下、原作共々、ネタバレの可能性あり)
原作を読むと、何故これが、今日のアニメとしてセレクトされたか、見当はついた。昔のイギリス家庭ではおそらく?、決して珍しい訳ではなかった(?)、親から愛されなかった子、自分の子と理解し合えなかった親、といった家庭の光景が、現代日本の孤独、家庭の疎外感、ネグレクト、といった諸問題として、時を経て違った意味でリアルな内容となったからだ。だから原作のマーニーの人生はよく考えるとかなりヘビーなのだ。
予告篇を観た段階では、やや揶揄的に「アナ雪」と「日米近親百合競演」と称したのだが、本篇を観ると、真面目な話、若い米林監督は、百合を愛好する人々と、共感しあえるんだなあ、とうらやましくさえ思った。
宮崎駿と比べると線が細い印象だが、これも真面目な話、表現が繊細だ。原作を読んだ上でアニメを観るとマーニーの安奈への態度が、特に林の中での、彼女の打ち明け話以降、孫をいたわるものになっていることをうかがわせる。そう見てると、このおじさんもマジでマーニーの視点で涙が出た。
基本的に、原作と同じストーリー、セリフも同じだが、ドライな原作小説と異なり、情感に満ちた描写でマーニーや安奈に、感情移入し、後半涙が止まらなかった。
特に、私的には、岩波版の翻訳のセリフ「あんたは、あんたにしか見えない」がアニメでは信子の「普通なんて無理、あんたは(以下略)」と実に効果的に、脚色されていて、印象的。これほどに、重い意味をもつとは予想もしていなくて、驚いたほどだった。「信子」はただの意地悪な子ではなく大人だったねえ。

い絵映画

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