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2015年5月10日 (日)

韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:余話:韓国長編アニメーション感想「ウリビョル1号とまだら牛」(20150510)

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渋谷の東急近くのビルの1階にある「アップリンク・ファクトリー」というインディーズイベントスペース(渋谷は久し振りで場所が分からなくて苦労した)で開催された「花開くコリア・アニメーション2015」に配偶者と観にいったのは原題が「우리별일호와 얼룩소」英語タイトルが「The Satellite Girl and Milk Cow」。
パンフの解説を読んで思い出したのだが、以前、東京都が主催する世界のアニメのバイヤーが集まる国際アニメ祭で韓国のインディーズアニメの出典ブースに流れていた宣伝映像に自動販売機になってしまった男の恋というなんとも妙な作品が流れていた。
これを作ったアニメーターの最新長篇であり昨年ロードショー公開された初の一般商業作品だ。日本では地域のアニメーション映画祭等でのみ上映され一般公開されなかった。
確かに奇妙な作品だ。何が原因か、失恋した人間は二本足で立つ動物に変身してしまい、ドラム缶にロボット手足がくっついたような「黒い怪物」がこれを狩り食ってしまうし、一方でこの動物人間?の肝臓を狩って闇取引する人間がいるし、「森の妖精」は、トイレットペーパーになってしまっているし、韓国初の研究目的の朝鮮半島観測衛星ウリビョル一号は、機能停止後、歌手を目指す男子大学生の歌声で目覚め、地上へ墜落すると何故か女の子の姿に変身してしまうし、その男子学生は失恋した所為で牛に変身してしまい黒い怪物と肝臓狩りの人間に追われているし、そして二人は出会い恋をし、二人の愛の力は黒い怪物に打ち勝ち、彼は人間に戻り、ウリビョル一号は女の子の姿のまま、森の妖精もトイレットペーパーのままで彼と一緒に暮らしている・・・という話。
とにかく因果革命の説明は一切なし、「絵」はむしろ大衆向けで芸術臭とか前衛臭とかは全然ない。
上記の他にも細部に妙な描写があってなんでそうなるのか分からないまま、ほのぼのと(笑)した気分で観ながら終わってしまった。
確かに韓国のアニメーションや漫画のお笑いシーンは全体的に、日本の感覚よりも不条理、ドタバタ、下ネタ、誇張が濃いし、理屈・説明抜きが多い。でもこれは、そういうことよりは監督チャン・ヒョンユンの作家性、資質によるものだろう。
むしろ今の日本のアニメファンが、世界観が何だ、展開の必然性がどうだ、と理屈っぽくて型にハマった作品ばかりを求め、自分の分からないものを「観る」という冒険をしていない、観客としての許容量が狭くなり過ぎているのかもしれない。

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