« 韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160619) | トップページ | シネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」感想=現代日本政治への警告 »

2016年6月19日 (日)

韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160619その2)

Sinjyosei2「신여성(新女性)」2巻。변양아(ピョン・ヤンア)作。ソウル文化社。WEBマガジン「WINK」誌で、新人作家の初連載作。1巻の記事はこちら。2巻単行本の帯の宣伝コピーを拙訳してみると
「激動の1928年、同年代の少女達の[左衝右突]成長期!」
この「左衝右突」何事にもなりふり構わず、体当たりでぶつかっていく意味で、訳すときは「体当たり」でもよさそうだし、七転八倒、右往左往などもあてはまりそうだ。
日帝支配下の京城(※日本植民地下のソウル)の女学校に入学し寄宿舎生活に入った名家の泣き虫のお嬢、민덕요(ミン・ドギョ)と、その身の回りの世話をする侍女、최영랑(チェ・ヨンラン)の奮戦記。
漫画のテクニックより次々と登場する風俗の描写の興味深さで現代韓国人は言うに及ばず、日本人には尚更興味深い内容だ。
2巻で登場する描写の例では、
痛い場面としては、国語(と称して日本語)の先生がヨンランに反省室で鞭で背中を打つ体罰を平然と行う(制服の上からだけど入浴中に背中に傷が残っているのがわかる)。
他に、入浴の時間。部屋毎に配布されるトッポギを焼いて食べる。外人女性教師による初めての体操の授業と体操服に戸惑う。上級生がしているテニスを初めて見る。教会礼拝で近隣の男子校の生徒達も一堂に会して牧師(プロテスタント系)だか神父(カトリック)の説教を受ける(どっちなのかは未確認)。夜、窓の外、屋根の上で、喫煙しながら怪しい雰囲気(昔の日本の女学校で言ったらS(エス)というやつだろう)を漂わす女子生徒二人。
また、次々と登場する女子生徒達のカットと名前の漢字表記のページが1巻から挿入され続けている。昔のかなり難しい漢字なので、これも、ハングル表記中心の現代韓国人だけでなく、日本人にも興味深いだろう。

|

« 韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160619) | トップページ | シネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」感想=現代日本政治への警告 »

韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174938/63802703

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160619その2):

« 韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160619) | トップページ | シネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」感想=現代日本政治への警告 »