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2016年8月

2016年8月30日 (火)

韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160830)

Yoruwokakerusonbi15「밤을 걷는 선비」(夜を駆けるソンビ)」15巻(ソウル文化社)。原作조주희(チョ・ジュイ)。作画担当は한승희(ハン・スンヒ)。14巻の記事はこちら
一般的邦題「夜を歩く士(ソンビ)」。くどいのは承知だが私的訳で「夜を駆けるソンビ」で通す。繰り返すがゾンビではない。日本では士大夫ともいう、在野の地主で教養人、人格者でもある名士とか名家の旦那をさす。
김성열(キム・ソンヨル)が男装を解いて女の姿に戻ったヒロイン、양성(ヤンソン)の前に現れた、その匂いを嗅ぎつけて?バンパイア、귀=キィ(漢字語で「鬼」の朝鮮語発音、日本の音読み「キ」と同じようなもの)も現れたが間一髪、キィをかわした。しかし、キィは追いつき、ソンヨルと激突するが、朝日が二人の身を焼き始めたので、痛み分けとなった。
ここで身を潜めたキィは思悼世子(사도세자、サドセジャ)との日々を回想し、一方で朝鮮王朝国王、英祖も、サドセジャの王子(おそらく後の国王、正祖)にサドセジャの真実を語り聴かせる。
サドセジャは、政争の重圧から、政敵を片っ端から弾圧、殺戮を行ったらしいのだ。
血にまみれても苦悩し続けるサドセジャを見て、それでも彼を慕ったキィと、国王として、サドセジャと、代々国王の子飼いの妖怪暗殺者キィの存在諸共に滅しなければならぬ、と決意した英祖。その運命は?と続く。
※原作担当チョ・ジュイの後書きマンガによると、作画のハン・スンヒは、デジタルツールを使わず今でもペンと紙とスクリーントーンを駆使してこの漫画を描いているらしい。韓国独特のインターネット漫画ウェブトゥーン全盛の現代で、しかもこの流麗で妖艶なタッチ。これは日本で考える以上に、大変なことなのだ。

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2016年8月13日 (土)

韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160813)

Megaderu4「눈이 나려 꽃(芽吹く)」4巻。임해연(イム・ヘヨン)。鶴山文化社。3巻の記事はこちら
王妃となったソルソクは、国王に「私は、、王の女人にはなる自信はありません。あくまで王の臣下としていきていきます」と宣言する。それは権謀術数絶えない宮中に、あくまで不正を懲らし正義を追求していく厳しい戦いの道を選んだことを意味する。そんなソルソク(=雪石)に、国王は、新しい名前、ソルファ(=雪花)を贈って激励した。
そして3年後、ソルファは、厳しく後宮を統率、当然宮中には不満もあるが、民には、公正な王妃として尊敬を得ていた。しかし、健やかに成長する王子(亡き親友ソノクの忘れ形見)を巡り、縁戚が思惑を現し始め、懐妊した側室に毒が盛られて流産する事件が勃発、などと波紋が生じ始めた。
さらにソルファ自身の縁戚者に対する婚姻、冠位認定などに、国王が苛立ちを見せている。おそらく信頼する近親者に対する脇の甘さを危惧しているようだが、ソルファはまだ気付いていない。

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2016年8月11日 (木)

韓国の漫画 韓国純情漫画(순정만화)感想:最近読んだ原書あれこれ(20160811)

Kimuyonnjabuthikkuheyoukoso7_2「김영자 부띠끄에 어서 오세요(キム・ヨンジャ ブティックへようこそ)7巻。한송이(ハン・ソンギ)作。6巻の記事はこちら
6巻分では進展のなかった、ユソンの高校時代の初恋の先輩との交際と店員の구철주(ク・チョルス)の三角関係がメイン。
妹の진선(チンソン)は、自分の彼氏윤태신(ユン・タシン)が、同期スヨンの気持ちを知りながら知らぬ振りをしていたことに重ねて、ユソンが二人の気持ちを知りながら関係を続けていることを卑怯だと責める。
そんな妹の非難を受けたわけでもなさそうだが、ユソンは、先輩に指輪を返し、別れた。そしてチョルシに、「あなたは私のものよ」と告白する。※この時に描かれる、上目遣いでチョルスを見つめるユソンの表情が魔性の女のように艶っぽくて、秀逸。
新エピソードとして、以前から時々登場する、オリジナルブランドの靴メーカー「ドロシー」を経営する友人の女性が参加しているショー(品評会か見本市のようなもののようだ)に、彼女の会社の靴と組み合わせて、ユソンとチンソンの作った服を提供し、ついでに、靴の展示即売ブースの売り子の手伝いに行ったところ、ファッションショーの男性モデルが、背の高いチンソンを新人モデルと思い込んで、なれなれしく話しかけてくる。どうやらその筋では知られた人気モデルのようだ。全然愛想がないチンソンがなぜか気に入ったようで「キム・ヨンジャ ブティック」までやってきた。
「17歳位の妹と三十路の姉、その周辺の男女を巡るドラマ」次はチンソンがメインのようだ。

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