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2017年3月

2017年3月26日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170326)

Vampiretoshokan6「뱀파이어 도서관(=ヴァンパイア図書館 Vampire Library)」6巻。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。5巻の記事はこちら
前巻の続きで、愛らしい黒猫2匹を拾って図書館の庭でマノが飼い始めたが、それは人間の姿になると子供の姿の姉弟だった。姉は自分達を「美食家」だとうそぶくので、お仕置きに一先ず監禁。どうやらヴァンパイアには違いないが、美食家のような殺人者ではないらしい。
そして、弟の方だけが正体を現す。6番目の美食家、黒ヒョウの姿だが、他人の姿に自由自在に変身できるパルダス(※解説によるとラテン語で「豹斑」の意味らしい)だった。パルダスは、自分が食ったヴァンパイアの一人である少女の弟になりすましてずっと、人食いを続けていたのだった。
次は、館長カベルがマノに自分の過去を初めて語る。かつて一度人間の女性を愛し、不老不死故に愛を失う哀しみを知ったのだ。

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2017年3月25日 (土)

ドラマ感想: #精霊の守り人悲しき破壊神 第2シーズン第9回「#呼びあう魂」

先ず、泣かせるサブタイトルではないかw。第2シーズンも最終回、振り返ると、実写ドラマはウェット、任侠、人情に訴えるキャラ作り、ドラマ作りをするんだな、あらためて原作小説はドライ、クール、知的な作りだったんだなと感じた。
だからこそ、ヒュウゴの食えない奴感(笑)が際立って見えるのだ。敵と味方をはっきりと分けられない、ドライさ、クール、知的にタフさ、と原作要素を体現していたのヒュウゴ(だけ)だったのだ。
一番人気でツイッターを席巻したイーハン役は、どうも、ファンタジードラマの世界の住人になりきっていなかったような気がする。
ヒュウゴの一方でシハナのキャラは、割を食ったような気がする、真木よう子は、自らノリまくってキャラ作りもしたようだが、それが良かったかは、疑問が最後まで残った。ただしドラマ的にもウェット、任侠、人情路線だったので、彼女の責任ばかりとは言えない。但し、私が長年妄想してきたスピンオフした想像のシハナのいずれとも全く異なる姿で意表を突かれ新鮮で印象的だったので、ドラマ的にはおそらく成功だったのだろう。
ストーリーとしては、小説とは視覚に訴えるとはこういうことか、なるほどと思った(笑)。特に周辺の新興大国の思惑と古くて小さな国の為政者の戦略、思惑の知的な戦いの妙味を小説が時にチャグムを直接出さずに俯瞰したような構図から(神の目線とでもいうか)じっくりと記述するのに対し、実写ドラマは、チャグムの逃避行の緊迫感、切迫感を一気に表出することで、理屈抜きに役者の肉体で語らせていた。ドラマは、老いた小国の若い王子のお手並みと肝を試してみようという為政者とブレーン達の駆け引きの妙味がドラマチックだった。
また、今回は、各国の太った(ふくよかな)女性の役者とキャラクターが皆、いい味をだしていたなあ、これは冷やかしでもセクハラでも差別でもないぞ。本当に太古よりの大地の豊穣のシンボルと、現代社会のスリム過ぎる女性への偏愛の不自然へのアンチテーゼとしても十分だろう。

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2017年3月18日 (土)

ドラマ感想: #精霊の守り人悲しき破壊神 第2シーズン第8回「#王子の足跡」

「天と地」篇開幕。チャグムの足跡を追うバルサ。頭の良さとタフさは、綾瀬バルサに文句はないし、チャグム役の王子らしい気品と器量、線の細さと肝の太さを併せ持つ巧さもいいし、セナ役、その他脇役(クリスや、プロレスラーの方の登場にはニヤリ)もいい味出してるが、やはり光ったのは鈴木ヒュウゴwだ。綾瀬バルサや真木シハナとは違った、クレバーさとタフさ、複雑で奥深い個性もさることながら、今回は。街の喧嘩シーンが堂に入っていて巧い。いわゆる殺陣とは違う腰の入ったタフな喧嘩振りwが実にいい。
新ヨゴ国の王様とその周辺の高位な人々の俗物、線の細さっぷり、小者感は相変わらずだった。まさにチャグム王子と対照的なのは、意図的な演出と役作りだったのだろうか。故・平氏のまるで既に演技を越えて己の運命を悟ったような聖導師振りは皮肉としか言いようがない。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170318)

Rure27「RURE(루어)」27巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社(純情漫画誌「PARTY」連載中)。26巻の記事はここ
27巻の帯には「翅を探して」篇となっている。
独り旅立ったシン・ハル、翅族を探す為に、自分の能力でこの世界を検索することに思い至り、それを実行した。そして、ひっそりと生きる病者ばかりの翅族の村にくる。だがそこにいるのは実質役に立たない、形骸化した翅を片翼のみ残した翅族だった。
ここに、この翅族の村の出身で、パイルの呪術師シニョン(=시뇽)が帰って来た。
※このシニョンについて、「8巻に出てきたミュールゲン(=뮬겐)の呪術師」という注が、付けられていた。単行本8巻を見れば、実にまる十年前の刊行。私がブログを書きだす前だったかもしれない。完全に忘れた頃に伏線を回収にかかって来たか?
※そこで、8巻前後を読み直してみると、本当に色々すっかり忘れていた、ミュールゲンとは、パイルの第二王子(現在のタマル王子が反乱軍を率いて戦っている兄。タマルは第3王子)の名前。さらに、それ以前からハルは、ルアー、ハベク(※河伯と書く朝鮮半島では有名な水神)と結婚した翅族の王女=ソネッティを幻視していた。また、ミュールゲンの子を産んだミルは、ハルの腹違いの妹だと記憶していたが、それは表向きで本当はハルと双子の姉妹だったという秘密は明かされていた。

さて、シニョンはミュールゲンからここの翅族への取引を交渉しに来た。この土地はちかく戦場となる。そこで安全な土地を提供するから移住しろ、見返りとして、秘薬を現在量の十倍提供を。
シニョンは為政者としてのミュールゲンに心酔している。
ミュールゲンの出生も描かれた。翅族の村々から呪術師の能力を有する者を以前からパイルは集めていた。ミュールゲンは卓越した才能の持ち主で、ここの翅族の村に一時預けられて呪術師としての指導を受けていたこともあった。
※ここで、読者の目線では、この取引、ミュールゲンが信用できるとは思えない。シニョン達は何か騙されているのではないか、と見える。

そして、村の近くの渓谷に駐留中のハルは、パイルの呪術師達に襲われている翅族達に出くわした、その中には重傷で担架で運ばれているシニョンもいた。やはり取引には何か裏があったようだ。

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2017年3月11日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170311その2)

Tsukigaugokuoto7「달이 움직이는 소리(月が動く音)」第7巻で完結。(ソウル文化社)。6巻の記事はこちら。ユン・チウン(윤지운)作。
※偶々フォロー中のツイッターのこういうツイートに出くわした↓。

※この漫画と作者ユン・チウンの諸作品は、私達が韓国や朝鮮半島の歴史や文化、言語を勉強し始めた頃のステロタイプな朝鮮・韓国人固有のイメージから変化した、現代人が共有する、孤独やアイデンティティの問題を繰り返し描いている。
ヒロインのサンホ(산호)は、先にもめたパク・ヘリ(박해리、サンホの親友)と再会し、仲直りはするが、ヘリが発言にいちいち躊躇、サンホに気を遣う様子に、以前とは異なる距離が出来たことを痛感した。
年末年始を上海で仕事をしている母のところで過ごすサンホだが母とも距離を感じるようになっていた。
こうした状況でサンホは、タオン(태온)ではなく、改めてレオ(=레오、タオンの別人格)に対する気持ちを自覚して、レオに再会し、気持ちを打ち明けるのだが、これに無意識に身の危険を感じたか?タオンの意識が目覚めてしまう。そして以降、レオの意識が目覚めなくなってしまった。
レオが消滅したのか次の瞬間目覚めるのか予想もつかない日々に疲れたタオンは、大学を退学し、アメリカで暮らしているという兄の所へ行くと言ってサンホと別れることになる。
長いエピローグが始まる。
サンホは、いつレオが現れてもいいように、スマホにレオへ伝えたいことを随時記録し始めた。大学内ではこれまでのような無理、無難な友達付合いを止め、独りで過ごすことに慣れた。(以下『』でサンホのモノローグを拙訳)
『世間と私のつながりが完全に途絶えた場所、レオは確かにこういう所にいたんだわ』
※そして、漫画に新しい表現が挿入される、サンホの視界が色を、陰影を失う、サンホは直感する、ここで色を持つ人を探せばそれがレオだと。だがそれは白日夢のように一瞬のこと。
やがて、自分の意見を相手の顔色をうかがわずに言えるようになる自分に気づいた。
夏休みになるとサンホはアルバイト先で初めて、自分から友達になりたいと思う女性と出会った。
『レオ、友達になりたい人に会ったわ、(中略)あなたにまた会えた時、たくさんの人とたくさんのことを共にする人になっていたい。そうすれば(略)あなたはただ嬉しくて楽しくて笑って喜んでいられるわ。だからあなたがいる場所でもう少し待っていて。あなたにまた会える準備ができたら、どこだろうと私はきっとあなたを見つけられるわ。』完。
※このエピローグのタイトルが「月の影の中で」、本書名「月が動く音」とは、陰に隠れるように生きていたサンホのアイデンティティの目覚めのことだったのかもしれない。
※作者の後書きマンガによると、作者自身、大学生時代、ほとんど独りで行動していた。なのに学科試験当日、開始十分前に教室に現れた作者に対し、同期生達が寄ってたかって親身になって大急ぎで試験対策資料を見せてくれたり重点ポイントを聴かせてくれたという体験をしたそうだ。人は己に何の利益がなくても誰かを心配し助けてくれるものだ、という思い出をくれた彼らに感謝と締めくくっている。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170311)

Simuchon5심청(「沈清」=シムチョン)」第5巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。4巻の記事はこちら
※4巻の記事で書いた私の内容解釈が間違いでさらに謎が深まり複雑だった。
龍王の意図を邪魔した「ソル」と、朝鮮国王の下にいる巫女は、同一人物ではなく、龍王の娘で「シア」といい、龍王の手助けの為に、シムチョンと国王を魔鏡で監視していた。龍王とシアは話し合い、もはやシアがシムチョンに、すぐに王宮へ向かうよう勧めることにする。
一方、3巻でイアンとシムチョンが入った妖しい妓楼の女主人は、どうやら客の肝を食って不老不死になっていたようだ。危ういところを再び後を追ってきた隠密になりすました国王に助けられるが、この女主人の背後に「ソル」がいたのかははっきりしない。
そしてこの騒動の間にイアンに取り憑いていた、これも謎の存在「ヘユン」が目覚めたようだ。ヘユンが目覚めるとイアンの意識が眠ってしまい、その間の記憶はなくなる。
巫女(シア)と隠密(国王)がシムチョンに、父親探しの為にも、先ず王宮に行くように説得を尽くし、ようやく王宮には入るが、この事態に、国王の母、事実上後宮を仕切る、皇太后は当然立腹、これも巫女が、シムチョンが王妃となるべき運、天命を持つのかを試してみるのだ、と言いくるめるが。

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2017年3月 4日 (土)

ドラマ感想: #精霊の守り人悲しき破壊神 第2シーズン第7回「#神の守り人」

NHKがやたらとクライマックスと煽っていたが、「神」篇の最終回ということだった。実写版で観るといかにアスラ役に子役の荷は重過ぎるかを感じた。しかし、同時に見事にそれを乗り越えた見事なアスラ役だった。
原作の「生贄」の儀式を舞台に、タル人の神、いや転じて鬼神、あるいは悪鬼を召喚して、対立南北勢力=いずれもイーハンが真の「ロタ王」となる障害となる=を一掃しようとするシハナの深謀遠慮は、ドラマでは今一つスケール感がなかったが、あるいは小説とは違いこういう理屈っぽい政治的大局観の展開は難しく、映像には向かないと判断しての演出だったのかも知れない。
そこで、トリーシアのカルト宗教的な狂気とエロティシズムがクローズアップされる訳だが、これに壇蜜が見事に応えたのが驚いた。ひょっとしたら役者としても飛躍だったのでないか。
故にいささかババをひかされたか?、シハナの真木よう子だが、さすがにバルサ対シハナの殺陣は、文句なし、女優同士の殺陣としても屈指の出来栄えだったかもしれない。
あえて文句をつけえるなら、視聴者にキャアキャア騒がれているイーハン役は、やや線が細くて、異世界ファンタジーの骨太な世界観には力不足だったか。
また、ラストにアスラが目覚めるまでの展開はせっかち過ぎる気がした、もう少し諸々余韻を引っ張ってほしかった。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170304)

Anatadakenoaris9「당신만의 앨리스(あなただけのアリス)」9巻。ソウル文化社。허윤미(ホ・ユンミ)作。8巻の記事はこちら
拷問にかけられていたアリス=側室ソギョンは、重臣のアリバイ証言で、解放された。どうやら王様が何らかの取引をして重臣に偽証をさせたらしい。アリスは、自分が王様の弱点になってしまったと苦悩する。
ここで、場面が変わって過去篇となり、この現国王の母親を、彼女が宮廷女の頃から心を通い合わせていた若い官吏の視点で描いていくエピソードとなる。やがて彼女が側室となり王様の子を産み、亡くなり、その子が国王として入宮すると、彼を守ると心に誓うのだった。さらに側室ソギョンが思慕していた官吏も実はこの人だった。
※今回は長めの過去篇中心で、大きな展開は無かった。

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