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2017年6月

2017年6月29日 (木)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想番外篇『韓国スーパーロボット列伝』『韓国スーパーロボット列伝漫画篇』

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Photo_2上「韓国スーパーロボット列伝漫画篇」(2017)下「韓国スーパーロボット列伝」(2012)。『テッコンV』『スペースガンダムV』ばかりじゃない(笑)こんなにあった韓国スーパーロボットアニメーションの記録と時代・業界背景等、情報をぎっしりと網羅して2012年に刊行されたいわば「アニメーション篇」。
それから5年後の今年の新刊「漫画篇」はさらに量感ずっしり(笑)。

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2017年6月25日 (日)

アニメ感想:劇場版宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち #第二章発進篇」 #YAMATO2202

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2017年6月18日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170618)

Mumyouki6「無明記(무명기)」第6巻。윤지운(ユン・チウン)作。大元CI。5巻の記事はこちら
절 (=チョル=絶)先生と呼ばれる医師。身の回りの世話をしている侍女は풍원(プンウォン)漢字は、風園または豊園。先生の昔馴染らしい男、無盡(ムジン) 三人を中心とした中華圏時代劇奇談集。いよいよチョル先生の出生のエピソード。そして人の記憶と罪と罰の関係についての考察は続いていた。
ある館で人の姿になった狐女と人間の男の間に子が生まれようとした時、詳細は明かされないが、男の父には嫁が狐であることはバレており、生まれてくる子供を殺せと息子に命じる、これを知った女は、逃げ出し、仙界を彷徨い子を産み落とすが、常軌を逸脱し自殺を図る。これが以前にも登場した蛇女、파조(=パジョ=破阻、蛟(ミズチ)=「교」とも言う)に助けられ一命をとりとめ、子供はパジョの元で育てられ、記憶を失った母の世話をしながら暮らす。これがチョル先生だ。
一切の記憶を失ったかのように見えながら、時に苦悶し、自殺を図る母親の苦悩を見、時にパジョを訪ねる人間の医師に医術を教わりながら成長するチョルは、つらい記憶が曖昧に残されるから苦悩する、ならば完全に記憶を消せばよいのではないか、という思いに至る・・・
というところで、回想場面が終わり、ムジンとの対話に戻る。※第5巻のエピソード、チョルが、人間がその肝を食えば完全に記憶を失うという異界の生物「온(オン)」に執着していた理由を描いていたのだ。
そこでまた、ムジンが厳しく問いかける。人には、好悪様々な記憶があり、相互に絡み合って生きている。それらを一切消したり、都合に応じて残したり消したり、できたとしても、果たして正常でいられるのか、と。
次のエピソードは、チョル先生の古馴染の老婦人とムジンとの会話。老婦人はムジンに、これまた自分の素性を回想する。
婦人は元々、ある裕福な家の娘の飼っていたインコだったというのだ。一心同体のように娘に愛され、その独白を聴き続けていたインコは、娘が嫁に行くというとき、いかなる奇跡か、娘と瓜二つの人間の姿に化身した。そして娘を殺して成り代わったというのだ。しかし嫁入り後、己のした罪にようやく後悔し、自責の念に駆られ、夫に頼んで実家に戻る。
※古典奇談に材をとりながら、ここまで、作者は繰り返し、個人のアイデンティティについて問題意識を深め、考察し描いてきている。下手な作家が書いたら小難しい説教集に過ぎなかったものが、構図、コマ割り、セリフ、といったストーリー漫画のテクニックに卓越した作者の手にかかれば読者を捉えて離さない。

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2017年6月17日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170617その2)

Tonka2「童果祓い」第二巻。우나영(ウ・ナヨン)作。鶴山文化社。一巻の記事はこちら。※相変わらず原題「童果풀이」の「~풀이」をどう訳せば効果的かまだ分からないでいる。ご意見、ご助言を歓迎します。
ここに掲載した表紙が、美形の若い男の姿の天界の使い여곤(ヨゴン)。
※詳しいことは分からないが、神の子を産む定めとなったものを「과선」というらしい。
今回は、人間的な神の母親から「あなたが大事な神の子を身ごもったとしても、あなた自身より大切なものはない」と励まされた。あるいはこの女性、元は人間か。
その一方で胡散臭い奴が現れて、主人公열음(ヨルム)がここまでに神々から受けた贈り物を奪われてしまった。天界にいるのは神々ばかりではないらしい。妖精かどうかもわからない、天界の住人だから皆知り合いというわけでもないようだ。神の贈り物を奪って、私が神になるとうそぶいている。
次に会いに行った神は「선도성모」というこれまた、艶やかな女神で、主人公열음(ヨルム)に明確な試しを告げようとしない。自分の館に滞在させて本を与えてこれを読んで考えてみろ、と告げる。書の内容は、これまでの「과선」に関する履歴の記録。過去に大勢の女性が神の子を産む勤めを果たしてきた。皆多産な人々で人間界に帰った後も天界と親しく交流した人も、逆に失敗した人も大勢いた(具体的に失敗してどうなったかはまだ出てきていない)。あらためてヨルムは自分のような小娘にこの大役がなぜ来たのか、私にその資格があるのか真剣に考え始める。
※ヨルムは何も知らない現代っ子ではなくて、なかなか思慮深い娘だ。これが漫画のキャラクターとしては面白みがない、新人の作品としても奔放さが足りないという気がする。但し、韓国の漫画は、日本ほど一気に「つかみ」にはいかない、いわばスロースターターが多いので、これから大化けすることに期待したい。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170617)

Kimuyonnjabuthikkuheyoukoso10김영자 부띠끄에 어서 오세요(キム・ヨンジャ ブティックへようこそ)10巻完結。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。9巻の記事はこちら
回想篇ではユソン、チンソン姉妹の母、キム・ヨンジャの葬式場面。※興味深いのは、葬儀用の韓服が白ではなく黒であること。現代では黒なのか。
お店を処分しようとするユソンに怒りをぶつけていたチンソンが、それでも「それだけ縫製に詳しいなら姉さんがお店を継いだらいい」と泣きじゃくりながら訴えた。
さて、現代に戻ると店員でユソンの恋人でもあるク・チョルスの、相変わらず偏屈な親父がお店まで乗り込んできて先ずチンソンと口論となるが、当然その後チョルスとも口論となる(笑)、その場はそれで済んだが、黙っていたユソンが、後でチョルスを諫め、後日、チョルスは自作のカバンを親父に贈った。後日親父は営業仕事で愛用しているらしい。
いよいよ大学受験、そして卒業を迎えるチンソン、その彼氏ユン・タシン、同期のスヨン。※韓国の大学受験の厳しさ、大事は日本でもよく報じられることだ。
スヨンは、チンソンに宣言する「私はチンソンとずっと友達でいたい」。※タシンよりチンソンを選んだということだ(笑)。
結果は、志望やレベルは異なるが、タシンだけが落ちたようだ。
他にお店のお客のエピソードが一篇だけあったが、これが興味深い内容。先にも番外編として書いたが、同性愛結婚を控えた女性が、
自分は、팸(※女性的な性向がより大きい女性同性愛者)か、
부치(※男性的な性向がより大きい女性同性愛者)か
の選択に悩んでいる話だ。
日本ではまだあまり使われていない英語表現のようだが、でもこれからクローズアップされる問題かもしれない。
漫画では女性カップルがお店ですてきな白いドレスとタキシードを作ってもらい、とてもよくお似合いです、とハッピーエンド。
そして、チョルスがユソンにプロポーズ。
エピローグは十年後、チンソンは、お店には戻らず、大手アパレルメーカーの企画デザイナーになってバリバリ活躍し、そんな彼女に独立系靴ブランド「ドロシー」の女性社長は常にヘッドハンティングを仕掛けている。タシンとは大学入学後にほどなく別れたようだ。スヨンとの友人関係は続いている。
ユソンとチョルス夫妻は相変わらず二人でお店を続けている。子供はいない。※そう言えば二人のエピソードには子供を巡る話は全然なかった。そういう志向はなさそうだ。
さらにおまけエピソードで、チンソンを巡っては、あのモデル青年が今はレストラン経営をしながら、そして以前にはスヨンを巡るエピソードの時に登場していたスヨンの兄、の二人が恋の鞘当てを演じている。
※ストーリーを追っかけるだけで終わってしまったが、ドラマ作りは十分読み応え、共感もあり、次回作も楽しみな作家だ。

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2017年6月 3日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170603)

Midnightpartner3「Midnight Partner」第3巻。김민희(キム・ミニ)作。Eコミックスメディア社。前回の記事はこちら
前回に『ソウルから地方都市にホラー作家の父と、母と引っ越してきた女子高校生ナウンが、この地域に現れる、人間の負の感情に寄生する黄色い鬼神達を「視る」力に目覚めて、これを退治する秘密組織の仕事をしているらしい高校の担任の先生とともに活躍する話』『ユーモアとナンセンスとグロテスクとシュールさが同じコマの中に勢ぞろいしたようなデザインに、なんともすっとぽげたキャラクターの言動。WEBTOONはどっちかというと押しが強い、濃い太いがっちりした印象の線の漫画が多いのだが、この作家は、くねくねとゆれて手がかりのないような線を描く。つかみどころがない個性派作家。』
と書いたが3巻までに登場人物も、黄色い鬼神を通して描かれる人々の心の痛みもなかなかヘビーで、取り憑かれる人々もナウンのクラスメートや、共に活躍している先生自身の時や、高校の校長先生だったり、さらに、その家族など縁者で、愛憎関係がお互いに絡み合う。そうした人々の心の傷に触れることでナウンも成長していく、という展開もなかなかに読ませるものになった。ナウンの高校卒業が一つの節目となったようで、これで或いは完結かと思ったら、好評なのかまだ続くようだ。次からはまた新しい展開が期待できそうだ。

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