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2018年1月

2018年1月28日 (日)

アニメ感想: #宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち #yamato2202 #第四章篇天命篇

やはり最初に、何度でも言っておきたい、「何とか諸事情問題を和解解決して原作クレジットに『松本零士』『豊田有恒』両氏の名前を復活させてくれないと、寂しくてしょうがない」
・何故新宿ピカデリーで態々観るかというと、他では感じられない、おじさんおばさん圧wを感じられるからだ。
・さて、「無慈悲な神は愛を知らず、人のみが愛を知る」昨今個人的にこのフレーズが気になってしょうがないが、今回も鑑賞中、このフレーズが頭を離れなかった。
・フレーズといえば「ヤマトの諸君」以下、宣伝でも頻出する、あまりにも有名なデスラー復活の決まり文句が、こういうシチュエーションでラストに出てくるとは全く読めなかった。これは本当に驚いた。
(以下ネタバレあり)
・サーベラーにここまで凝りに凝った設定を背負わせたのにも驚いたし、さらにガトランティス人全体にここまで設定をしたり、とにかく、アイディアに手抜き無し、次から次へと繰り出される趣向の数々に飽きることがなかった。
・テレザードのアイディアだけでなく凝りに凝ったwビジュアルも見応え。
・そしてテレサ、反物質を越えてラプラスの悪魔wに設定を変えた上に手塚治虫の「火の鳥」もかくやと思わせる(多分)縁=円=循環型の仏教的思想を語らせるところまでの徹底ぶり。
・そして日本の声優陣の最高水準の芝居の素晴らしさ。
・手抜きのないエンターテインメントの充実っぷり。

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2018年1月27日 (土)

テレビドラマ感想:NHK「#精霊の守り人 最終章 第9回「旅立ち」(20180127)

3年越しの大作ドラマ、原作派としては絶賛とまではいかないが、異世界ファンタジードラマのノウハウがないNHKが試行錯誤の連続で本家NHK大河ドラマよりも頑張ったのだけは認める(と上から目線)。それでも、「わからない」とか「韓流ドラマみたい云々」なんて思考ゼロなツイートに与する気は全くないが。
原作に至高のイメージをしていた私には、特撮やセット、衣装の粗ばかりが目についたが、卑怯な(笑)NHKはサイトに、上橋菜穂子先生の称賛コメントを掲載、リンクして、原作ファンは原作者を盾に取られた感があるので、色々言い辛いが(笑)、最大限健闘した、とほめておこう(と、最後まで上から目線でした)。まとめると、小説のドラマ化にあたる構成の脚色は、成程こうなるのか=昔からよく言うことだが、小説がイメージの拡散に対して、ドラマはイメージの収束。視線を集約させるところがポイントなんだなということは原作が大作だけによくわかった。さらに意地悪く言うなら、腐ってもNHK、為政者を様式美で引き立てない、あくまで俗物ぞろい=ある意味で「人間臭く」演出したことには「らしさ」がでていた。(あくまで最後まで上から目線で締めようか)

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2018年1月20日 (土)

テレビドラマ感想:NHK「#精霊の守り人 最終章 第8回「神なき世界」(20180120)

「神なき世界」このサブタイトルは結構いいと思う。『守り人』の世界には、確かに神はいない、しかしナユグという異界が厳然と存在する。そして今回は最終回の一回手前、文字通り、人間世界のドラマだけ。「王国」の政治体制と「為政者」の世代交代が両軸となった人間臭いドラマが展開した。そこに、ラストに綾瀬バルサの「戦遊び」のツッコミが突き刺さる。セリフの頭に「男の」を入れてもいいと私は思う。
ヒュウゴの鈴木亮平の異民族振りはメークだけの力ではないな。異民族の軍師らしい緊張感、ず太さ、賢明さを醸し出す役作りは圧巻。
対して為政者のエキセントリックさはヨゴ国帝の藤原竜也に代表されているが、人気のラウル王子役の方も、基本は新興の専制王国の強権主義の力とふてぶてしさの筈だが、意外に裏に線の細さを秘めている雰囲気も裏読みできるかも?というのはうがち過ぎか。
チャグムは今回は人間として汚れた、たくましく成長した「若い王子」の姿を見せたが、残り一回で「平和外交」で時代と政治体制の転換期に心を砕く姿を表現できるか、そこに加えてナユグという「異界の豊穣」と「俗世の天災」のせめぎ合いが十分表現できるか、期待より不安が残る。

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2018年1月15日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:番外篇「ブラックフェイス」と「ムーミン」(20180115)

Sekaimangasanpo1

Sekaimangasanpo2_4「世界漫画散歩」1巻と2巻。강기린著。이야기의숲(話の森)刊。ライター等フリーで色々仕事をしている著者が地方紙に連載した、世界各国の漫画、アニメーション作品と作者、その政治、社会、文化、歴史的背景を解説したエッセイ。関連記事はこちら。最近話題のトピックが偶々この本中にもあるのだ。
1巻2章「흑인을 놀린 우표 다섯 장」でメキシコの漫画「Memin Pinguin」とそれを記念した切手の黒人差別問題から始まり、アメリカのミンストレルショーのブラックフェイス問題を解説している。
2巻6章「핀란드를 수놓은 트롤 가족」で「スウェーデン」の「ムーミン」を解説しているが、別にムーミンの舞台がスウェーデンだと言っている訳ではない。スウェーデンのトーベ・ヤンソンの家庭に、スウェーデンの学校に通う為にフィンランドからやって来た「姪」が伝えるトロール伝説を基にムーミン・トロールの物語を作り出したというエピソード。本文でもトーベヤンソン他界後もムーミンはフィンランを離れませんでした、と締めている。

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2018年1月13日 (土)

テレビドラマ感想:NHK「#精霊の守り人 最終章 第7回「傷だらけの再会」(20180113)

諸々の感想吹っ飛ばしてインパクトがあったのは鳴り物入りの特撮ではなかった。顔を見せないタルシュ兵の中で、ただ一人顔を見せた六平直政だったという演出だった。 タンダのけがを原作の腕から足に何故変更したのか、と思っていたが、この足切断と手伝いシーンを盛り上げるためだったのか。 嫌な言い方だけど、腕より視覚的に、切迫感と多人数の手伝いの説得力があった。タルシュ兵のマスクが新時代の戦の非人間性を現していたのに対して、独りだけ顔を晒したタルシュ兵がその強さと優しさの人間性をクローズアップした。 逆に狂気を露呈させていくばかりのヨゴの帝が滅びゆく古王国と王権神授国家のシステムを代表していく。 他にタンダ役の東出昌大の演技というより天然ボケっぷりが、戦で心も体も傷ついて、それと引き替えにやっとバルサを得るという切なさが悲劇性を増す。 やはりNHKドラマは戦争の為政者と庶民の対照を強調している。

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2018年1月 6日 (土)

テレビドラマ感想:NHK「#精霊の守り人 最終章 第6回「戦下の別れ」(20180106)

今回はタラノ平野の最前戦の泥臭くて生々しい絶望感と砦の戦の特撮が圧巻。その中でタンダが少年を必死にかばうシーンに焦点を当てるのが、痛々しい緊迫感と厭戦感を醸し出すのがいい。
前に戻って歌うトトの米良美一の「闇」篇と変わらぬ、アニミズム的ファンタジー世界のリアリティが超満点。
逆に女性視聴者大騒ぎのイーハン王役のディーンフジオカだけ、相変わらず物語に馴染んでない気がしてるんだがなあ。
ガカイの小者振りが相変わらずだなあ。実際の近代史においてもこういう内向き官吏が王権神授的国家の黄昏をもたらしたんだろうな。
カッコいいという評価も多い、ラウル王子の食卓の上歩きは、下品で私は買えない。
古き王国ヨゴの帝の末期症状のエキセントリックさに磨きがかかり古き王国の断末魔が象徴されている。
チャグム王子がバルサとの別れで、片目から一滴大粒の涙がボロッと落ちた演技は素晴らしかった。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ:(20180106)

Concours9「더 콩쿠르 the concours (ザ・コンクール)」9巻。정설화(チョン・ソルファ)作。ソウル文化社。8巻の記事はこちら
フランス仕込みの新鋭の韓国青春漫画の第9巻。表紙の着飾った女性が手に持っているのはハンマーと鑿(のみ)である。つまり、このキャラがバイオリン工房の이향이(イ・ヒャンギ)。
ダンカン・オーヘイの回想篇である8巻の続きでは、手首を切ったチェギョンは亡くなった。そして彼女の遺品であるバイオリンが、ダンカンに任され、そのバイオリンがコンクールの賞品となるのだ。そして6巻辺りでコンクール会場に現れた謎の中年女性が、チェギョンの母であり(つまりダンカンの義母でもある)、ダンカンこそがこのコンクールを管理していたのであり、さらに、パイオリン工房のイ・ヒャンギは、8巻の回想に登場していた、少女時代はやはりバイオリン演奏を学んでいたが、姉チェギョンや義兄であるダンカンにはかなわないことを悟って、演奏者を諦めた、チェギョンの妹の成長した姿だった。
コンクールが仕切り直しとなり、一端帰宅、登校した主人公の高校生안호경(アン・ホギョン)とホギョンの親友にしてコンクールのライバル、성의주(ソン・ウィジュ)。校内には二人の活躍を祝す横断幕が掲げられ(※日本の学校と同じようなもの)。騒ぎとまではいかないが学校側は大喜びだ。しかし定期試験目前であり、ホギョンに関してはこっちの結果は散々なようだ。
そして友人達からは既にネットでコンクールの不正がスキャンダルな話題にあふれていることを知らされる。
一方イ・ヒャンギは、バイオリンの修理にすっかり自信を喪失し、ホギョンに貸したバイオリンのサウンドポストの修理も他に回す。師匠からのイタリア留学の勧めにも返事が出来ない状態。
そして次の審査は、オーケストラとの共演だが、リハーサルに行ったホギョンは困った。オーケストラと指揮者との共演もまったく未経験でどうやっていいかさっぱりわからない。とりあえずウィジュの薦めてくれたソロバイオリニストとオーケストラの共演の映像を音楽室で視聴して見様見真似で練習するのだが、その映像は故チェギョンが生前、今回の賞品のバイオリンで演奏する姿だった。
※他のコンクール出場者の各人各様の人間模様も挿入され、ドラマもペンタッチも既に達者なものだ。作者の後書き漫画は、購入した自転車に対する興奮振り、の近況を伝える。

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2018年1月 4日 (木)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ:(20180104)

Kimigairumiraideha11「네가 있던 미래에선(君がいる未来では)」11巻。이시영(イ・シヨン)。大元CI社。10巻の記事はこちら。※実はこの本は、まる一年前に出版されていたのを今まで私は見逃していた。つまり既に完結しており、作者は新連載を昨年から始めている。
前巻の続き。トビアスがA.27に「お前の本名は何だ」と問うと、A.27が凍り付いた。が、しかし、A.27が「アンドレアス」が本名だといったら今度はトビアスが凍り付いた。その名の姉がいるからなのだ。しかも、当のアンドレアス姉が、突然やってきた。実はトビアスは、彼女が大の苦手。赤ん坊の時アンドレアスがトビアスを殺そうとしたからだ、というのだ。
これについてアンドレアスは、最初から地位・財産も名声も持って生まれたトビアスに嫉妬して確かに殺そうとしたのだが、あまりの可愛さにその気が失せたと告白。とりあえず和解したようだ。
※このアンドレアス、9巻や8巻のダンテさんの回想シーンに登場した、ダンテさんの前の女主人だったようだ。
そしてトビアスは、最期の願いとして、自分がリコーダーの演奏会を開くから過去に自分と関わった人物達を招待しろ、というのだった。アンドレアスはA.27に、「トビアスは演奏会後も生きていられると思ってはいない」と語るが。
演奏会を控えて、A.27は原因不明の昏睡状態に陥り、夢を見る。この夢は、9巻のA.27の回想シーンに出てきた人との会話の続きだった。以前この人物を私は「かつての先輩」と私は思って書いておいたが、この人は父親、火星独立の英雄、自由の闘士、アンディー(アンドレアス)の不治のウイルスに侵された晩年の姿だった。
アンディは言う「君といるこの瞬間こそ、僕の黄金期だ。君とこうしているからこそ、今が光り輝くんだ」※前の会話シーンでは「君が生きる未来では僕は過去になる」と。
目が覚めたA.27はトビアスに言う「私達と未来を生きましょう。旦那様」と。
その夜、トビアスは「生きてやる。お前がいる未来で」
モノローグ『彼はその後、31日を生きた』※トビアスの演奏会や臨終の場面はなかった。
ラストは、どうやらA.27はトビアスの遺産として宇宙飛行船モビー・ディック号とダンテさんを相続し、アンディーを名乗り、フリーになったらしい。
モノローグ「最後に、真の始まりをしたい。他の誰でもない私の為の、未来のための、始まり」
※10巻の記事でも書いたが、BL風コメディで味付けされた、かなり凝ったSFアイディアが次々登場する作者によれば本格SFとまではいかない、SFチックなSpecial Feature、を私は結構楽しめた。この11巻の表紙カバーはトビアスの白スーツ以外は、黒の喪服で正装正装したこれまでの主な登場人物勢揃い。

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2018年1月 3日 (水)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20180103)

Anatadakenoaris11「당신만의 앨리스(あなただけのアリス)」11巻。ソウル文化社。허윤미(ホ・ユンミ)作。10巻の記事はこちら
完結。反乱の夜。国王は、アリスをかばって銃弾を浴びる。だが、国王の生死を確認できぬまま、アリスは、時間跳躍し、現代に戻る。そもそもが乗用車ごと川に落ちたのが始まりだったが、瀕死の所で助け出され、昏睡状態から目覚めたのだ。
※国王が果たしてどうなったのかはっきりとは描かれずアリスが嗚咽するばかりだ。これは私の読解では、朝鮮王朝史の常識なので明示されなかったのか、あくまで架空の歴史だったのか分からない。
※またアメリカ舞台で始まった話だと思っていたが、アリスが追い込まれた河は漢江、つまりソウルだったようだ。
職場復帰したアリスは、やはり企業内の派閥闘争の渦中だったらしくて、そこにはどこか国王を思わせる若い重役がいた。国王のイメージを重ねつつ、彼の秘書としてのアリスのビジネスの日々が始まる。
※この作者、漫画の技術はまだ発展途上だと思っているが、今巻での国王への思慕の記憶と、現代の若き経営者との葛藤と両者のイメージのオーバーラップで揺れ動くアリスの心情描写で読ませる。次回作にも期待したい。

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本感想:#ソーリ! #濱野京子・作。#おとないちあき・画。(くもん出版)

Photo帯コピー「総理大臣になりたいって笑われるような夢なの!?」ここから始まるストーリーはいくらでも予想可能だろう。同時にそこに問われる「現代社会」の問題は無尽蔵だ。それらの諸テーマをまとめれば、問題の原点を見直そう、伝え直そう、ということではないか。
作中で、人生最初の政治システムへの参加「学級委員」を考えるきっかけに、図書館でマンデラの伝記に出会い感動を受ける。政治参加を問い直せば、国会見学という学習方法論の見直し。当然の流れとして問うまでもなく女性の政治参加は街の街頭演説に見出せる。
LGBTという言葉こそ直接出てこないが、バレンタインデーの男から女へのチョコなんて菓子メーカーの販売戦略に一つに過ぎなくて何らこだわる必要はない。友達、お世話になった人に感謝や好意の贈り物、誰でも何でもいいわけだ。
義務教育を図書館で調べれば、教育を受けるのは「権利」だ。
時代の必然として国際交流は向こうから問いかけてくる。必然的に異文化の問題。十二支ですら、中華圏から日本に流入した段階で豚と猪は、混然となってしまったことをもはや文化の誤りを正せとは言えないだろう。文化とは純粋なものではない。
戦後五十年、先人達が積み重ねてきたものを私達は、次世代に伝えるべきどころか、この不況二十年で余裕を失い、忘却してしまった。今こそ、基本と原点と方法を私達は勉強し直そう。

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