テレビドラマ感想:NHK「#精霊の守り人 最終章 第7回「傷だらけの再会」(20180113)
今夜9時放送。第7回「傷だらけの再会」の最大の見せ場は、あの大ヒット映画「シンゴジラ」の樋口真嗣監督が参加した合戦シーン。そのスケールの大きさは、テレビ史上最大のものになった?!かも。https://t.co/NPeamWHDFT #精霊の守り人
— NHK大河ファンタジー 精霊の守り人 (@nhk_moribito) 2018年1月13日
諸々の感想吹っ飛ばしてインパクトがあったのは鳴り物入りの特撮ではなかった。顔を見せないタルシュ兵の中で、ただ一人顔を見せた六平直政だったという演出だった。 タンダのけがを原作の腕から足に何故変更したのか、と思っていたが、この足切断と手伝いシーンを盛り上げるためだったのか。 嫌な言い方だけど、腕より視覚的に、切迫感と多人数の手伝いの説得力があった。タルシュ兵のマスクが新時代の戦の非人間性を現していたのに対して、独りだけ顔を晒したタルシュ兵がその強さと優しさの人間性をクローズアップした。 逆に狂気を露呈させていくばかりのヨゴの帝が滅びゆく古王国と王権神授国家のシステムを代表していく。 他にタンダ役の東出昌大の演技というより天然ボケっぷりが、戦で心も体も傷ついて、それと引き替えにやっとバルサを得るという切なさが悲劇性を増す。 やはりNHKドラマは戦争の為政者と庶民の対照を強調している。
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