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2018年12月

2018年12月30日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181230)

Ferua11「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」11巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。10巻の記事はこちら
※初版限定特典第2弾として10巻に続いてイラストカード4枚が添付されていた。
国王夫妻御一行がお立ち寄りになった。詳しいことは読解できなかったがライスル侯爵夫妻がこれに同行している。
という訳で今回は、ライスル侯爵夫人つまりイグレインとオルテーズのアシアスを巡る恋の鞘当てが中心。
城の中でかつてここで暮らした思い出に浸るイグレイン。
晩餐の後の真夜中、月明かりの下、二人だけで踊るアシアスとオルテーズ。ロマンチックな場面。
ところが翌日、皆で狩りと森の中で散策。ここでの会話の中で、イグレインとアシアスにもこれと同じことがあったと、イグレインから(誰のこととは言わないが誰のことかは明らかに)語られた。二人ともお互いポーカーフェースだが嫉妬にかられたのだ。
ここでまたしてもオルテーズの突発的奇行が炸裂(笑)。「アシアス・ラブレイ」と叫ぶと彼に飛び掛かり、つまり何をするつもりか分からなかったが、結果としてつまずいて彼に頭突きをかましてしまった。
その晩、恥ずかしくて枕から顔をあげられないオルテーズ。今は言いたくない「なぜあなたはイグレインと同じことを私としたのよ!」とは。だがアシアスは何か察したらしく「わが伯爵夫人は嫉妬が爆発したことを絶対認めたくないということか」
「すまん。オルテーズ。考えが浅かった」「あの女は何年この城にいたの」「15年ぐらい」「私もそれだけこの城にしっかり暮らさなければ」
※描きようによってはドロドロした展開になりそうなエピソードもキム・ヨンジュの端正でシャープな線で描いた美しい城内や田園風景を背景とすれば牧歌的な世界に映る。

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2018年12月26日 (水)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181226)

Sori3「대답하세요!  프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」3巻。임주연(イム・チュヨン)。大元CI。2巻の記事はこちら
ヘレン前首相の入院中の病院の爆破テロ。しかし、ベンジャミン・ノエルは無事。ヘレンも一命は取り留め、緊急手術、そのまま昏睡状態に。涙にくれるノエルだが、いつまでもこうしてはいられない。ノエルとトーマス・カーディナル労働党党首の二人は、お互い、あるいは各々のスタッフとこの事件の真相を推理、調査に動きだす。
と思えば、挿入される場面では正体不明の脅迫者と脅迫されているまだ何者か不明なテッド・シムスンなる人物が登場。
まだ正体不明と言えば、トーマスのスタッフから、ノエルの中の悪い妹、エルウィン・ノエル、父親の引退後、会社経営を一手に引き受けている彼女が急に帰国する、という情報がトーマスにもたらされる。
そして夜になると、ノエルとトーマスの濃厚なベッドシーン描写。
で、朝を迎えるとトーマスは朝食を作り、その間に、ノエルは、(2巻で登場した若い)女王陛下とともにテムズ川沿いをジョギングしながら犬に散歩をさせて、通行者達の目を丸くさせる。女王の特別な要請によるものだという。この間を利用して表向きは御法度の政治的対話を女王はノエルと交わすのだった。
さらにこの日の政務ではモニター越しの対話でアメリカ大統領登場。ナオミ・デインズという年配のいかにも老獪そうな女性だった。
そして、昏睡が続くヘレンを見舞ったノエルは、彼女は替え玉であることを見破った。党の補佐官ベアトリスを追及すると手術後48時間でヘレンは回復し、身を隠したという。その真意はまだ秘密。
一方でノエルの女性秘書マリーズ・リューとトーマスの会話でリューは、「トーマスは、ノエルの初恋の相手だと思います」と衝撃(笑)発言。
※ストーリーだけ並べるとおなか一杯になりそうだが(笑)、この作者の持ち味である軽妙洒脱なタッチで読ませる。
※どうやらこの漫画は、愛と政治を無関係にはしないが、全てが政治性を帯びながらプライベートに政治対立を持ち込まないし、同性愛も含めた現代社会のマイノリティ問題を理想的に克服しつつある世界観と言ってよさそうだ。BLに留まらない、大人のエンターテインメントに仕上がることを期待している。

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2018年12月18日 (火)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181218)

Mumyouki10「無明記(무명기)」第10巻。윤지운(ユン・チウン)作。大元CI。9巻の記事はこちら
절 (=チョル=絶)先生と呼ばれる医師。身の回りの世話をしている侍女は풍원(プンウォン)漢字は、風園または豊園。先生の昔馴染らしい男、無盡(ムジン) 三人を中心とした中華圏時代劇奇談集。
※チョル先生とムジンの回想記がまだまだ続く。相変わらずセリフが難しくて、実際の歴史に基づいた描写か、全くのフィクションか私の読解力ではわからない。
※但し作者が後書きで『唐の時代は全盛期でも兵士は農閑期だけ訓練を受け、武器も自前で調達していたので、農耕民族である漢族が何年もかけて騎馬民族の地を制圧したというのはファンタジー』だと思うし読者にもそう思ってください、という意味の解説を書いている。
ムジン兄弟の回想で、母を帰郷させることに失敗、母は首を括って自殺(?)した。この件で兄弟は実の父をひどく恨み続けていた。
そして長い戦に遂に勝利した後。兄弟は王の前で父を弾劾、死罪に追い込み、ムジン自ら父の首を切ってさらし首にした。
そして都市に戻って二人も官吏としての仕事に就くのだが、亡父の邸内に妾の存在を知った。元々田舎の貧民の妻だったのが夫に売られてしまったらしい。まだ若く美しい女に当然ムジン兄弟の心は傾いていくようだが、チョルだけは彼女の目に単なる、か弱い薄幸な女ではない、辛酸を舐めてきた故に、したたかに品定めする眼差しに気づいていた。
※戦の後は、対照的にメロドラマの緊迫感、という展開で続く。

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2018年12月 1日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181201)

Vampiretoshokan9「뱀파이어 도서관(=ヴァンパイア図書館 Vampire Library)」9巻。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。8巻の記事はこちら
美食家バロンとカベルのバトルで、マノが「美食家」の体の部位から「臭い」が発せられると感じたら、そこが弱点だということが分かったようだ。そしてバロンはカベルに敗れ洞窟内に生き埋めとなった。
マノは疑問を感じた、転生したカベルの恋人、イブ達は皆、平凡な人間だったという、ではなぜ、カベルとイブは出会えるのか。
カベルの主治医は、マノに、それは運命だと告げる。さらにイブ達の運命は100年に一度誕生し、25歳以上生きられないと。これを何度も経験したカベルの苦しみを理解してほしいと。
これが前振りで、出張していた司書ルイとカベルが戻ってきたらカベルがボロボロになっていた。イブと名乗る黒衣の女性が現れて以降、カベルが大荒れだったそうだ。では本物の転生イブなのか?と誰もが思ったが、彼女についてカベルが語り始めた。
彼女は何代目かのイブの姉で、姉妹でカベルを愛してしまい、病弱なイヴを殺して自殺に見せかけた。しかし事実を知ったカベルは己の罪深さに苦しみつつも姉を拒絶。すると姉がこれからは私がイブの代わりだ、と宣言した。そしてカベルがもう一度見てくれる日まで生きたいと美食家に血を吸われ、自らも美食家の一人のヴァンパイアとなったのだ。
※さてこの三角関係にいかなる決着がつけられるのか。

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