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2019年1月

2019年1月26日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190126)

Yonpunon2「ヨン、プンホン(연. 분홍)」2巻。サブタイトルが「花のワルツ」。이로모(イ・ロモ)作。鶴山文化社。「PARTY」誌連載中。連載はモノクロだが、この単行本は全編カラー漫画。1巻の記事はこちら
バレエ学校の教師、ユ・ミラの過去が描かれたが、娘は亡くなったらしい。しかしミラのモノローグは「私は娘を愛してやれなかった」と心の闇のようで、具体的なことは、一冊の絵本のことのみ。
この絵本は、「猫は全て知っている」という、友情と個性をテーマとした、作中世界では割と有名なロングセラーのようだ。そして、この絵本が、ミラと、バレエ学校に通う15歳の少女노하(ノハ)と、美しい二人のバレリーナ、ソンウ・ヨンとフィル・プンホンをつなぐようだが、まだはっきりしない。
ヨンとプンホンは、幼いころからバレエをやっていて、今の二人は、ドイツでかなりの修行を積んで帰国、今後の所属先を探しているところで、このバレエ学校は、プンホンの母親が経営しているらしいが、二人はここの所属ではなく、このバレエ学校を随時稽古場として利用しているだけらしい。
この二人の過去のエピソードも度々挿入されるのだが、ヨンの視点では、プンホンは幼い時から可愛くて、輝いていたという。それが、青春時代にヨンはフランスの交通事故で両親を失い自分だけが生き残り帰国、失意の時、声をかけてきたプンホンは、むしろとても大人に見えた、という。
そしてヨンの方は、このバレエ学校に入団を決めた。プンホンはこんな小さなバレエ団ではあなたの経歴には不十分だと反対するのだが、私は直ぐに主役になりたい、だからこの小さなバレエ団がいい、と。
※ミラと、ヨン、プンホン、この三人の語り、会話も色々描かれているのだが、これらをうまくまとめて各々の心情を把握するには、まだ難しい。これからの展開が気になる。

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2019年1月14日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190114)

Simuchon11「심청(「沈清」=シムチョン)」第11巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。10巻の記事はこちら
逆転に次ぐ逆転劇。龍神として目覚めた国王はそのまま宮中に留まり、イアン=ヘユンのイアンはどちらかが目覚めてもお互い対話が可能になり、イアンの記憶が途切れることもなくなった。
両者を思い通りに動かそうとしたソルの思惑は外れたかに見えた。
この間にシムチョンはイアン=ヘユンと合流、さらに東海龍王の娘シアは、二人を「龍の剣」の部屋に導き、如意珠のないイアン=ヘユンは「半神半人の王」に成り得ず、北海龍王の娘ヘファの転生であるシムチョンだけがこの剣を扱える。剣自体は「門を開く鍵」でしかないが、シムチョンがつかえば龍の力を封じた「香炉」を切ることができるのだ。
だが、ここにソルの使いとしてソルの妹スウが現れ取引を持ち掛ける。シムチョンの父親の身とイアン=ヘユンを交換しようというのだ。苦悩するシムチョンだが意を決して「イアン、あなたがソルのところへ行って」と告げる。
イアン=ヘユンは宮中の、あの龍の鱗を見つけた井戸に行く、そこにはソルが待っていた。スウの手で如意珠をイアン=ヘユンの胸に入れる。これで彼は龍の鱗で作った甲冑と剣で武装した完全な「半神半人の王」となり井戸の壁に「香炉」の隠し場所の門を開けるのだ。
そこにまた、龍の剣を手にしたシムチョンが現れた。そしてソルは東海龍王の結界に閉じ込められ、さらにスウが香炉の半分を結界に投げ込んだ。だがこの行為はスウによれば、これでソルは香炉の力を吸収する。しかし闇の力であるソルは光の力を吸収してもこれを使えない。元々西海龍王に忠誠を誓っていたスウは、姉であるソルを裏切る時を待っていたのだ。「シムチョン、ソルの心臓を龍の剣で貫け」だがシムチョンには殺生はできなかった。
イアン=ヘユン「さあ、俺の番だ」と自ら龍の剣を取り、門を開き香炉を手に入れ玉座へと転移した。だがそこには逃げたソルが隠れていた。ソルの体内に吸収させられた香炉の半分を取り出し、イアン=ヘユンが持ってきた香炉の半分を奪い遂に一つに合体した。
しかしまたしてもスウが自分の血をつけたかんざしでイアン=ヘユンを刺す。すると龍の鱗の甲冑が消え失せた。だが目覚めたヘユンは「ソル、あなたは言ったな、香炉は私(=ヘユン)のものだと」
※相変わらず難解な展開だが、どうやら竜神達とその娘達、人間達の攻防は決着せず、まだ誰も目的を成就するための真の龍の力を手中にし発現させてはいないらしい。

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2019年1月10日 (木)

本感想: #この川のむこうに君がいる #濱野京子 作 理論社

Photo私にとって共感できるかできないかが基準となるのが濱野京子という作家だ。福島の原発事故以後のもどかしさ、違和感。「がんばろう」というフレーズは当時既に当事者を追い詰めるから禁句、と心理・精神分析学が普及していた筈だ。私は渋谷生まれの世田谷育ちだが、秋田生まれの親父そっくりの話し方だと他人から言われていたし、私は親父と叔父の電話で聞く声が全く区別ができなかったから私は秋田訛りが身についているんだろう。私は埼京線の通勤帰宅の車内で濱野京子の小説を読んでいるし職場は浮間舟渡にある。音楽ことに楽器は全く素人だがクラリネットよりサックスの方がカッコいいと思っている。学校の標準服はスカートよりもパンツスタイルの方がいいと思う。
と読みながら次々と想起されていく。そして人の心には誰でも人との間に川がある。
だがいつか、その川の見知らぬ橋を渡って見知らぬ向こうの世界へ行くこともあるのだろう。

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