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2019年2月

2019年2月21日 (木)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190221)

Tigau3「이건 좀 아닌것 같아 !」3巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。原題は、訳すと「これ、ちょっとないんじゃない!」位のところか。全編カラー。2巻の記事はこちら
やはりあまりに設定「だけ」特殊なので、1巻、2巻と同じ前振りを「また」書いておくと、『24歳の女性、ヒョンビンは、異界の存在が見える。自らを「울(ウル)」と名乗る異形のモノ達にとって彼女は、捕食者のヒエラルキーの最上位に位置するというのだ。基本的には、日本の漫画でもよく見られる、いわゆる「霊とか異界・異形が見える体質」の女性の話だが、韓国人が描く鬼神やトッケビ(おばけ)はかなりグロテスクでエグいのが特徴で、ここで描かれる「ウル」もなかなかユニークだ。
ヒョンビンの相棒となったのは、祖先は異界の蛇で、文字通り地を這っていきる己に幻滅し、人間になりたくて、人の姿になった末裔が、ヒョンビンと出会ったら、捕食関係の気質が現れてしまった21歳の青年チ・ヨジュン。』
3巻では、『ヒョンビンの体質に気付いているが「ウル」かどうか彼の目的もまだ不明な青年、チョンス』が出ずっぱり。ヒョンビンがバイトしてるお店の新しいオーナーとして現れたり、ヨジュンとヒョンビンを巡って三角関係(の真似?)を演じたり、ヒョンビンを誘惑しているが、目的がいまだに不明。しかも外見を自由自在に変えられる。ヒョンビンには「(彼女が言うところでは)匂い」で見破られた。
他には、ヨジュンの学生仲間達が登場して、ヒョンビンをヨジュンの彼女として遇したりのエピソードが挿入された。最後は、なぜか三人で登山中(※韓国では登山と言っても本格的なものではなく、サークルでハイキングというか、森林浴みたいな雰囲気をするのが老若男女問わずかなり以前から普及している)山中の川で竜宮と竜の出張所みたいなところにヒョンビンが迷い込んだ。※この竜がなかなか愛嬌がある。

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2019年2月 9日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190209)

Aoiglass7「푸른 유리(青い瑠璃)」第7巻。오지혜(オ・チヘ)。ソウル文化社。6巻の記事はこちら
※前の記事で今後の期待として『ミルとソルが分かれたことでストーリーも本格的に枝分かれ、多視点ドラマ化したようだ。未知の過酷な古代史の世界に生きる彼らの運命やいかに?』と書いておいたが、それほど月日が流れていない続き、が展開された。
靺鞨のジャマルタの元の仲間の集団に身を寄せたソル=瑠璃は、泥だらけ髪をざんばらにしながらも仲間達と村=というより砦といった感じか=を守ったり日常生活に追われ、日が暮れて独りになるとミルを想って泣く。そんな彼女を見守るジャマルタは、過去に妹をどこかに捨ててきたトラウマがあってソル=瑠璃を助けたらしい。読者にはソル=瑠璃がそれでもたくましくなったことが伺えるように描かれている。この砦の隊長マッチャンルンタは、靺鞨のどこかの有力部族長の息子でその意味では同族支配だが、彼自体家族のはみ出し者で、自由な気風の持ち主。瑠璃というより誰であろうと身分や部族で判断しない。瑠璃をどうするつもりなのかと問う仲間に、「本物の姫が現れた、答えはあの娘が教えてくれる」と。「ジャマルタと瑠璃が夫婦になるとしても俺は反対しない」。
一方チョンは同族の村の有力者の養女となって、貴婦人然となっていた。しかし養女は表向きで力関係は義父は臣下でチョンが姫のようだ。そして楽浪の王子達への復讐を策謀している。
そして砦を襲った連中に誘拐された仲間の少女を助けるためにソル=瑠璃は身代わりになり、連中が実は、傷病人を抱え飢えと逃亡で苦境に陥ってる集団であることを知ると、彼らと交渉や説得をはじめ、助けに来たジャマルタにも手を出さないように諫めたのだが、気の弱い奴が手を滑らして放たれた矢がソル=瑠璃を貫いてしまった。彼女の生死は?。
※この冒険ですっかりソルが「瑠璃」として生まれ変わったように成長したことが分かる。
最後はミルの相変わらず穏やかで元気そうな姿で続く。
※表紙絵を見ても分かるように挿入されたカラー口絵も一段と本編とは独立してエキゾチックさや艶を増してきた。

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2019年2月 2日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190202その2)

Tiara15「Tiara(ティアラ)」15巻。原作이윤희(イ・ユニ)。漫画카라(カラ)。ソウル文化社。14巻の記事はこちら
※14巻が出たのが2015年。事情があったらしいがイ・ユニとカラのコメントはどちらもコミックス刊行の喜びとブランクのお詫び、御礼。本当に良く出たなあって感じ。
さて、リュ―ン帝国の、元王族の暗殺者=유영(ユヨン)は、拉致したフェイの妹=正式名リドラ・サセニア(사세니아)・アジェンド・オレン・第2王女=セヌー(세느)の身柄保証と引き換えにフェイを傷一つ付けずに連れてくること、を命じられると、直接フェイの前に現れ、フェイが自らリューン帝国に来れば、セヌーを無事に帰国させる、と交換条件を出してきた。
ところがこの二人の会話、周囲の者には聞こえなかったらしい。ただ王族関係者だけが「ロストチルドレン」の禁忌の力の発生を感じ取った。しかもこの力が使われたということは即、「反逆」を意味するというのだ。
そこで、フェイロン国王(アキ第二王子の兄)は王国審判官エルフェルンを召集する。王族の者がその地位に就くのに適切か判定する役目で、その判定は王族すら逆らえない。禁忌の力も感じ取れるらしい。他にもフェイを監視するホムンクルスが増えて衛星都市キフレンが騒がしくなる。
しかしそんなことは全く知らないフェイは、ユヨンの取引に応じ自ら単独でリューン帝国に向かおうとする。この行動でフェイは審判官エルフェルンにより正式に反逆罪で逮捕、連行されそうになったが、ここでアキとアジェンド帝国の神官長の息子キスチェルがフェイを奪取、逃亡を図るが、そこに現れたのは過去にフェイを殺そうとしたり、セヌーをさらった男。クリスチャン・カストリスと名乗ったが、目的はセヌーだ、と。
※ただでさえ、物語の舞台設定もキャラクターも続出する作品だった上に、このブランク。展開は読めない、が面白い。再会を喜び速やかに続巻を期待している。




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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190202)

Rure32「RURE(루어)」32巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社(純情漫画誌「PARTY」連載中)。31巻の記事はこちら
※これまで長いこと砂漠の王国を「パイル」と表記してきたが、今後これを「ファイル」に変更することにする。韓国では外来語の語頭の「ㅍ」の発音は「p」音だがアルファベット表記は「F」を充てるので日本語に訳すときは「フ」にするのが一般的であり、私自身、キム・ヨンジュの「펠루아 이야기 a Tale of Felluah」を「フェルア物語」と訳しているのでこれに合わせる。
31巻に続きファイル(パイル)内戦の夜は続く「印章」篇。
31巻で黒い翅族の姿で現れたハル。しかしチャキの言葉が分からない「私はルディムナの力を失った」。失意のハルは、上昇し空から様子を見るしかない。
力強くアジ演説を叫ぶミル。ミュールゲンを排し、民と共に「チャ・クン・タマル」を連呼し呼び込む。血まみれで凱旋するタマル王子。その禍々しい姿に民は息をひそめるが、その時、空間にルキアの精霊たちが現れた。周辺には草花が咲き誇る奇跡が。もう間違いない、真のチャ・クン、砂漠の王の凱旋に、民衆は今度こそ歓声を上げる。
だが、タマルは冷静に「兄に会いに行く」と部下とミルと共に、王族だけが開けられる秘密の通路にそのまま入っていく。だがそこに既にミュールゲン国王の姿はなく、もう一人の兄アサハがいた。※これは本物か?それとも実は・・・という伏線か?
ともかく、内戦の夜は終わった。
独りになったミルは尊大な態度で、空から降りてきたハルを呼び込む。ミルは語る「私達は一対のルアーだ」と。今こそ、私から奪った力の全てを返してもらう、と。「さらば、ハル」。
しかし矢が飛んできた。タマルが駆けつけてきた。「チャ・クン・タマルの名でお願いする、ルキア・ミル、望みは何か。どうか(ハルを)助けてくれ」
しかし、ミルは異変に気付いた。ハルから力の全てが戻ってこない。一匹だけ精霊が残っている。何故だ。
さらに、突然ハルの身に古の翅族の亡霊(?)が現れ「ルアーだ、殺せ」。ハルの翅が姿を変えタマルの胸を貫いた。
タマルを治癒しようとするミル、しかし、傷に込められた力がミルのルアーの力と拮抗して妨害する。何の力だ。
すると今度は、ハルの中からハルの胸を貫いて生身の裸女が現れた。息も絶え絶えのハルがつぶやく「空虚・・・」31巻でもハルが幻視し、それ以前にも幻視したハルを構成する3人の一人「空虚」が実体化したのだ。
ハルを構成する3人については29巻の記事参照

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