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2019年10月

2019年10月26日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191026)

Ferua12「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」12巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。11巻の記事はこちら
※初版限定特典第3弾として11巻に続いてイラストカード4枚が添付されていた。
※私はこの漫画を読み始めた時は、アシアスは、他所の若い領主達と革命でも起こす陰謀を巡らしているのかとも思っていたが、ここまで来るとうがち過ぎだったか?とも思うようになった。何か起こりそうで起こらない、のほほんとした(笑)展開で長期連載を引っ張って「魅せる」筆力もキム・ヨンジュにはある。
11巻に続いて、滞在中の国王一行に随行中のライスル侯爵夫人、イグレインは、夜宴中になんとかアシアスに接触しようとするのだが、回廊を巡って彼に近づこうとする、次から次へと、主な登場人物達と対峙してしまい、思わずモノローグ「全宇宙が私を邪魔しているの⁈」はっきり言ってみんな表面的にはイグレインに敬意を表しているが、対話は緊張感をはらみ優しくはない。
さらに、その中でも10巻では、しきりにオルテーズに粉をかけていたように見えた親衛隊のノックスがイグレインの未練に対して厳しく接して二人の対話が続く。またしてもイグレインのモノローグ「いつから私の故郷は私の涙と同じ意味となったのだろう」。そして国王一行はフェルアを離れた。続いてインターミッション的なエピソードは、同じく10巻では妊娠中だった親衛隊の誰かの妻、アンナ夫人が出産。
続いて今度は、突然、オルテーズの実母が、オルテーズの妹マリナだけを連れて来訪。オルテーズとアシアスの二人に、子供は未だなのかとプレッシャーをかけるが、はっきり言ってこのやり取りはコメディだ。というところで続く。



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2019年10月20日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191020)

1「회랑식 중정(回廊式中庭)」1巻。김연주(キム・ヨンジュ)。大元CI社。
펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」等のキム・ヨンジュの新作。※初版限定付録として両面イラストカードが添付されていた。
私はキム・ヨンジュを称して「超然たる少女世界」と名付けている。東洋風西洋風でも本編の架空の舞台背景をあまり具体的に説明しないシンプルで常に謎めいた作風だ。今回は、引用されている実在する書名や、「東京」や「京城」の地名が登場するところから、架空の世界ではなく日帝占領下の韓国の首都、京城の名門家庭の邸内のドラマらしい。タイトルは文字通りこの邸の建造形式を指す。
邸の主は若い3人の兄姉弟で、長男が日本で言うところの大旦那様、女学生の長女がお嬢様(朝鮮の固有語でアガシ)または女主人(朝鮮の固有語でマニム)、学生の弟래희(レヒ)が若旦那様だ。
しかし主役は、この家の使用人の一人、美形の青年、윤(ユン)のようだ。彼の事情はまだ描かれないが、ハングルが読み書きできるだけでなくかなり語学の素養もありそうだ。これに気付いた세희(セヒ)お嬢様が何を考えているか分からないが、彼を自分の勉強部屋へ出入り、本を自由に読むことを許可した。ユンも使用人達も困惑する。これを巡って邸内に起きる波紋がドラマのイントロだ。
大旦那様の재희(チェヒ)は、以前に結婚し邸にやってきた新妻は若く美しい洋装のモダンガールで自由闊達な人に見えたが、突然首を括って自殺した。しかも彼女は妊娠四か月だったという。しかし夫のチェヒ兄は、この6か月間仕事で東京に出ていた。以来、彼女の話はこの家ではタブーとなっている。
※何やら不穏な引きだったが本の表紙カバー裏面の形容も「ミステリ時代物」となっている。

 

 

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