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2019年12月

2019年12月15日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191215)

Tigau5「이건 좀 아닌것 같아 !」5巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。原題は、訳すと「これ、ちょっとないんじゃない!」位のところか。全編カラー。4巻の記事はこちら
※お約束の前振り⇒「絵」というか見せ方そのものは普通なのだが、設定が特異なので、また書いておくが『24歳の女性、ヒョンビンは、異界の存在が見える。自らを「울(ウル)」と名乗る異形のモノ達にとって彼女は、捕食者のヒエラルキーの最上位に位置するというのだ。基本的には、日本の漫画でもよく見られる、いわゆる「霊とか異界・異形が見える体質」の女性の話だが、韓国人が描く鬼神やトッケビ(おばけ)はかなりグロテスクでエグいのが特徴で、ここで描かれる「ウル」もなかなかユニークだ。
ヒョンビンの相棒となったのは、祖先は異界の蛇で、文字通り地を這っていきる己に幻滅し、人間になりたくて、人の姿になった末裔が、ヒョンビンと出会ったら、捕食関係の気質が現れてしまった21歳の青年チ・ヨジュン。』
さて、5巻では、ヨジュンの母、大蛇のお化け?精霊?が、人間の女の姿になって現れ、二人を見て、なぜか昔話を始める。山の中で暮らす若い夫婦の愛と悲劇だったのだが、このエピソードで、謎の青年チョンスの正体が白い小鳥で傷ついていたところをこの大蛇に助けられ、大蛇の眷属となって人間の姿に成れたことが分かる。
若い夫婦の愛と悲劇を見届けた大蛇は、チョンスに二人で人間になるか、と持ち掛けた。大蛇が脱皮した後、その皮膚を自分で食わなければ徐々に力を失っていくというのだ。だが、人間を軽蔑していたチョンスは、大蛇が脱皮した皮膚を食って力を身につけた。その後もその力で他のウル達を食い続けて力を維持し続けているのだ。
話し終えた大蛇は、一時的にヨジュンに憑依して、ヒョンビンと一緒に久し振りに人間界に下り、休学の更新手続きをしに大学に行ったヒョンビンに同行した。美形のヨジュンを連れてキャンパス内を歩いたヒョンビンを巡り学生達の憶測が飛び始めたところで続く。

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2019年12月14日 (土)

#韓国のSF小説雑誌「#오늘의SF #1」(「今日のSF」)創刊。#정소연 (#チョン・ソヨン) 氏等編集

Photo_20191214172301翻訳書「となりのヨンヒさん」に続いては、本日午後、チョン・ソヨン(정소연)氏等が編集委員となって創刊された、韓国のSF小説雑誌「今日のSF(오늘의 SF #1)」創刊号を取り寄せ依頼していた神保町の書籍サロン「チェッコリ(chekccori @chekccori)」で受け取った。チョン・ソヨンさんの巻頭序文から始まり、エッセイ、インタビュー、中短編小説群が収録されている。

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2019年12月12日 (木)

#韓国の現代SF小説「#となりのヨンヒさん」ついに刊行。#チョン・ソヨン 作。集英社。#吉川凪 訳。

Photo_20191212211801私はこの時を待っていた。私にとっては中国SF「三体」なんか問題じゃない(笑)。
韓国の女性SF作家のトークショー
SFから見るアジアの未来(中央大学)
私の選んだ韓国の現代SF小説
シンポジウムの教室でレジュメに翻訳された代表作「宇宙流」を読んで直ぐチョン・ソヨンさんに直接「WEBTOONの「未生(ミセン)」より私は好きです。あなたがテッド・チャンが好きだというのがよくわかりました」と称賛を贈った。
表題作「となりのヨンヒさん」もレジュメに翻訳されていた。
今年の神保町ブックフェスティバルではクオン出版社の社長に偶々出会い、同氏が経営する韓国書籍サロン「チェッコリ」で、上記書を翻訳した吉川凪さんを紹介された。
収録作「アリスとのティータイム」は、私が世話役をつとめる自主学習教室で「韓国の現代SF小説」としての最初のテキストに選んだ。
「馬山(マサン)沖」は、私独断のこだわりで(失笑)「馬山内海」として、テキスト二作目に選んだ。

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2019年12月 8日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191208)

Tigau4「이건 좀 아닌것 같아 !」4巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。原題は、訳すと「これ、ちょっとないんじゃない!」位のところか。全編カラー。3巻の記事はこちら
今巻でも「絵」というか見せ方そのものは普通なのだが、設定が特異なので、以下、同じ前振りを書いておくが、『24歳の女性、ヒョンビンは、異界の存在が見える。自らを「울(ウル)」と名乗る異形のモノ達にとって彼女は、捕食者のヒエラルキーの最上位に位置するというのだ。基本的には、日本の漫画でもよく見られる、いわゆる「霊とか異界・異形が見える体質」の女性の話だが、韓国人が描く鬼神やトッケビ(おばけ)はかなりグロテスクでエグいのが特徴で、ここで描かれる「ウル」もなかなかユニークだ。
ヒョンビンの相棒となったのは、祖先は異界の蛇で、文字通り地を這っていきる己に幻滅し、人間になりたくて、人の姿になった末裔が、ヒョンビンと出会ったら、捕食関係の気質が現れてしまった21歳の青年チ・ヨジュン。』
4巻は、3巻のエピソードの続きで、愛嬌のある竜の主(竜神か、河の神かよく分らない)が、泣き暮らしている。親友のようにして飼っていた虎が亡くなってからずっと自分を責めている。その主が髪の長い美形だったので、ヒョンビンは冥界に降りて(文字通りエレベーターで)、虎にその思いを伝えてあげることにした。そこは所謂地獄という感じでなくて、花の咲いているような所で、詳細は不明だが、どうやら人や神々に飼われていた動物達の霊も来ている所らしい。後は、虎と主がお互い一緒に暮らして幸せだったとヒョンビンが伝えた。
その後のエピソードもアルバイト先の女性が飼い猫を亡くして気を病んでいるので、死んだ猫の霊の気持ちを彼女に通訳して慰める。
次回への引き、としては、ヨジュンがヒョンビンを母親に紹介する。これが恐ろし気な大蛇なのだが、変身して人間の女性姿になったところで続く。
※今回の人(または神?)とペットの関係については、背景となる現代韓国社会を、おこがましいが私なりに補っておく。
所謂「ペット」の話だが、昨今の日本でも、高齢化に伴い、単なる愛玩動物から晩年の友、家族として葬儀は?とか災害避難の時どうする?とか話題になるが、韓国でも『伴侶動物』という言葉が作られていて従来のペットの感覚からさらに深い、対等な友愛で結ばれた関係性に、マーケティングにおいても(所謂ペット産業、市場から「伴侶動物市場」へということだ。)注目されているのだ。

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