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2020年7月

2020年7月31日 (金)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20200731)

Lovelyugly6「러블리 어글리(Lovely Ugly)」6巻。이시영(イ・シヨン)作。大元CI。5巻の記事はこちら。※ルナの視点が可視化する「マインドマップ」が遂に出てこなかった。
芸能アイドル事務所の練習生オールとソントのエピソードの締め。お互いの気持ちを確かめ合った二人は、オールの母と叔母に二人の仲を報告しようとすると母は何でもなさげに、そんなことはお見通しだ、それどころか私と妹も長い間のカップルよ、と逆にカミングアウト。このエピソードはハッピーエンド。
続いては、ジュ・エリと本来のヒロイン、イ・ルナの幼馴染でカップルマネージャーとしてのルナの相棒マ・ルハンのエピソードが再開。以前に台詞にだけ出てきたことがある、著名な現代芸術写真家の写真集のモデルがルハンだったという話が具体的に。
ルナによれば、幼少の頃からルハンは本人全く無自覚(ルナに言わせると「博愛主義者」)だが、老若男女問わず誰でも彼を巡って争う、罪作りな奴であったらしい。で、その写真家「スタン・サカモト」もルハンに出会い、ルハンが大学に入る為に別れる直前まで、自分だけのミューズとして独占しようとしきりに求愛していた。
そのスタン・サカモトがルナ達の芸術大学に教授就任したというニュースが飛び込んできた。ここでエリが大学新聞の記者であるという設定が描かれ、ルハンがルナを追っかけて新聞部入部希望者としてやってきて、彼がサカモト教授の写真のモデルだったと知れると、編集長がルナとルハンに教授への突撃取材を命じた。
二人がサカモト教授を訪問すると、サカモトはいきなり「教授の不正就任と学生の不正入学。どちらのアプローチが手っ取り早いと思うかい?」と謎かけを仕掛ける。聡明なエリは「脅迫ですね」と応じる。ルハンはさっぱりだが、勘だけは鋭く「あんな人じゃなかったのに」と落ち込む。ルームシェア・マンションに戻ると、エリは皆の前にルハンに問う、入試の時に何か無かったかと。そして実技試験の際のエピソードからルハン以外全員、サカモトが裏で手を回してルハンを合格させたな、それをバラされたくなかったら、と脅迫してきたのだ、と察した。というところで続く。
作者後記は、コロナウイルス禍ネタと、コンピューターをデュアルモニターにしたが、トラブル続きだという近況報告。

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2020年7月28日 (火)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20200728)

Nocturn11「nocturne(ノクターン)」第11巻(大元CI)。作者パク・ウナ(박은아)第10巻の記事はこちら。※また前巻から二年半振りの新刊。※ここで訂正。これまでの記事で、画家の名をチョン・ファベクと表記していたのだがこれは間違い。ファベクは漢字語で「画伯」のことで画家に対する敬称。正しくはチョン・チュンヒョン=정준형。
画家チョン・チュンヒョンのギャラリスト、ソン・ヒョンジョンのアポで早速、トウクが絵の交渉かと思ったら。ユーリの心象風景的見開きページで始まる。群衆の中で独りユーリは「おじさんのいない世界」自立と孤独への不安。
トウクの車中でカーラジオから偶然、今注目の画家としてチョン・チュンヒョンの個展が開催されるニュースが流れる。
※この時点ではトウクもユーリもお互いがチョン・チュンヒョンを知っていることを知らないわけだ。
そしてソン・ヒョンジョンはここにトウクを招待したのだ。さらに、その前に学校帰りの制服のままユーリもニュースを聴いてやってきていた。ようやく読者の前にも彼女をモデルにチョン・チュンヒョンが描いた絵が現れたのだが、これが裸体画。しかも顔はユーリだが体は大人のそれ、つまりオ・スミンのもの。ショックを受けたユーリは、チュンヒョンに泣いて抗議する。ソン・ヒョンジョンはとりあえずユーリに服を買ってやり着替えさせた。※ここで、初めてヒョンジョンはユーリに自己紹介するが、自分はキュレーターだと言っている。
さらに、今度はトウクがやってきた。ユーリを事務室に待たせてギャラリーで、やはりユーリ+オ・スミンの裸体画の前で立ち尽くすトウクの前に現れたヒョンジョン。
※これまでも何度も書いてきたように表情に乏しかったトウクがここからは、独りでチョン・チュンヒョンに会いに行くまで動揺、葛藤の限りを尽くす姿が描かれ続ける。
先ずトウクはヒョンジョンにユーリとチュンヒョンの関係を問うのだが「二人は、寝たのか?」と。思わず絶句するヒョンジョン。
※ややこしいがヒョンジョンは、ユーリがモデルであること、トウクとオ・スミンの関係は知っているが、ユーリとトウクの関係、ユーリとオ・スミンの関係は知らない。
※ここからようやくトウクの内心の独白で明かされる、ユーリの実父こそ画家チョン・チュンヒョンだった。そのことはチュンヒョンも知らない。
一方、事務室の中でユーリと会ったチュンヒョンは、自分の気持ちを持て余しながらも「不思議だが、君が好きだ、いや愛しているといった方がいい」。ユーリはまた泣き出す「私が好きな人達は、誰も私にそう言ってくれなかった」。ユーリを抱きしめるチュンヒョン。「僕は勇気がないので君を絵に描いた。ユーリ、君を愛してる。明日死んでもいいくらいに」。しかし、これを聴くユーリの心はそれ以上には高まらず、むしろトウクのことを思い始める。そしてトウクが現れた。トウクはユーリに席を外させ、チュンヒョンに事実を打ち明ける。
※トウクの回想シーンでシングルマザーになったオ・スミンのユーリを抱いて幸せそうな姿と言葉が描かれる。
帰路の車中。トウクはユーリにはもう何も問わない。「私はおじさんが来たとき、魔法使いだと思った」。トウクはユーリにも事実を打ち明ける。「どこで間違ったのか」。ユーリの独白「おじさんの唇、声に似合わない話」。トウク「俺が魔法使いだったら今日一日をおまえの頭から消してしまうのに」。ユーリの独白「私が愛していると言った人は私の父さんになると言い、私を愛していると言った人は私の父さんだったと。気分の悪い話が不思議にとても心地よく聞こえる」。
※ユーリは、チュンヒョンが父親と判ったことで、トウクが自分の父親になれなくなったことが嬉しいのだ、と読者にうかがわせる描写。
チュンヒョンは、すっかり打ちひしがれ泣き崩れている。ユーリはチュンヒョンにメールを送る「私は本当の父さんが出来て嬉しい。母さんの忌日がもうすぐくる、父さん」と。
ここで、ポム母子の場面が挿入される。ポムの母親が退院した。そして唐突にポムに問う「私がいつまでもあなたの傍にいると思ってるの?」。ポムの独白「考えたこともなかった。母さんのいない世界」そして、冒頭のユーリと対を成すかのように、見開きページの群衆の中を独り歩いていく。
オ・スミンの忌日、納骨堂で再会したチュンヒョンを屈託なく「父さん」と呼ぶユーリ。チュンヒョンはユーリに位牌と一緒においてくれと自分が描きためたスミンのデッサン帳を渡し、トウクに問う。チュンヒョン「どうしたらユーリのいい父親になれるのか」。トウク「あなたに父親の資格があるとは思えない。がユーリはどんな人を見ても、悪い所も良く見えるのかもしれない。ゴミを見てもゴミに見えないのかもしれない。最後はユーリの気持ち次第だ」。チュンヒョンは、ユーリに自分と一緒に暮らさないか、と誘う。しかしユーリは「それはいや」と。ユーリの独白「おじさんが後ろで低い声で笑った。その後、私もおじさんも機嫌が良かった」。
※どうやら韓国の児童の後見人制度、あるいは慣習は中学校卒業までのようだ。物語もそろそろクライマックスかもしれない。ユーリもポムも確実に背が伸びていく姿で描かれている。ユーリにとってトウクは親ではなく、一人の男だ、二人の関係は、そしてポムは?

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2020年7月27日 (月)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20200727)

Elskar2「エルスカル(ELSKAR=엘스카르)」第二巻。우나영(ウ・ナヨン)作。鶴山文化社。第一巻の記事はこちら。いよいよユリアン皇子の前に侍女としてお目見えしたヒロイン、胸の中で宝石が育つランゲ族の少女ビオラ・グレイだが、皇子はまたしても毒を盛られ今度は本当に亡くなってしまった。直ぐに、このままでは合わせて処刑される恐れがあるとドロイ公爵家の隠れ家に逃れる。暗殺の黒幕は、まだ登場しない貴族、ノクシド侯爵家らしいが、捜査権は皇帝からドロイ家には与えられなかった。ドロイ公爵は宣言する「これからは戦争だ」。彼の信頼できる限られた部下はやはり若い執事トーマス。侍女長フォーナー夫人。ランゲ族出身の侍女セレットらごく限られた腹心の従者達だけ。そしてビオラは、ランゲ族をドロイ家が庇護するという条件で今後の協力を約束する。そして舞台は一気に二年後。
ビオラはフォーナー夫人の貴族教育を経て、ベール家令嬢という仮の身分を得て社交界デビューを果たす。彼女の役目は詳細の描写・説明はまだないが、社交界女性の権力を掌握するという大任だ。しかし過去経歴が不明な上に、美しいビオラは、早速、現時点で社交界女性の最高実力者レジーナ・フィオレに目を付けられた。状況は分が悪いと見たドロイ公爵はセレットの進言によりビオラを彼の婚約者にすることを決め、ビオラの士気を高める為に、ドロイ家が密かに保護しているランゲ族の生き残り達に会わせた。一族の将来はビオラにかかっていることを自覚した彼女は、レジーナ・フィオレと抗争することに腹を括った。
※まだ宮廷の権力争いの常套的展開という感じでランゲ族のユニークさは出てこない。これからの展開に期待している。

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2020年7月21日 (火)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20200721)

2「티 나는 사랑(=顔に出る恋)」2巻。조민영(チョ・ミニョン)作。鶴山文化社(학산문화사)。1巻の記事はこちら。1巻の内容で書き忘れていたが、ヒロインの홍사애(ホン・サエ)は顔に加えて、デパートの業務員用階段から落ちて足にもギプス固定をしていたのだが、こちらも恋が終わったら一晩で治ってしまった。2巻では幼馴染の남주(ナムジュ)と上司の医師がサエの症状について話し合っているのだが、サエの極端に低い自尊心からくる強迫症状が恋愛や他人との関係によって顔と足に現れ(※つまり階段から落ちて足を怪我したというよりこれも精神的なものだった?)、サエの不安要素が解消されると症状も消える、これをサエ本人に言うとさらに不安要素が生じるから黙っていた方が良いだろう、と難しいがそういう見立てらしい。
ナムジュは自分の本当の気持ちやサエの封印した告白の記憶を、彼女の気持ちがもっと強くなるまで話すまいと改めて決意する。
そして、2巻では、サエの周囲の人々の気持ち、立場が色々描かれる。サエは先ず、イ代理にデパートの同僚達の前で容赦なく仕返しをすると、職場のVIP顧客対応でライバルのパク・ジェナがやはり、イ代理に裏切られた女性社員達を集めていて立て続けに攻めさせる。※こういう描写はやはり韓国人はコメディとはいえ本当にえげつない。
しかし、サエの同僚ヘジンだけは違った、後日彼女はサエに語る。私の家は家計に余裕がないので、とにかく稼がなければならないし、さっさと結婚もしなければならない、だからイ代理よりももっと良い出会いを待っていられない、私が彼をもっとましな人に育てる、と。
※この辺りの心情描写は私には微妙で難しくて大意をつかみ切れているか正直、自信がないが、未だに日本以上に所得や階級の格差意識に縛られている韓国人、なのかもしれない。
他にもサエは、職場の女性マネージャー(※これまた「マネージャー」という韓国の職責は日本語でも解説が検索できるので、元々日本の人事にすら鈍い私は知ったかぶりはやめておく)が上司、シン課長を大好きであることを知り、彼女からサエが階段から落ちた時受け止めてくれたのもシン課長であることを知り、ふとしたことから彼の自宅を一人で訪問することになり手料理までごちそうされ、あらためて、自分は周囲の人々のことを何も知らないのだと痛感した。
※余談だが、サエは基本的に恋は下手だが仕事は有能という設定のようだ。これは韓国の職場人(サラリーマン)漫画あるいはレディースコミックのお約束か、そもそも日本の漫画もそうなのか私の狭い知見では分からない。

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2020年7月13日 (月)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:番外編 国内作品「おじさん、ドル活はじめました!」 #おじドル (20200713)

Photo_20200713151301シバタヒカリ。フィールコミックス。既に話題だが、一気に読んだ。理屈抜きに面白い。吉成さんがうらやましい。(※私個人の無駄なあがきだが、私だって特定韓国ジャンルに絞れば情報発信力日本一だと自画自賛しているが相手にされないのも日本一だと自覚している。)この手の話題になると、私の感想はジャンルを問わず、無粋だがいつも同じ⇒今ほど、日韓ポップカルチャーが相互浸透しているのを感じたことはない。なのに劣化した政治だけが日韓関係の足を引っ張ている。

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2020年7月 2日 (木)

#韓国の漫画 #韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20200702)

Tiara22 「Tiara(ティアラ)」22巻。原作이윤희(イ・ユニ)。漫画카라(カラ)。ソウル文化社。
21巻の記事はこちら。リュ―ン帝国、元王族の現暗殺者=유영(ユヨン)=通称黒王による、フェイの義妹サセニア王女(セヌー)への拘りに、冷酷な眼を光らす皇帝妃、第二王子サンホの実母。
ユヨンは、リューン帝国皇太子サンレー(フェイの実父)に対し、女性護衛騎士クレンシア・カストリスと共にアルメイアに逃れ、クリスチャン・カストリスの邸宅に滞在中のセヌーの護衛に向かうことを申し入れ承諾される。
フェイとアジェンド帝国の神官の子キスチェルの前に、フェイのホムンクルスになる、と自ら名乗りを挙げてきた男、シャン(샨)が現れた。これまでサンレーの下にいたが、古の神の力を直接受け継いだ最初のホムンクルスであり、他のホムンクルスは皆、彼の複製だと自賛する。
潜伏中の、フェイの実母、衛星都市キフレンの王女、アジェンド帝国・オレン王国女王「엘세스 마이아(エルセス・マイア)」は、王国審判官エルフェルンに禁書となっている少女と騎士と二羽の小鳥の童話を送る。この童話が伏線となるらしい。マイアの狙いは何か、エルフェルンは思案する。
古の神の力と記憶を受け継いでいるというシャンはフェイとキスチェルに、フェイの運命を変えたキスチェルによる神官の「言霊の力」は、大きな力を使い過ぎれば個人の命どころか一族を滅亡させかねない、これを止めるには一旦、アジェンド帝国の帝都に戻りその地に残る「人化の術」を使い、古の神の力を消して普通のフラシアンになることだと告げる。これを聞いたフェイはキスチェルと戻ろうと決意する。
サンホが、皇帝妃がこの機会を逃す筈がないと危惧すると、サンレーは、サンホが二人に同行して守れと命じるのであった。つまり実の息子が盾になれば母も簡単には手が出せない、ということだ。※にっこり笑って命じるサンレーに思わず引きつるサンレー、という読者を笑わす構図。
最後にマイアの秘密が描かれる。アジェンド帝国に戻りフェイを生んだ時はアジェンドにいた時の記憶を喪失していたが、錬金術師に頼んでこの記憶を再生してもらうが同時にリューン帝国滞在時の記憶を消してくれと頼んだのだ。娘がリューン帝国の皇太子の子である記憶=出生の秘密を抹消して娘を守ろうとしたのだった。
後記解説は、シャンの登場によるホムンクルスの起源と生成について。シャンのいう事は本当で、古の神々が身に着け己の力を封じ込めていた宝石を研究していた学派がシャン達であり、シャンは自分の身体を実験台にしてこの宝石の力の再生を試み成功した、だがそれは本来のシャンとは別人格であり、その魂は宝石に依存、真の古の神の復活でもないと学派は認め、これをホムンクルスと称した。以降長い年月をかけ錬金術師達はこのホムンクルスと宝石の研究を受け継ぎ、アジェンドとリューンに帝国が分裂するとホムンクルスの技術も分裂、さらにアルメイア王国は両帝国とも異なるホムンクルス技術を発展させていった。つまり現代のホムンクルスは三種類だとのこと。
※毎巻ボヤくが本当に新設定と「伏線か?」場面の連発で自分がメモしておくだけでも一苦労だ。

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