カテゴリー「韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」の記事

2019年1月14日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190114)

Simuchon11「심청(「沈清」=シムチョン)」第11巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。10巻の記事はこちら
逆転に次ぐ逆転劇。龍神として目覚めた国王はそのまま宮中に留まり、イアン=ヘユンのイアンはどちらかが目覚めてもお互い対話が可能になり、イアンの記憶が途切れることもなくなった。
両者を思い通りに動かそうとしたソルの思惑は外れたかに見えた。
この間にシムチョンはイアン=ヘユンと合流、さらに東海龍王の娘シアは、二人を「龍の剣」の部屋に導き、如意珠のないイアン=ヘユンは「半神半人の王」に成り得ず、北海龍王の娘ヘファの転生であるシムチョンだけがこの剣を扱える。剣自体は「門を開く鍵」でしかないが、シムチョンがつかえば龍の力を封じた「香炉」を切ることができるのだ。
だが、ここにソルの使いとしてソルの妹スウが現れ取引を持ち掛ける。シムチョンの父親の身とイアン=ヘユンを交換しようというのだ。苦悩するシムチョンだが意を決して「イアン、あなたがソルのところへ行って」と告げる。
イアン=ヘユンは宮中の、あの龍の鱗を見つけた井戸に行く、そこにはソルが待っていた。スウの手で如意珠をイアン=ヘユンの胸に入れる。これで彼は龍の鱗で作った甲冑と剣で武装した完全な「半神半人の王」となり井戸の壁に「香炉」の隠し場所の門を開けるのだ。
そこにまた、龍の剣を手にしたシムチョンが現れた。そしてソルは東海龍王の結界に閉じ込められ、さらにスウが香炉の半分を結界に投げ込んだ。だがこの行為はスウによれば、これでソルは香炉の力を吸収する。しかし闇の力であるソルは光の力を吸収してもこれを使えない。元々西海龍王に忠誠を誓っていたスウは、姉であるソルを裏切る時を待っていたのだ。「シムチョン、ソルの心臓を龍の剣で貫け」だがシムチョンには殺生はできなかった。
イアン=ヘユン「さあ、俺の番だ」と自ら龍の剣を取り、門を開き香炉を手に入れ玉座へと転移した。だがそこには逃げたソルが隠れていた。ソルの体内に吸収させられた香炉の半分を取り出し、イアン=ヘユンが持ってきた香炉の半分を奪い遂に一つに合体した。
しかしまたしてもスウが自分の血をつけたかんざしでイアン=ヘユンを刺す。すると龍の鱗の甲冑が消え失せた。だが目覚めたヘユンは「ソル、あなたは言ったな、香炉は私(=ヘユン)のものだと」
※相変わらず難解な展開だが、どうやら竜神達とその娘達、人間達の攻防は決着せず、まだ誰も目的を成就するための真の龍の力を手中にし発現させてはいないらしい。

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2018年12月30日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181230)

Ferua11「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」11巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。10巻の記事はこちら
※初版限定特典第2弾として10巻に続いてイラストカード4枚が添付されていた。
国王夫妻御一行がお立ち寄りになった。詳しいことは読解できなかったがライスル侯爵夫妻がこれに同行している。
という訳で今回は、ライスル侯爵夫人つまりイグレインとオルテーズのアシアスを巡る恋の鞘当てが中心。
城の中でかつてここで暮らした思い出に浸るイグレイン。
晩餐の後の真夜中、月明かりの下、二人だけで踊るアシアスとオルテーズ。ロマンチックな場面。
ところが翌日、皆で狩りと森の中で散策。ここでの会話の中で、イグレインとアシアスにもこれと同じことがあったと、イグレインから(誰のこととは言わないが誰のことかは明らかに)語られた。二人ともお互いポーカーフェースだが嫉妬にかられたのだ。
ここでまたしてもオルテーズの突発的奇行が炸裂(笑)。「アシアス・ラブレイ」と叫ぶと彼に飛び掛かり、つまり何をするつもりか分からなかったが、結果としてつまずいて彼に頭突きをかましてしまった。
その晩、恥ずかしくて枕から顔をあげられないオルテーズ。今は言いたくない「なぜあなたはイグレインと同じことを私としたのよ!」とは。だがアシアスは何か察したらしく「わが伯爵夫人は嫉妬が爆発したことを絶対認めたくないということか」
「すまん。オルテーズ。考えが浅かった」「あの女は何年この城にいたの」「15年ぐらい」「私もそれだけこの城にしっかり暮らさなければ」
※描きようによってはドロドロした展開になりそうなエピソードもキム・ヨンジュの端正でシャープな線で描いた美しい城内や田園風景を背景とすれば牧歌的な世界に映る。

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2018年12月26日 (水)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181226)

Sori3「대답하세요!  프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」3巻。임주연(イム・チュヨン)。大元CI。2巻の記事はこちら
ヘレン前首相の入院中の病院の爆破テロ。しかし、ベンジャミン・ノエルは無事。ヘレンも一命は取り留め、緊急手術、そのまま昏睡状態に。涙にくれるノエルだが、いつまでもこうしてはいられない。ノエルとトーマス・カーディナル労働党党首の二人は、お互い、あるいは各々のスタッフとこの事件の真相を推理、調査に動きだす。
と思えば、挿入される場面では正体不明の脅迫者と脅迫されているまだ何者か不明なテッド・シムスンなる人物が登場。
まだ正体不明と言えば、トーマスのスタッフから、ノエルの中の悪い妹、エルウィン・ノエル、父親の引退後、会社経営を一手に引き受けている彼女が急に帰国する、という情報がトーマスにもたらされる。
そして夜になると、ノエルとトーマスの濃厚なベッドシーン描写。
で、朝を迎えるとトーマスは朝食を作り、その間に、ノエルは、(2巻で登場した若い)女王陛下とともにテムズ川沿いをジョギングしながら犬に散歩をさせて、通行者達の目を丸くさせる。女王の特別な要請によるものだという。この間を利用して表向きは御法度の政治的対話を女王はノエルと交わすのだった。
さらにこの日の政務ではモニター越しの対話でアメリカ大統領登場。ナオミ・デインズという年配のいかにも老獪そうな女性だった。
そして、昏睡が続くヘレンを見舞ったノエルは、彼女は替え玉であることを見破った。党の補佐官ベアトリスを追及すると手術後48時間でヘレンは回復し、身を隠したという。その真意はまだ秘密。
一方でノエルの女性秘書マリーズ・リューとトーマスの会話でリューは、「トーマスは、ノエルの初恋の相手だと思います」と衝撃(笑)発言。
※ストーリーだけ並べるとおなか一杯になりそうだが(笑)、この作者の持ち味である軽妙洒脱なタッチで読ませる。
※どうやらこの漫画は、愛と政治を無関係にはしないが、全てが政治性を帯びながらプライベートに政治対立を持ち込まないし、同性愛も含めた現代社会のマイノリティ問題を理想的に克服しつつある世界観と言ってよさそうだ。BLに留まらない、大人のエンターテインメントに仕上がることを期待している。

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2018年12月18日 (火)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181218)

Mumyouki10「無明記(무명기)」第10巻。윤지운(ユン・チウン)作。大元CI。9巻の記事はこちら
절 (=チョル=絶)先生と呼ばれる医師。身の回りの世話をしている侍女は풍원(プンウォン)漢字は、風園または豊園。先生の昔馴染らしい男、無盡(ムジン) 三人を中心とした中華圏時代劇奇談集。
※チョル先生とムジンの回想記がまだまだ続く。相変わらずセリフが難しくて、実際の歴史に基づいた描写か、全くのフィクションか私の読解力ではわからない。
※但し作者が後書きで『唐の時代は全盛期でも兵士は農閑期だけ訓練を受け、武器も自前で調達していたので、農耕民族である漢族が何年もかけて騎馬民族の地を制圧したというのはファンタジー』だと思うし読者にもそう思ってください、という意味の解説を書いている。
ムジン兄弟の回想で、母を帰郷させることに失敗、母は首を括って自殺(?)した。この件で兄弟は実の父をひどく恨み続けていた。
そして長い戦に遂に勝利した後。兄弟は王の前で父を弾劾、死罪に追い込み、ムジン自ら父の首を切ってさらし首にした。
そして都市に戻って二人も官吏としての仕事に就くのだが、亡父の邸内に妾の存在を知った。元々田舎の貧民の妻だったのが夫に売られてしまったらしい。まだ若く美しい女に当然ムジン兄弟の心は傾いていくようだが、チョルだけは彼女の目に単なる、か弱い薄幸な女ではない、辛酸を舐めてきた故に、したたかに品定めする眼差しに気づいていた。
※戦の後は、対照的にメロドラマの緊迫感、という展開で続く。

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2018年12月 1日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181201)

Vampiretoshokan9「뱀파이어 도서관(=ヴァンパイア図書館 Vampire Library)」9巻。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。8巻の記事はこちら
美食家バロンとカベルのバトルで、マノが「美食家」の体の部位から「臭い」が発せられると感じたら、そこが弱点だということが分かったようだ。そしてバロンはカベルに敗れ洞窟内に生き埋めとなった。
マノは疑問を感じた、転生したカベルの恋人、イブ達は皆、平凡な人間だったという、ではなぜ、カベルとイブは出会えるのか。
カベルの主治医は、マノに、それは運命だと告げる。さらにイブ達の運命は100年に一度誕生し、25歳以上生きられないと。これを何度も経験したカベルの苦しみを理解してほしいと。
これが前振りで、出張していた司書ルイとカベルが戻ってきたらカベルがボロボロになっていた。イブと名乗る黒衣の女性が現れて以降、カベルが大荒れだったそうだ。では本物の転生イブなのか?と誰もが思ったが、彼女についてカベルが語り始めた。
彼女は何代目かのイブの姉で、姉妹でカベルを愛してしまい、病弱なイヴを殺して自殺に見せかけた。しかし事実を知ったカベルは己の罪深さに苦しみつつも姉を拒絶。すると姉がこれからは私がイブの代わりだ、と宣言した。そしてカベルがもう一度見てくれる日まで生きたいと美食家に血を吸われ、自らも美食家の一人のヴァンパイアとなったのだ。
※さてこの三角関係にいかなる決着がつけられるのか。

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2018年11月11日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181111)

Hanagatiredo2「花が散れども」2巻。송 하(ソン・ハ)作。大元CI。1巻の記事はこちら。しかし、大きな勘違いを私はしていた。王ラアンの行脚が主人公イノクの育った地に入って、イノクと弟が再会したら、「姉さん」と呼び掛けた。イノクは女だったのだ。あえて言い訳するならそれだけ性差を意識させる描写は少ないということだ。それがわかって1、2巻のキャラクターの輪郭線を見直すと近衛兵の隊長ファヨンは女だし、近衛兵達は男女混成。王を補佐する6神官も老若男女だ。
さて、ラアンと呼ばれる王(2巻の表紙)は、世襲ではなく、ネパールの生き仏ダライ・ラマのように転生する神王制度らしい。イノクの話を通じてイノクの今は亡き祖父が知恵者で、民の寒くなった居住環境を改善する仕組みを考案していたことを知り、イノク等が暮らす村に入ると今はイノクの弟が住む家に投宿することになった。
キャラクター達もなかなか立っている。侍従長サンホはラアンに一番近い同行者で若いがかなり頭の切れる男で性格温厚。ラアンと同郷でラアンが神王の転生者として発見される以前から幼馴染。
6神官の一人、長い髪を振り乱す若い男で宮中儀礼の総監担当なのに気難しい上に口が悪くて奇行も目立つウンス。サンホとウンスは所謂悪友らしい。
サンホとウンスその他の6神官も含めたこの国の権力者たちは思惑は色々だが、この神王制度にはかなりクール、危機感は共通のようだ。
2巻では、行脚を続けるラアンが出身地の村に入ると、若い男達に襲われる。理由はやはり土地が寒くなって収穫が落ちている不満からだった。これも結果としてイノクが攻撃の最初の一撃を防いだ。
※作者の描写技術はソフトな線で、脇役は釣り目でまだ韓国漫画の類型だが、ほほ問題ない水準だろう。今後の展開は、民には「神としての王」に対し国土の寒冷化の不満が広まりつつある、この国の王制の運命は?、イノクと王の関係は?というところか。架空世界の時代劇といっても通常の中華圏風宮廷ものとはかなり違うのでやや地味だがユニークさが興味深い。

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2018年11月 4日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181104)

Kimuchi3「미스터 김치(ミスター・キムチ)」3巻。※全3巻完結。原作:채정택(チェ・チョンテク)。作画:김의정(キム・ウィジョン)。(거북이북스=亀ブックス=ゴブギブックス)発行。コミックス1巻2巻から実に丸5年ぶりの第3巻。しかし韓国の出版社と作者にしてみれば、こうして日本の一読者が、覚えていてずっと新刊を待っていたとは想像もできないだろう。
残念なことは、ここまで、3巻の刊行を引っ張ったことについて、本の何処にも、出版社のサイトにも誰からの言い訳もないことだ。一体この5年間、何があったのだ?
とにかく、ドラマは、韓日米の主役のお三方がようやく顔を合わせて、物語は終息に向かった。今更その感想、物語を一々、書き出すのも野暮ってものだろう。
今は、完結篇刊行を喜び、作者の今後の新作と活躍を祈念する。

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2018年10月29日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181029)

Simuchon10「심청(「沈清」=シムチョン)」第10巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。9巻の記事はこちら
9巻を受けて、龍神と人間の織り成す複雑な愛憎と復讐のドラマの謎に、シムチョンが巻き込まれ立ち向かう。
イアンが目覚めたが、意識をヘユンに乗っ取られずに頭の中でヘユンと対話することが可能になっていた。
東海龍王の判断では、ソルが宮中を侵犯している今、「門の鍵である王」とシムチョンがこちらにあるのは幸運。
イアンはこの状況に疲れ、シムチョンに一緒に逃げようと訴えるが、シムチョンは一緒に戦ってくれと願うのだった。
東海龍王は、シムチョンに謎解きを始めた。
シムチョンが蓮の花の船で訪れた「現代」はソルが「時間の欠片」で作り出した舞台で、かといって全くの幻ではなく、財閥の長男は、朝鮮国王であり、執事である女性は、宮中の侍女だった。
ソルの目的は、海と陸、人間と神の力の均衡を崩すために、龍神の力を封じて宮中に隠された「香炉」を破壊することだという。
龍族の男は如意珠の力を体現し、女は如意珠の力で、各自の異なる能力を発現させる。
さらにシムチョンには「北海龍王」の娘、「ヘファ」の魂が転生しているというのだ。そして堕落の花の根源はこの北海龍王の如意珠であり、これを砕けるのシムチョンだけ。そうなれば堕落の花の力を消滅できる。だが如意珠を砕けば北海龍王の死を意味する、故にヘファはこれをできず北海龍王は堕落の花に憑りつかれたままでいる。
シアはシムチョンとイアンを北海龍王の元へ送り込む。
一方ソルは、「香炉」を守る「水鏡」の場所を見つけ、これを破壊した、だがシムチョンは同時にヘファの悲しみを幻視しつつも北海龍王の黒く染まった如意珠を入手した。
シムチョンは東海龍王から受けた西海龍王の如意珠の欠片の力で、北海龍王の如意珠を「浄化」した。この浄化の力こそシムチョンがヘファの転生である証であるという。
次は、宮中の「香炉」をソルから守ること。シムチョンは遂に王に謁見する。
ソルは、シムチョンと王の初夜に、王より先にシムチョンの元にイアン=ヘユンを差し向ける。そこにはあの侍女が現れる。彼女の正体はソルの妹であり、その力でイアン=ヘユンの中の半神半人の如意珠とシムチョンの額に埋め込まれていた東海龍王の如意珠の欠片を取り出したのだ。さらにソルはその二つを融合させて一つの如意珠を作り出した。この如意珠の力で、イアン=ヘユンを操り、「香炉」の場所へ導かせ、封印を解く「門の鍵」にしようとした。
しかしこの瞬間を待っていた東海龍王はシムチョンとイアン=ヘユンを空間跳躍させた。
※ややこしいけれども、ソルにわざと如意珠をくれてやる代わりにイアン=ヘユンを奪取する、スリリングな攻防が展開している訳だ。
シアはシムチョンに国王の堕落の花を浄化させることを命じた。
シムチョンはこれに成功するが、目覚めた国王は、西海龍王そっくりで、東海龍王から見れば「龍神として目覚めた王は、宮廷を守るために立つ。ソル、お前は先ず自分の息子と争わねばならぬ」。ソルはこれに対抗するために、上述した如意珠の力を利用して、一面に大雷雨を轟かせ、宮廷人を殺害する。ソルから見れば、「龍王の如意珠の力で起こした豪雨は龍王が生きている限り止めることは出来ぬ。しかし龍神として目覚めた時から良い記憶がない宮廷を国王が守ると思うか。シムチョン、お前は怪物を目覚めさせたのだ」と。
この混乱に乗じ西海龍王の侍女がソルの腕から指輪の形にした「時間の欠片」を奪取した。これでソルは時空跳躍ができない。
この「時間の欠片」はシムチョンの元に跳んできた。
ソルの前に現れた国王はソルに「雨を止めよ」と。ソルの妹は言う「雨を止めるためには如意珠を破壊せねばなりません。しかし半分といえど東海龍王の如意珠は東海龍王が生きている限り破壊することはできません。しかし、殺すことも容易くはありません」
※さて、極めてややこしくなったので私自身がストーリーを整理するためにずらずら書き記したが本当にややこしい(笑)。雨の原因となっている龍の如意珠は、イアン=ヘユンの半神半人の如意珠と、東海龍王の如意珠の欠片を合わせたもの、ソルにしてみれば、人間の国が水没し、自分の子供二人と東海龍王が殺し合い、全て滅してしまえという運命全てに対する復讐か?。時間の欠片を入手したシムチョンに策はあるか?。匿われたイアン=ヘユンの運命は?。

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2018年10月13日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181013)

Concours10「더 콩쿠르 the concours (ザ・コンクール)」10巻。정설화(チョン・ソルファ)作。ソウル文化社。9巻の記事はこちら
フランス仕込みの新鋭の韓国青春漫画。
仕切り直しコンクールのオーケストラとの共演を前に主人公の高校生안호경(アン・ホギョン)の親友にしてコンクールのライバル、성의주(ソン・ウィジュ)は腕のあちこちに痛み止めの注射を医師にしてもらっていた。一見表情変化のないクールな母親は、このコンクールにこだわる息子の真意をつかみかねていた。
そしてコンクール、オーケストラとの共演が始まった。天才肌のバイオリニスト達が各人各様の表情を見せる。
コンクールを辞退したダンカン・オーヘイは、正式にプロデューサーとして進行管理活動をする。
先ず天才少年ベン・クレイは経験したことのないプレッシャーに敗れた。対照的にホギョンは、直前までの緊張が、いよいよ本番となると、スタジオ練習の代わりに利用したトンネル内の練習を想起してオーケストラと夢中で共演し天才性を発揮する。この試験はホールに観客を入れて公開されたが、ホギョンの父母兄姉達も招待された。何の専門教育を受けたこともないホギョンの見たこともない晴れ姿に、父母は涙し、読者のこちらももらい泣きだ。
次の米国女性ドナ・レボはロックでもやりそうな挑発的な衣装で現れる。同時にウィジュは控室に入るが、さらにその一方で、ホギョンに、辞退したリサ・ノビアの関係者だったバイオリンのコレクターが接触、バイオリンの製作者を確認したいだけだといって、立ち話でホギョンのバイオリン(バイオリン工房のイ・ヒャンギから借りている)の記名をチラ見して「わかった」と言って立ち去った。これも何かの伏線だろうが、コンクールはまだ続く。

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2018年10月 8日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181008)

Lady_sherlock1「レディ・シャーロック(Lady Sherlock = 레이디 셜록)」第1巻。김달(キム・タル)作。Lezhin Comics。レジンエンターテインメント社。第1巻のサブタイトルは「선홍빛 연구(鮮紅色の研究)」。
日本では主に「緋色の研究」として訳題されている作品を脚色したシャーロック・ホームズのパスティーシュ、ウェブトゥーン版(※Webtoon 韓国独特のインターネット漫画の表現形式)最新作、といったところか。
この作者、これまでも主役に女性を設定した東洋史漫画を発表しているらしい(※私は未読)。そういう点では文化的性差を挑発的に風刺する作風が持ち味のようだ。
本作では、タッチは極めて簡潔ですっとぼけているが、ホームズのみならず、レストレイド刑事、犯人も女性にして、基本はユーモラスだが、事件の因縁話は男女のシリアスなメロドラマを展開しながらも押しつけがましくないエンターテインメントに仕上がっている。
※本筋とは別に興味深いのは、時々、男性キャラ、例えばワトソン博士でもシリアスシーン、あえて例えるなら歌舞伎の「見得切り」のような、そのキャラの見せ場では、突然女性キャラに転換して描いて見せる、という表現手法をしている所だ。
※第2巻は「四つの署名」が予告されている。
※本書は初版限定で表紙カバーが2種類重なって発売された。
※このWebtoonサイト「レジンコミックス」日本向け展開も積極的なようで
https://www.lezhin.com/ko(韓国サイト)

https://www.lezhin.com/ja(日本向けサイト)があるので、日本でも詳しい人には周知のことかもしれない。(私は、インターネット漫画については無知)

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