カテゴリー「韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」の記事

2019年12月 8日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191208)

Tigau4「이건 좀 아닌것 같아 !」4巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。原題は、訳すと「これ、ちょっとないんじゃない!」位のところか。全編カラー。3巻の記事はこちら
今巻でも「絵」というか見せ方そのものは普通なのだが、設定が特異なので、以下、同じ前振りを書いておくが、『24歳の女性、ヒョンビンは、異界の存在が見える。自らを「울(ウル)」と名乗る異形のモノ達にとって彼女は、捕食者のヒエラルキーの最上位に位置するというのだ。基本的には、日本の漫画でもよく見られる、いわゆる「霊とか異界・異形が見える体質」の女性の話だが、韓国人が描く鬼神やトッケビ(おばけ)はかなりグロテスクでエグいのが特徴で、ここで描かれる「ウル」もなかなかユニークだ。
ヒョンビンの相棒となったのは、祖先は異界の蛇で、文字通り地を這っていきる己に幻滅し、人間になりたくて、人の姿になった末裔が、ヒョンビンと出会ったら、捕食関係の気質が現れてしまった21歳の青年チ・ヨジュン。』
4巻は、3巻のエピソードの続きで、愛嬌のある竜の主(竜神か、河の神かよく分らない)が、泣き暮らしている。親友のようにして飼っていた虎が亡くなってからずっと自分を責めている。その主が髪の長い美形だったので、ヒョンビンは冥界に降りて(文字通りエレベーターで)、虎にその思いを伝えてあげることにした。そこは所謂地獄という感じでなくて、花の咲いているような所で、詳細は不明だが、どうやら人や神々に飼われていた動物達の霊も来ている所らしい。後は、虎と主がお互い一緒に暮らして幸せだったとヒョンビンが伝えた。
その後のエピソードもアルバイト先の女性が飼い猫を亡くして気を病んでいるので、死んだ猫の霊の気持ちを彼女に通訳して慰める。
次回への引き、としては、ヨジュンがヒョンビンを母親に紹介する。これが恐ろし気な大蛇なのだが、変身して人間の女性姿になったところで続く。
※今回の人(または神?)とペットの関係については、背景となる現代韓国社会を、おこがましいが私なりに補っておく。
所謂「ペット」の話だが、昨今の日本でも、高齢化に伴い、単なる愛玩動物から晩年の友、家族として葬儀は?とか災害避難の時どうする?とか話題になるが、韓国でも『伴侶動物』という言葉が作られていて従来のペットの感覚からさらに深い、対等な友愛で結ばれた関係性に、マーケティングにおいても(所謂ペット産業、市場から「伴侶動物市場」へということだ。)注目されているのだ。

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2019年11月30日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:番外編 #今日本人に一番薦める韓国純情漫画 #安倍晋三内閣退陣 #現行自民党主流派一掃

Sori5今更ながら、はっと気が付いたんだが今の日本人に一番薦める韓国純情漫画はこれだ。
「대답하세요! 프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」1巻。
「대답하세요! 프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」2巻。
「대답하세요! 프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」3巻。
「대답하세요! 프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」4巻。
あらゆる点で醜悪な現代日本の安倍晋三内閣行政とは、対照的な架空の今日的理想的LGBT時代の英国政治をBL漫画の手法で描いた技巧的な快作。

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2019年11月 3日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191103)

Rure33「RURE(루어)」33巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社(純情漫画誌「PARTY」連載中)。32巻の記事はこちら
※これまで砂漠の王国を「パイル」と表記してきたが、32巻の記事から、これを「ファイル」に変更した。韓国では外来語の語頭の「ㅍ」の発音は「p」音だがアルファベット表記は「F」を充てるので日本語に訳すときは「フ」にするのが一般的であるのでこれに合わせる。
※さて、今巻の巻末では、作者ソ・ムンダミより、設定の大きな変更のお知らせ。単行本4巻で(と言われても、私は全く記憶はないが)、北の大国ワン・ウィライの王女아수스(アスズ)姫が皇帝のことを「アボジ様(お父様)」と言及しているが(と言われても、くどいようだが私自身は全く記憶がないが)、ここまで連載してきて、皇帝は「お母さま」に変更することにしたというのだ。つまり大神女に次ぐ権力者の地位は男性ではなく女性に限る、政治権力の構造を維持するのにも女性神格化を続ける必要があると考えるようになったからだ、ということだそうだ。略してしまうと簡単だが、巻末漫画で作者は、この設定考察の推移について解説に9頁を費やしている。
32巻でハルの体内から実体化した「空虚」はハルを包み込んで消え失せた。やがて目覚めたチャ・クン・タマル王子に、ミルは「この額の逆印章がシン・ハルの生きている証」と告げる。
ワン・ウィライのファイル進撃の陣地に、アスズ姫が合流した。皇帝陛下(つまり母)に謁見。しかしミルとファイル国王ミュールゲンの子供二人を拉致したことは、腹心の部下にしか明かしていない。
そしてファイル王国に舞台が戻り、タマル王子に26巻に登場しハルと出会った、歴史を記録し探求する一族「ヨラム」が接触してきた。彼らの要件は、「空虚」がハルの姿で現れて、ヨラムの図書館を破壊したというのだ。そしてタマルは「空虚」を幻視する。それは図書館のデータの欠片か、それとも、今の「空虚」か。
※なるべく簡単に記述したが、各々のドラマがカルカチュアライズされたタッチでありながら、大胆で意表を突く絵作り、緊張感あふれるドラマ、名調子な語りで、各エピソード共表現の工夫が凝らされている。。







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2019年10月26日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191026)

Ferua12「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」12巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。11巻の記事はこちら
※初版限定特典第3弾として11巻に続いてイラストカード4枚が添付されていた。
※私はこの漫画を読み始めた時は、アシアスは、他所の若い領主達と革命でも起こす陰謀を巡らしているのかとも思っていたが、ここまで来るとうがち過ぎだったか?とも思うようになった。何か起こりそうで起こらない、のほほんとした(笑)展開で長期連載を引っ張って「魅せる」筆力もキム・ヨンジュにはある。
11巻に続いて、滞在中の国王一行に随行中のライスル侯爵夫人、イグレインは、夜宴中になんとかアシアスに接触しようとするのだが、回廊を巡って彼に近づこうとする、次から次へと、主な登場人物達と対峙してしまい、思わずモノローグ「全宇宙が私を邪魔しているの⁈」はっきり言ってみんな表面的にはイグレインに敬意を表しているが、対話は緊張感をはらみ優しくはない。
さらに、その中でも10巻では、しきりにオルテーズに粉をかけていたように見えた親衛隊のノックスがイグレインの未練に対して厳しく接して二人の対話が続く。またしてもイグレインのモノローグ「いつから私の故郷は私の涙と同じ意味となったのだろう」。そして国王一行はフェルアを離れた。続いてインターミッション的なエピソードは、同じく10巻では妊娠中だった親衛隊の誰かの妻、アンナ夫人が出産。
続いて今度は、突然、オルテーズの実母が、オルテーズの妹マリナだけを連れて来訪。オルテーズとアシアスの二人に、子供は未だなのかとプレッシャーをかけるが、はっきり言ってこのやり取りはコメディだ。というところで続く。



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2019年10月20日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20191020)

1「회랑식 중정(回廊式中庭)」1巻。김연주(キム・ヨンジュ)。大元CI社。
펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」等のキム・ヨンジュの新作。※初版限定付録として両面イラストカードが添付されていた。
私はキム・ヨンジュを称して「超然たる少女世界」と名付けている。東洋風西洋風でも本編の架空の舞台背景をあまり具体的に説明しないシンプルで常に謎めいた作風だ。今回は、引用されている実在する書名や、「東京」や「京城」の地名が登場するところから、架空の世界ではなく日帝占領下の韓国の首都、京城の名門家庭の邸内のドラマらしい。タイトルは文字通りこの邸の建造形式を指す。
邸の主は若い3人の兄姉弟で、長男が日本で言うところの大旦那様、女学生の長女がお嬢様(朝鮮の固有語でアガシ)または女主人(朝鮮の固有語でマニム)、学生の弟래희(レヒ)が若旦那様だ。
しかし主役は、この家の使用人の一人、美形の青年、윤(ユン)のようだ。彼の事情はまだ描かれないが、ハングルが読み書きできるだけでなくかなり語学の素養もありそうだ。これに気付いた세희(セヒ)お嬢様が何を考えているか分からないが、彼を自分の勉強部屋へ出入り、本を自由に読むことを許可した。ユンも使用人達も困惑する。これを巡って邸内に起きる波紋がドラマのイントロだ。
大旦那様の재희(チェヒ)は、以前に結婚し邸にやってきた新妻は若く美しい洋装のモダンガールで自由闊達な人に見えたが、突然首を括って自殺した。しかも彼女は妊娠四か月だったという。しかし夫のチェヒ兄は、この6か月間仕事で東京に出ていた。以来、彼女の話はこの家ではタブーとなっている。
※何やら不穏な引きだったが本の表紙カバー裏面の形容も「ミステリ時代物」となっている。

 

 

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2019年8月30日 (金)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190830)

Tiara18 「Tiara(ティアラ)」18巻。原作이윤희(イ・ユニ)。漫画카라(カラ)。ソウル文化社。17巻の記事はこちら.
※本当にいつものことだがこの作品、次々と新設定、新キャラが登場して、要約が大変。
ようやく再会したサセニア王女(セヌー)は一度死んだ?おかげで、王位継承者の儀式「アジェンドの涙」で失った感情を回復していた。こうして再会を喜び合えるフェイだが、17巻でも皇太子との権力争いを見せていた皇帝のお妃がさっそくその家門の能力で攻撃を仕掛けてきた。しかし、第三王子サンリョンの能力で遮られ、実の息子で第二王子のサンホにも止められる(※彼は今の所、母親と違ってひょうひょうとして権力争いの気はない。彼は、リューン帝国の家門の能力の発現を感じ取る能力があるらしい。)
皇太子サンレーと妃がしきりに、セヌーと誰かが似ていると、モノローグしている。それが、皇太子の昔の婚約者らしい。
ここで、皇帝が三週間振りに目覚めたという知らせが入る。そして、この世界の長命種族エランやフラシアンは、寿命が長い代わりに、長い眠りに入るという設定がキスチェルからフェイに説明される。
リューン帝国皇帝の姿は未だ読者に明かされないが、政務のブランクを埋めるために、サンレー、サンホ、サンリョンも皇帝に謁見の為、宮廷内に能力者家門の者がいない隙をついて、妃が今度はフェイ達に魔獣を仕掛けてきた。そこで、フェイ自身の能力が発言した。時空間を越えて鳥人形態の魔人と意思疎通し召還し、魔獣を撃退した。
一方アジェンド帝国側では、フェイロン国王(アキ(アーケランス)第二王子の兄)アーセルスは、16巻で古の神の門で受けた衝撃で、家門の能力を発現できず、籠り切り。ウェイ王国のレイラン王女に助けられたアキは、レイラン王女の連れてきた錬金術師ケイ特有の治癒力でケガを治す。さらにいかなる目的か?ケイは、かつての「第一王女の乱」といわれる今のアジェンド帝国皇帝の妃がリューン帝国の刺客に暗殺された事件、「第二王女の乱」と言われ「엘세스 마이아(エルセス・マイア)アジェンド帝国・オレン王国女王、衛星都市キフレンの王女」とリューン帝国を巡る謎の事件に鍵があるとほのめかす。
リューン帝国では、フェイの様子や力を見たセヌーは、ロストチャイルドの能力ではない、フェイ自身固有の家門の力だ。それをわからぬ筈のない皇族審判官が禁忌の力を使った=反逆罪とみなすのは奇妙だ、と女性護衛騎士クレンシア・カストリスに打ち明けた。アジェンド、リューン両帝国の王族の思惑に疑念を感じたクレンシアは、リューン帝国からの脱出を決意し、クリスチャン・カストリスの提案に乗り、秘密の非常口にフェイら一行を導く。
巻末の解説によると、リューン帝国の家門の権力は、古の神々の力をどれだけ多く受け継いでいるか、能力の大きさで決まる。能力は古の神の力だけでなく、家門特有の能力もあるという。















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2019年8月16日 (金)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190816)

Lovelyugly4「러블리 어글리(Lovely Ugly)」4巻。이시영(イ・シヨン)作。大元CI。3巻の記事はここ
ヒロイン、イ・ルナが見る人物相関図では、なぜルナには「Lovely」シ・ナモンには「Ugly」なのか、は依然不明なまま。
4巻でも見せ場だったの恋愛相関図は遂にでない。だがさらにいちゃつくカップルの新キャラまで登場。
先ず、インターホンに現れたナモンの元カノは、ナモンの12歳年上の義母だった。元々はナモンの中学校時代の先生だった。
なんでそんなややこしいことになったのか詳細な説明はないが、少年時代の痛い恋愛の思い出の所為で、ナモンは、あまり彼女と仲は良くないようだ。
しかしルナが、ナモンの彼女としてあいさつすると、この時、相関図ではなくて、ルナに対する、負の感情ばかりが表出された。
何か気づいたのかナモンが、ルナの目を塞ぐ程だった。だが、この女性とナモンとのドラマはこれ以上深入りはなし。むしろナモンとルナがますますいちゃつく。
そして新キャラが男性二人、オールとソントが登場、芸能事務所所属で、新ユニットでデビューを目指しているのだが、なぜこんな唐突に、と読者が思うところで、このシェアハウスの以前からの入居者で、後からルナが大学に入学し、入居して来たときに挨拶と激励を受けた所為でオールがルナに一目惚れ、しかしソントはオールが好きだった。
二人がスタジオで歌のレッスンに励み、お互いを認めあうことに加えて、ソントはルナから「二人は、十分条件を備えている。十分に好きあっている」と妙な激励を受ける。描写はされていないが、ルナには二人の相関図が見えていたのかも知れない。
そしてオールはルナとナモンがそうなったのを目撃、ショックを受けたのだが、ソントには見ているしかない。
そしてシェアハウスの一同での飲み会。初めてルナからナモンを紹介されたのだが、この時、ナモンの方が何を血迷ったか、オールとソントを見て、知る人ぞ知るカート・ヴォネガットの昔の講演録より
「思い切り親にショックを与えてやりたいけれど、ゲイになるほどの勇気がないとき、せめてできそうなことといえば芸術家になることだ」(※円城塔訳「これで駄目なら」より引用)
を引用した。芸能人、アイドルもれっきとした芸術家の一員だという流れのセリフの締めの言葉だったんだが、今となっては「親にショック」=「ゲイ」云々は性差別と成り得る。
※私はストーリーそのものより独特な表現手法に関心が向いていたのだが、それらが抑制され、新コンビ登場に加え、ナモンの天然か危ないのかよく分からない面が現れて新展開となるのか、また先が読めなくなった。

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2019年8月 6日 (火)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190806)

Tiara17「Tiara(ティアラ)」17巻。原作이윤희(イ・ユニ)。漫画카라(カラ)。ソウル文化社。16巻の記事はこちら.
※この作品の感想にいつも書く愚痴だが次から次へと新ネタと伏線が頻出するので要約に苦労する。
※のみならず、ブランクを埋めるか、吹き飛ばすかのような勢いで刊行が続き、既に18巻が私の手元にあり、読書中だ。
16巻で、フェイ達はリューン帝国の砂漠地帯に出現したところで続いたが、そこにリューン帝国皇太子ウン・サンレー(은산뢰)であり「待っていた」と。フェイら一行は王宮に招待されそこに軟禁されるが、拘束というより外部の攻撃から護衛している様子。
リューン帝国の風俗は、アジェンド帝国が欧風なのに対し、東洋風。ここからリューン帝国の複雑な事情が現れてくる。帝国内で皇太子と、義母(つまり現皇帝の後宮の妃)帝国の鬼門を守る一族でその名も鬼妃、とその息子、つまり皇太子の異母弟サンホ、サンリョンというより実質、鬼妃と皇太子の権力闘争があり、皇太子の父である皇帝は健在らしいのだが未だ姿を見せず。くわえて皇太子もフェイらの扱いに手をこまねいているのは、フェイとその妹、セヌー、その母親達のアジェンド帝国との確執、アジェンド帝国の内乱、が絡んでいるらしいが、リューン帝国皇太子側も真相が分からない為らしい。
さらに、フェイとアジェンド帝国の神官長の息子キスチェルの前に、15巻でも登場した古(いにしえ)の神が再び現れて警告めいた預言を(主にキスチェルに対して)する。彼女はマルーと名乗り、常に目隠しをしている(未来視をしているらしい)。古の神々は数千年は楽に生きられる、という。
フェイとキスチェルに同行してきた女性護衛騎士クレンシア・カストリスは、再登場したクリスチャン・カストリスがまた提案してきて今度は、サセニア王女の為ならここを出るリューン帝国の連中も知らない非常口を教えるともいう。※要するにカストリス家という同門だが主人がフェイ、セヌーの異母姉妹各々に分かれている、微妙な関係らしい。
一方、アジェンド帝国側では、「엘세스 마이아(エルセス・マイア)アジェンド帝国・オレン王国女王、衛星都市キフレンの王女」は王国審判官エルフェルンと、ウェイ王国のレイラン王女とうまく取引(脅迫?)して拘束を解かれた。
そして、サセニア王女(セヌー)の方から、フェイ達の到来を聞くや直ぐに会いに来た。
※巻末の解説ページは「リューン帝国」について、例によって色々解説されているがフラシアンとなった古の神々と民が異世界に通じる門を開いて大量移動した場所。ウン家はその最有力者だった一族の末裔であり、本編に登場している神マルの異父兄が、現ウン家の祖先ということらしい、ああどんどんややこしくなっていく・・・。

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2019年7月 7日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190707)

Sori4「대답하세요!  프라임 미니스터(お答えください!プライムミニスター=総理)」4巻。임주연(イム・チュヨン)。大元CI。3巻の記事はこちら
3巻の記事に付けた感想を再掲する⇒※どうやらこの漫画は、愛と政治を無関係にはしないが、全てが政治性を帯びながらプライベートに政治対立を持ち込まないし、同性愛も含めた現代社会のマイノリティ問題を理想的に克服しつつある世界観と言ってよさそうだ。BLに留まらない、大人のエンターテインメントに仕上がることを期待している。
と書いておいたが、このプライベートと政治ドラマの「せめぎあい」がタイトに迫ってくる。今回はエピソードは、主人公、首相のベンジャミン・ノエルの母、オペラ歌手のレオノーラ・ノエルと家の財政を在米で仕切る、ノエルの妹、エルウィン・ノエルが登場。ベンジャミン・ノエルの両親の出会いから始まり、ノエルの実家で女王陛下とノエルとトーマス・カーディナル労働党党首の乗馬。そして馬小屋でベンジャミンとカーディナルのセックス。並行してベンジャミンの秘書、マリーズ・リューが首相宅で盗聴装置発見。以前に出た保安責任者はベンジャミン自ら処分。ヘレン前首相、共和党党主の地元選挙区、つまり共和党の票田にトマス・カーディナルが乗り込み、そのカリスマ的魅力で一日で地元有権者の心をつかみ、補欠選挙で労働党候補当選。一方でベンジャミンは、トマスと対立して労働党を離脱した女性議員レティシア・スウィフトを単身で訪問「来年総選挙でトマスを撃つ狙撃手」として説得、共和党に入党させる。
さらに一方で(笑)、レオノーラ・ノエルはトマスに、息子ベンジャミンの天性の人に好かれようとする才能が両刃の剣である=自分の受ける愛の代償に他者を不幸にしかねないことを語る、だから家を守ることはエルウィンに任せたのだというのだ。※今後への心理的伏線か?
補欠選挙結果の出た夜、トマスはベンジャミンに、「あなたとの契約は終わりにしてほしい」という言い回しで二人の恋の終わりを宣言するのだが・・・。
※本当に、いつもながらおなか一杯になるようなエピソード群だが、この作者の軽妙洒脱なタッチでスムーズに展開するのだ。しかも作者後記漫画で
『ようやくここまで来たが、ここからが本当の始まりです』と或いはクライマックスか?と思った読者に対して実に意欲的な宣言。



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2019年6月12日 (水)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190612)

Concours11「더 콩쿠르 the concours (ザ・コンクール)」11巻。정설화(チョン・ソルファ)作。ソウル文化社。10巻の記事はこちら。フランス仕込みの新鋭の韓国青春漫画。
最終審査に残った3人は、アン・ホギョン、ソン・ウィジュ、チョン・シャオ。しかし10巻で、主人公の高校生안호경(アン・ホギョン)のヴァイオリンをチラ見した、胡散臭いヴァイオリンコレクターが、裏で図った。取材記者がコンクール主催者ダンカン・オーヘイの関係者がホギョンにヴァイオリン貸与、つまり便宜を図ったと騒ぎ立てた。これがバイオリン工房のイ・ヒャンギを指している訳だ。ヒャンギはコンクール優勝者に提供されるヴァイオリンの前の所有者である故人チェギョンの実妹だからだ。
審査員は、これは審査に影響はないと判断したが、次回のホギョンに、このヴァイオリン貸与は禁じると発表した。
これで困ったホギョンの前に再び、このコレクターが現れ、ヴァイオリン貸与先を世話しようと提案してきたのだ。※これが狙いだったらしい。読者から見ると、不穏なところだが、結果的にホギョンに貸与業者を紹介してくれたのは彼の師匠だった。
※サブエピソードとしては、その他の競演者、挑発的なドナ・レボは演奏中、観客を本当に挑発して「魅」せる。天才肌のアントン・ローゼンウィーラーは楽しそうだし実力は最高だが余りにマイペースでオーケストラとの共演に不向き。ソン・ウィジュは全身汗だくで腕の激痛に苦しみ耐えながら、スーツの上着すら腕への負担とばかり脱ぎ捨て演奏を全うする。だが、イ・ヒャンギは「私は愛する人達の力にすらなれない」と失意から立ち直れないまま・・・。



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