カテゴリー「韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」の記事

2017年4月15日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170415)

Yoruwokakerusonbi17「밤을 걷는 선비」(夜を駆けるソンビ)」17巻(ソウル文化社)。原作조주희(チョ・ジュイ)。作画担当は한승희(ハン・スンヒ)。16巻の記事はこちら
いつもの断わりですが、邦題は「夜を歩く士(ソンビ)」が通用していますが、私のこだわりで「駆ける」で通します。ゾンビではない。日本では士大夫ともいう、在野の地主で教養人、人格者でもある名士とか名家の旦那をさす。
15巻
の、バンパイア、귀=キィ(漢字語で「鬼」の朝鮮語発音、日本の音読み「キ」と同じようなもの)と김성열(キム・ソンヨル)の対決から一夜明け、都の中の隠れ家と思しき屋敷で目覚めたソンヨルとヒロイン、ヤンソンは、お互いの愛を確かめ合う。一方、王子(おそらく後の国王、正祖)と最初の方から出ている宮廷の兵士(※そう言えばこの人は、最初は宮中より派遣された虎狩人としてが正式には護衛士か隠密かよく分からない)は、昔、絵師が描いたキィの絵の秘密を検討し続けていた。
そして、王子は遂に、この絵はキィが日食の時ならば、昼間でも活動可能だということを現していることに気づき、急遽、宮廷の天文部署を説得して、次の日食の日時を問い詰めるが日食は不吉なこととして、宮中の極秘事項。どうやら次の日食は、近日に迫っているらしい。
王子だけでなく、キィ自身も変装して、部署の責任者に賄賂を贈って、日食の期日を聴き出していたし、ソンヨルも(※長生きしてるせいか)そのことに気づいていて、おそらくその日、キィは、宮廷を襲撃、積年の復讐を果たすつもりだと予感している。
※これは、いよいよクライマックスが近づいているのかもしれない。
※原作者チョ・ジュイの後書き漫画は、ストーリーを考えている時の自分の様子、の話。傍目にはかなり変、らしい(笑)。同氏はしばらく前から小学校の先生もしているが、児童からのおませな質問のことも描いている(笑)。

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2017年4月 1日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170401)

Nabi22_2「Nabi」22巻。김연주(キム・ヨンジュ)。大元CI。21巻の記事はこちら
長い夜が続いているが、묘운(=妙雲=みょううん)の回想が入った。彼女が女主人の書院にいた頃から予知者の손소류(ソン・ソリュウ)を幻視していた。そして「迎えに来て。待っている」というメッセージをささやかれていたのだ。ミョウウンは、「私はあの子に終わりを与えてあげる」と口にした。それは殺すとか復讐ということではなく運命的なものを感じているらしい。
※やはりかつて描かれた世界とはすっかり変わってしまったようだ。
さて、飛行船自体は、文国の追撃隊の戦闘機(※やはり飛行船のようだ)が集まって来て、投降を呼びかけてきた。しかしこの中でソリュウがリュウサンを通じて伝えてきたのは、この飛行船を渡してはならない、渡せば世界の終わりが来るというのだ。※具体的にどうなるのかは全く不明
これを聴いた上で一行は、海に沈むように飛行船を不時着させて、脱出ポッドに乗って海岸にたどり着く。
一方、先に下船し文国の使者に取り残されたハリム(※確か漢字で霞林だった筈だがなぜか夏林になった)は、文国の宮廷に潜入し、相変わらず眠り続けるソリュウを奪取して背負って逃亡、水国に戻りソン家の私兵達と合流、家に戻った。※あまりにもあっという間の展開なので、もしかしたらこれも、また運命が変わったのかも、という気もする。この間にハリムの独白がかなりのスペースを割いて挿入されている、今のハリムは何故ここまで自分がソリュウを助けるのか、戸惑ってもいるようだ。やはりミョウウンと同様、変化を続ける運命に微かに意識が残っているのかもしれない。
※もともとシンプルな描きっぷりが持ち味の作者と作品なので、ここまでの解釈が難しくなってきた。作中の運命が変わったのか、私の読解不足か判断困難で何度も読み直している。

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2017年3月26日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170326)

Vampiretoshokan6「뱀파이어 도서관(=ヴァンパイア図書館 Vampire Library)」6巻。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。5巻の記事はこちら
前巻の続きで、愛らしい黒猫2匹を拾って図書館の庭でマノが飼い始めたが、それは人間の姿になると子供の姿の姉弟だった。姉は自分達を「美食家」だとうそぶくので、お仕置きに一先ず監禁。どうやらヴァンパイアには違いないが、美食家のような殺人者ではないらしい。
そして、弟の方だけが正体を現す。6番目の美食家、黒ヒョウの姿だが、他人の姿に自由自在に変身できるパルダス(※解説によるとラテン語で「豹斑」の意味らしい)だった。パルダスは、自分が食ったヴァンパイアの一人である少女の弟になりすましてずっと、人食いを続けていたのだった。
次は、館長カベルがマノに自分の過去を初めて語る。かつて一度人間の女性を愛し、不老不死故に愛を失う哀しみを知ったのだ。

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2017年3月18日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170318)

Rure27「RURE(루어)」27巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社(純情漫画誌「PARTY」連載中)。26巻の記事はここ
27巻の帯には「翅を探して」篇となっている。
独り旅立ったシン・ハル、翅族を探す為に、自分の能力でこの世界を検索することに思い至り、それを実行した。そして、ひっそりと生きる病者ばかりの翅族の村にくる。だがそこにいるのは実質役に立たない、形骸化した翅を片翼のみ残した翅族だった。
ここに、この翅族の村の出身で、パイルの呪術師シニョン(=시뇽)が帰って来た。
※このシニョンについて、「8巻に出てきたミュールゲン(=뮬겐)の呪術師」という注が、付けられていた。単行本8巻を見れば、実にまる十年前の刊行。私がブログを書きだす前だったかもしれない。完全に忘れた頃に伏線を回収にかかって来たか?
※そこで、8巻前後を読み直してみると、本当に色々すっかり忘れていた、ミュールゲンとは、パイルの第二王子(現在のタマル王子が反乱軍を率いて戦っている兄。タマルは第3王子)の名前。さらに、それ以前からハルは、ルアー、ハベク(※河伯と書く朝鮮半島では有名な水神)と結婚した翅族の王女=ソネッティを幻視していた。また、ミュールゲンの子を産んだミルは、ハルの腹違いの妹だと記憶していたが、それは表向きで本当はハルと双子の姉妹だったという秘密は明かされていた。

さて、シニョンはミュールゲンからここの翅族への取引を交渉しに来た。この土地はちかく戦場となる。そこで安全な土地を提供するから移住しろ、見返りとして、秘薬を現在量の十倍提供を。
シニョンは為政者としてのミュールゲンに心酔している。
ミュールゲンの出生も描かれた。翅族の村々から呪術師の能力を有する者を以前からパイルは集めていた。ミュールゲンは卓越した才能の持ち主で、ここの翅族の村に一時預けられて呪術師としての指導を受けていたこともあった。
※ここで、読者の目線では、この取引、ミュールゲンが信用できるとは思えない。シニョン達は何か騙されているのではないか、と見える。

そして、村の近くの渓谷に駐留中のハルは、パイルの呪術師達に襲われている翅族達に出くわした、その中には重傷で担架で運ばれているシニョンもいた。やはり取引には何か裏があったようだ。

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2017年3月11日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170311その2)

Tsukigaugokuoto7「달이 움직이는 소리(月が動く音)」第7巻で完結。(ソウル文化社)。6巻の記事はこちら。ユン・チウン(윤지운)作。
※偶々フォロー中のツイッターのこういうツイートに出くわした↓。

※この漫画と作者ユン・チウンの諸作品は、私達が韓国や朝鮮半島の歴史や文化、言語を勉強し始めた頃のステロタイプな朝鮮・韓国人固有のイメージから変化した、現代人が共有する、孤独やアイデンティティの問題を繰り返し描いている。
ヒロインのサンホ(산호)は、先にもめたパク・ヘリ(박해리、サンホの親友)と再会し、仲直りはするが、ヘリが発言にいちいち躊躇、サンホに気を遣う様子に、以前とは異なる距離が出来たことを痛感した。
年末年始を上海で仕事をしている母のところで過ごすサンホだが母とも距離を感じるようになっていた。
こうした状況でサンホは、タオン(태온)ではなく、改めてレオ(=레오、タオンの別人格)に対する気持ちを自覚して、レオに再会し、気持ちを打ち明けるのだが、これに無意識に身の危険を感じたか?タオンの意識が目覚めてしまう。そして以降、レオの意識が目覚めなくなってしまった。
レオが消滅したのか次の瞬間目覚めるのか予想もつかない日々に疲れたタオンは、大学を退学し、アメリカで暮らしているという兄の所へ行くと言ってサンホと別れることになる。
長いエピローグが始まる。
サンホは、いつレオが現れてもいいように、スマホにレオへ伝えたいことを随時記録し始めた。大学内ではこれまでのような無理、無難な友達付合いを止め、独りで過ごすことに慣れた。(以下『』でサンホのモノローグを拙訳)
『世間と私のつながりが完全に途絶えた場所、レオは確かにこういう所にいたんだわ』
※そして、漫画に新しい表現が挿入される、サンホの視界が色を、陰影を失う、サンホは直感する、ここで色を持つ人を探せばそれがレオだと。だがそれは白日夢のように一瞬のこと。
やがて、自分の意見を相手の顔色をうかがわずに言えるようになる自分に気づいた。
夏休みになるとサンホはアルバイト先で初めて、自分から友達になりたいと思う女性と出会った。
『レオ、友達になりたい人に会ったわ、(中略)あなたにまた会えた時、たくさんの人とたくさんのことを共にする人になっていたい。そうすれば(略)あなたはただ嬉しくて楽しくて笑って喜んでいられるわ。だからあなたがいる場所でもう少し待っていて。あなたにまた会える準備ができたら、どこだろうと私はきっとあなたを見つけられるわ。』完。
※このエピローグのタイトルが「月の影の中で」、本書名「月が動く音」とは、陰に隠れるように生きていたサンホのアイデンティティの目覚めのことだったのかもしれない。
※作者の後書きマンガによると、作者自身、大学生時代、ほとんど独りで行動していた。なのに学科試験当日、開始十分前に教室に現れた作者に対し、同期生達が寄ってたかって親身になって大急ぎで試験対策資料を見せてくれたり重点ポイントを聴かせてくれたという体験をしたそうだ。人は己に何の利益がなくても誰かを心配し助けてくれるものだ、という思い出をくれた彼らに感謝と締めくくっている。

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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170311)

Simuchon5심청(「沈清」=シムチョン)」第5巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。4巻の記事はこちら
※4巻の記事で書いた私の内容解釈が間違いでさらに謎が深まり複雑だった。
龍王の意図を邪魔した「ソル」と、朝鮮国王の下にいる巫女は、同一人物ではなく、龍王の娘で「シア」といい、龍王の手助けの為に、シムチョンと国王を魔鏡で監視していた。龍王とシアは話し合い、もはやシアがシムチョンに、すぐに王宮へ向かうよう勧めることにする。
一方、3巻でイアンとシムチョンが入った妖しい妓楼の女主人は、どうやら客の肝を食って不老不死になっていたようだ。危ういところを再び後を追ってきた隠密になりすました国王に助けられるが、この女主人の背後に「ソル」がいたのかははっきりしない。
そしてこの騒動の間にイアンに取り憑いていた、これも謎の存在「ヘユン」が目覚めたようだ。ヘユンが目覚めるとイアンの意識が眠ってしまい、その間の記憶はなくなる。
巫女(シア)と隠密(国王)がシムチョンに、父親探しの為にも、先ず王宮に行くように説得を尽くし、ようやく王宮には入るが、この事態に、国王の母、事実上後宮を仕切る、皇太后は当然立腹、これも巫女が、シムチョンが王妃となるべき運、天命を持つのかを試してみるのだ、と言いくるめるが。

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2017年3月 4日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170304)

Anatadakenoaris9「당신만의 앨리스(あなただけのアリス)」9巻。ソウル文化社。허윤미(ホ・ユンミ)作。8巻の記事はこちら
拷問にかけられていたアリス=側室ソギョンは、重臣のアリバイ証言で、解放された。どうやら王様が何らかの取引をして重臣に偽証をさせたらしい。アリスは、自分が王様の弱点になってしまったと苦悩する。
ここで、場面が変わって過去篇となり、この現国王の母親を、彼女が宮廷女の頃から心を通い合わせていた若い官吏の視点で描いていくエピソードとなる。やがて彼女が側室となり王様の子を産み、亡くなり、その子が国王として入宮すると、彼を守ると心に誓うのだった。さらに側室ソギョンが思慕していた官吏も実はこの人だった。
※今回は長めの過去篇中心で、大きな展開は無かった。

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2017年2月28日 (火)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170228)

Mumyouki5「無明記(무명기)」第5巻。윤지운(ユン・チウン)作。大元CI。4巻の記事はこちら
절 (=チョル=絶)先生と呼ばれる医師。身の回りの世話をしている侍女は풍원(プンウォン)漢字は、風園または豊園。先生の昔馴染らしい男、無盡(ムジン) 三人を中心とした中華圏時代劇奇談集。
様々な東洋古典を脚色したエピソードを通じて人間を見る目は厳しい。
4巻から始まった奇怪な獣は、「온(オン)」という猪のような奇妙な異界の生き物だが、たびたび人間界に現れる。その肝(きも)を人間が食うとそれ以前の記憶を失うという。が、その肝が処方次第で何かの薬となるらしく、チョル先生はそこに関心があって、オンの肝を食ったという人物を訪ねて旅に出たというのだ。
そしてチョル先生とムジンは、男装して旅をしている女性と旅の道連れとなる。実にキツイ目つきの人だ。
さて、噂を聞いて尋ねた男は、確かに昔の記憶を失ってしまっていた。彼の友達だったという男の証言と合わせると、百姓の家でずっと住み込みの下男のように働いて暮らしているという。
そして分かったことは、その男と友は、かつて山賊で、強盗と人殺しを繰り返してきていたのであり、上記の女は、彼らに殺された親の仇を取るべくやってきたのだ。
女は先ず友達の方を殺し、男も殺そうとするが、ムジンが、肝心の悪事の記憶を無くしている男を殺して、仇を取ったと言えるのか、、罪を罰したといえるのか、問いかける。※まさに、罪と罰の在り方の根源的な問いかけ。
しかし、ここで、チョル先生は、この状況を放り出し飛び出して行ってしまう。ムジンもチョル先生らしくなさに追わざるを得なくなり、この騒動の後は描かれない。
チョル先生は、女が殺した男の死体を取りに行ったのだ。先生の目的は、この遺体の生首を餌にすればオンがこれを食いに現れるというのだ。そしてオンが現れ、先生はこれを弓で射止めるのだが、さらにデカいオンが現れて、危機一髪、ムジンが助けに入り、狩ったオンは捨て、命からがら現場を脱出。
断片的に先生がつぶやいたところでは、チョル先生がここまでオンに執着していたのは、彼が時々訪れる仙界の?女性の病を治すためだったらしい。
次なるエピソードは、どうやらチョル先生の出生らしい。

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2017年2月19日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170219)

Megaderu5「눈이 나려 꽃(芽吹く)」5巻。임해연(イム・ヘヨン)。鶴山文化社。4巻の記事はこちら
王妃となって3年後、ソルファの束ねる後宮には、彼女が偶然見出し、しばらく後宮で修行させることにした(後宮入りさせるつもりはなさそう)少女、ホヨが軽はずみな言動で後宮の女達に追い詰められそうになるが、これもソルファの機知でとりあえず切り抜ける。一方王宮には、人質として他国の王子が滞在するようになるが、彼にホヨが好意を持ったようで、その王子は、ソルファのことを王妃と知らずに惚れてしまった様子。この王子の宮廷内の苦楽の描写が結構多くて、今後の火種となりそうだ。
※以前の記事にも描いたが、この作者、漫画の技術としては申し分ないのだが、本作はもう一つ個性的独創的な要素が不足しているのが惜しい。

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2017年2月12日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170212)

Kimuyonnjabuthikkuheyoukoso9「김영자 부띠끄에 어서 오세요(キム・ヨンジャ ブティックへようこそ)9巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。8巻の記事はこちら
本格的に進路問題に直面する妹チンソン(진선)。先生や主人公の姉ユソンの説得もあって、大学進学のための補講(※韓国では制度として常設されているのがうかがえる)を受けていて、その課題と、お店の縫物の仕事も両立に苦労し出した。しかもチンソンは学校の成績も元々悪くないことが読者に明らかになる。
強制的にお店の手伝いをさせられたユソンと違い、幼少期からお店に居場所を求めたがったチンソンとの、すれ違いも強調される。
それでも、ユソンの説得に大学進学を決め、お店にお針子も雇われるが、なお彼氏윤태신(ユン・タシン)と同期スヨンとは相変わらずギクシャクし、またまたモデルの青年が現れ、チンソンの青春はまだまだま波乱含みだ。その中でチンソンは当面最後の仕事としての服を縫い始める。
そして、舞台は3年前の回想に移る。ソウルに出て行ってしまっていたユソンが母の入院の知らせで戻って来た時の話だ。当時のユソンは家からの電話にも出なくなっていて、やっと連絡が付いた時は母の病状はかなり進行しており、チンソンは母親の発病、入院に独りで対応し、その心細さ、連絡のつかない姉への怒りは想像するに余りある。
※この回想エピソード導入の小道具として、ユソンが戻って来た時に提げていたバッグを店員のク・チョルスに修繕させた場面がある。これが、これが回想から今に戻った時にどう活かされるのかもストーリーテリングの注目点だ。

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