カテゴリー「韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」の記事

2017年10月22日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20171022)

Ferua9「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」9巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。8巻の記事はこちら
相変わらず?王宮滞在中のようだが、さらに一段とエピソードらしいエピソードがない不思議なムードに拍車がかかった。
エピソードとしては、オルテーズとアシアスの寝室で、アシアスの枕元に何度も花が添えられているのにオルテーズが気付いた。アシアスはオルテーズの仕業だと思っていたのだが、オルテーズは自分ではない、と語る。オルテーズは、親衛隊のジュルスの仕業かと思って彼女を叱責するのだが、ジュルスの方は身に覚えがないようで、読者としても真相が不明。これが後に引くのか全く先が読めない。
もう一つは、オルテーズが、これまたある夜突然何かに閃いて、寝室を出て執務中のアシアスの所に行くのだが、オルテーズはアシアスを見ても「もうわかった」と言うだけで、アシアスにも読者にもオルテーズは何のようだったのか分からない。
他には、アシアスのモノローグ「オレは結婚にも、その相手にも何の期待もしていなかった。それがこうして目を見張るような宝石に変わった」と密かにオルテーズを賛美した。
※まさにストーリーよりも描写だけで読ませてしまう?インディーズ系ともシュールとも異なるキム・ヨンジュの表現力だけに許された純情漫画。

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2017年10月14日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20171014)

Midnightpartner5

Midnightpartner4_2「Midnight Partner」第4巻と5巻同時発売で完結。김민희(キム・ミニ)作。Eコミックスメディア社。前回の記事はこちら
以前までの解釈の訂正、ヒロイン、ナウンの高校の先生を『秘密組織の仕事をしているらしい』と書いてきたが、これは間違いで、先生は、独自に活動していたようだ。
という訳で、新展開。高校を出たナウンは就職先を探すのだが、元々足が不自由で走ることもままならないので、これが印象を落とすのかアルバイトすら見つからない。
黄色い鬼神が見える力が発生し、これらを追う時だけ、足が治るので、ナウンにとって黄色い鬼神退治は、恐怖と同時に自由に走ることができる喜びでもあるのだ。
そして、都市の繁華街の中で、黄色い鬼神に遭遇した先生とナウンは、この鬼神を「フェプタ(=FEPTA=펩타)」と名付けて、フェプタ退治を仕事とする企業と出会う。一見、害獣駆除会社みたいな連中だ。
先生とナウンの活躍を見た、ここの社員は当然、彼らをスカウトし、二人は揃って就職することとなった。ここの活動も基本的に先生とナウンのように二人組で行われ、体から黄色い武器を作り出して鬼神を「除去」する方をターミネイター、ターミネイターの「目」の役割をするナウンの立場をナビゲーターと名付けていた。
こうして、この会社を通じてより強大なフェプタを相手にした二人の活躍と、先生を巡るナウンと女性社員の恋の鞘当ても描かれる。
より強いフェプタということはつまり、フェプタを発現させる人間の心の闇が深い、ということであり、それを知ってナウンも人間的により成長していくという展開だ。
そして、登場する最後の敵はこの会社の大口取引先の、大手製薬会社の若き御曹司。この製薬会社は、フェプタの研究、フェプタを発現させる人向けの精神薬開発で大もうけをしている企業であり、しかもその御曹司のフェプタこそ、最強だった。
御曹司は実は盲目で、彼の発現させるフェプタは彼の「目」でもあった。それが御曹司の複雑な生い立ちとコンプレックスが生み出す龍の姿となって人に襲い掛かるが、この強大な黄色い龍の暴走を抑え、退治するのがナウンたちの活躍の見納めだった。
※これまで何度も書いたように、ストーリーもさることながら、タッチが極めてユニークな作者なので、次はどこから何が出てくるか新作を期待したい。

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2017年10月 7日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20171007)

Yoruwokakerusonbi18「밤을 걷는 선비」(夜を駆けるソンビ)」18巻(ソウル文化社)。原作조주희(チョ・ジュイ)。作画担当は한승희(ハン・スンヒ)。17巻の記事はこちら
いつもの断わりですが、邦題は「夜を歩く士(ソンビ)」が通用していますが、私のこだわりで「駆ける」で最後まで通します。これまたいつもの前口上ですが、ゾンビではない、日本では士大夫ともいう、在野の地主で教養人、人格者でもあり、名士とか名家の旦那をさす。
さて、長期連載もいよいよクライマックスを控え始めたようだ。
17巻で王子(多分後の正祖)や、バンパイアのソンビ、김성열(キム・ソンヨル)が独自に推理した、バンパイア、귀=キィ(漢字語で「鬼」の朝鮮語発音、日本の音読み「キ」と同じようなもの)の朝鮮王朝への襲撃決行日が日食の時であることについて、既に現国王、英祖も、予測していて、王族等を行幸の名目で急遽、宮廷から移動させていて、その上に、清国に向かわせることも手配済だった。この一行に王子らは、ヒロイン、ヤンソンを加えるように手配して、彼女を朝鮮から脱出させるつもりだった。
一方、14巻で、壮絶な死を迎えていたと思われていたバンパイアとなった妓女、수향(スウヒャン)は片腕こそ失ったままだが生き返っていた。しかしヤンソンの前に現れたスウヒャンはもう執着は捨てた、自然を眺めて生きている、と語るが・・・。※あるいは日食の決戦に加わる覚悟かもしれない。
分かれる前に、夜の市場の賑わいの中で名残を惜しむヤンソンとソンヨル。
※原作者チョ・ジュイの後書き漫画は、時代劇のストーリーを考える苦心談の数々を面白おかしく描いている(笑)。

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2017年10月 1日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20171001)

Tonka3「童果祓い」第三巻、完結。우나영(ウ・ナヨン)作。鶴山文化社。二巻の記事はこちら。※原題「童果풀이」の「~풀이」をどう訳せば効果的かわからないままで話が完結してしまった。残念だがご意見、ご助言を歓迎します。
※詳しいことは分からないが、神の子を産む定めとなったものを「과선」というらしい。
女神「선도성모」から主人公열음(ヨルム)への最後の試しが始まる。これが心理攻撃で、自分の世界へ帰ってきたと思ったら、皆が皆、彼女を中傷、蔑む、一度はうちひしがれるヨルムだが、これに愛で応えて、試しを乗り切り、遂に三番目の品を受け取る。これで神を産む準備ができた、と言っても直接胎から産むのではなく、3つの品の力をヨルムの精神が調和させることで神が誕生するという。この時に、以前に登場した天界の謎の男が現れ、攻撃してきて生まれてきた神を取り込もうとしたが、神の力は大き過ぎ、吸収しきれずに自滅した。
ようやく千年振りに神を産む大任を果たしたヨルム。人間界に帰り、元の生活に戻るが、そこに生まれた神が現れ、ヨルムを母と呼んで、自分を生んでくれたお礼として7日に一度、夢の中で天界へ、天界の使い여곤(ヨゴン)に会いに行けるようにしてくれると約束する。神はヨルムも自覚していなかったヨゴンへの気持ちを汲み取ったのだ。
※ここで、ラストに、ヨゴンに会ったヨルムが言うセリフの言い回しがちょっと面白い。直訳すると
「週末わたしとカップル(=커플)して!(=해요)」
日本語に訳すなら「つき合って」くらいの意味か。
※結果としては、絵はよかったのだが、ストーリーや設定、キャラクター作りはまだ不十分だったようだ。新人作家の長編デビュー作だったので、次回作に期待したい。

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2017年9月24日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170924)

Simuchon7「심청(「沈清」=シムチョン)」第7巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。6巻の記事はこちら
イアンに憑依した「ヘユン」は完全にはイアンを制御できていないらしく、イアンの意識が目覚め、改めてシムチョンと再会する。ともかく後宮の秘密の通路と部屋(特定の宮女と王しか知らない場所)にイアンを匿い、如何にして後宮からイアンを連れ出すかシムチョンと宮女が悩んでいる間にも、じっとしていられないイアンのこと、また勝手に部屋を抜けてうろうろし出す。
するとイアンは井戸の中に、光る「龍のうろこ」を見つけてしまう。だがその直後、王妃候補(名は、오하영=オ・ハヨン)に襲われる。ハヨンはイアンを殺してその肝を食おうとしているのだ(その頬には、またしても「堕落の花」の紋様が現れている)。
危ういところで憑依しているヘユンが出てきて、難を逃れるが、ハヨンの正体は、憑依ではなく、カツラで変装した、3巻から4巻に登場した男の肝を食って不老不死となっている妓女だった。
なぜ彼女が王妃候補になりすまして宮中に来たかはまだ不明だが、彼女のモノローグによればイアンと再会したのは何の因縁か知らないが、彼の肝が嗜好と相性がいいと感じていたので、この機に何としても食ってやる、と狙い出したのだ。
シムチョンの前でも、イアンの中でヘユンとイアンの意識が争い、まだヘユンを知らないシムチョンはヘユンが出てきたときは直感で「あなたは誰だ?」と混乱しながらも問う。
そしてイアンが見つけた龍のうろこを入手する。しかし、シムチョンは、これを直ぐに報告しようとしない、自分は今、本当に王妃になりたいのか、と自問し、葛藤し始めた。
だが、これが密使に変装した国王にバレてしまう。この様子に国王は、シムチョンが自分を拒絶している、という負の感情で、体内の堕落の花をまたしても増幅させていく。
一方、イアンの掌に何度も、実家の女性執事が書いた紋章が現れるので、彼女にそっくりなシムチョン付きの宮女に、これを見せて問い詰めるが、宮女は動じず取り合わない。
続いてイアンは(※本当にじっとしていられない奴だ)シムチョンと共に、秘密の通路を調べ始めて、そこに先代王の肖像画を見つけると、猛烈な頭痛で失神。これを観察していたソルによれば、ここに張られた結界は特に強くてヘユンでも耐えられなかったらしい。
また、龍王の娘、宮中の巫女「シア」は、宮中に張られた結界がそこかしこで弱くなっているのに気づく。もし結界に侵入できない鬼神の類が、入宮を許可されたものを使ったらどうなるか、と結界の盲点を推理する。
ハヨンが今度は、秘密の通路内でシムチョンを襲う。だが、シムチョンの動きを見守っていた、国王等に助けられた。これで王妃選びは決まったようなものだが、国王はまだ密使を装ったままで、龍のうろこを隠すシムチョンに、龍のうろこを直ぐに太皇太后に提出しろ、と命じるのだった。
※自分の気持ちを持て余すシムチョン、そんなシムチョンに国王は、堕落の花の悪影響もあって動揺しつつも、もう待ってはいられないと行動を迫るのだった。多視点ドラマの展開でしかも見た目のキャラと真の正体のキャラが錯綜するので、読み取りに苦労しつつも、またそれが面白い。

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2017年9月11日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:番外篇「#韓国アニメ大全」(かに三匹)感想

長年韓国アニメーションを渉猟し続け、同人誌やトークライブ、SNSでレビューしてきた著者だけあって、アニメ現物のみならず、関連情報をネットから韓国の法律、条令などまで一次資料にあたって裏付けをとりネットに流布するガセネタもしっかり検証した労作。
私如き、足元にも及ばないが、一点だけ粗探しをお許しいただきたい。
レビュー最後の最後「Green Days 大切な日の夢」これ日本語の資料が皆同じ間違いをしている。「1960年代」を舞台にしていないのだ。以下拙ブログを。
韓国アニメ感想:DVD「Green Days 大切な日の夢 (原題소중한 날의 꿈/Green Days)」
韓国アニメ感想:真!韓国映画祭2012「Green Days 大切な日の夢 (原題소중한 날의 꿈/Green Days)」
韓国のアニメ映画感想: 『Green Days~大切な日の夢~』 特別試写会

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2017年9月 5日 (火)

#私のツイートにレスを付けた気の毒な人を記録しておこう(20170905)

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2017年9月 2日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170902)

Vampiretoshokan7「뱀파이어 도서관(=ヴァンパイア図書館 Vampire Library)」7巻。이선영(イ・ソニョン)作。鶴山文化社。6巻の記事はこちら
館長カベルの出張中に美食家カルテルという名の女性が、さる美形タレントのマネージャーとして、撮影場所を借りに図書館へやってきて、マノをピンチに陥れる。彼女の力は、直近の未来を予知する能力であり、相手の次の行動を読んで先手を打つアクション漫画向けのキャラだ。マノを相手に大立ち回りを演じるも、彼女は犯罪者ではなく理事長コンラッドの部下で、彼の命を受け、マノを試しに来たのだった。
そして彼女によって明らかになったのは、マノは彼女が出会った初めて、自分の予知を外した男だったこと。さらに、マノはカベルがかつて愛した女性イブの10番目のそして最後の転生者であるという確信だった。これでカベルとマノの絆はさらに深まったのだった(笑)。
※今どきのBL風オカルト・アクション・ラブコメ・ペア(笑)カベルとマノの関係について伏線が一つ明らかになったわけだが、私的にはマノのアルビノにも伏線はっていると期待しているんだが。

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2017年9月 1日 (金)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170901)

Anatadakenoaris10「당신만의 앨리스(あなただけのアリス)」10巻。ソウル文化社。허윤미(ホ・ユンミ)作。9巻の記事はこちら
※この作者、漫画の技術はまだ発展途上だと思っているが、今巻では、なかなか複雑な葛藤を描写する。
側室ソギョンこと、現代から転生したアリスは、王から異母弟のことを聞く。王はこの弟のことは可愛くてしょうがない、だが今、病に伏せっていることが心配だと悩んでいる。
さらに、ソギョンを思慕していた若い官吏、今は国王の腹心の部下が、この異母弟の病が、毒を盛られている為であることを突き止め、宮中の勢力争いに利用されるか犠牲となるか切迫した状況だと報告しに来た。
ここでアリスは、冷徹な秘書の思考で、この件を王に伝えないように要請する。国王の負担になる情報はいけないし、確かに異母弟の存在は将来、現国王の障害と成り得るからだ。
苦悩する官吏だが、続いて、調査と言葉尻から、かつてソギョンを陥れた黒幕が、ソギョンが思慕していた重臣であることも突き止めてしまう。
アリスも冷徹なままではいられない、自ら手をまわして、異母弟に服毒していた医女を押さえ、密かに薬を無害なものにすり替えさせた。※この黒幕も上記の重臣であった。この人の動機は全て現国王を守る為なので、ソギョンの件も詳細は不明だが動機は同じなのだろう。
そこへ、宮廷に謀反の知らせが入る。国王は鎮圧に動かざるを得なくなる。続いて、反乱軍が宮中に夜襲をかける急報まで王に届く。
アリスに密かに王命が下った。直ぐに宮廷を脱出せよ、と。
※急転直下、緊迫した夜が始まった。国王、その異母弟、アリス、官吏、重臣、暗躍する後宮の側室達まで現れ、文字通り風雲急を告げる宮中の夜。

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2017年8月30日 (水)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20170830)

Megaderu6「눈이 나려 꽃(芽吹く)」6巻。임해연(イム・ヘヨン)。鶴山文化社。5巻の記事はこちら
王妃、ソルファの束ねる後宮に新しい火種の予感として、今まで全然話のなかった先代国王妃を非主流派重臣が、再擁立しようと、画策中の動きが出てきて国王とソルファが悩ましい顔をしている。専制を欲しいままにして、現国王も皇太子時代に散々辛酸を舐めたらしいが、遂にクーデターを起こし、大粛清の果てに、彼女は宮廷内の屋敷に蟄居させられているらしい。
本筋の方は、ソルファが後見している少女ホヨは、養母の政略で老重臣と婚儀を決められそうで憂鬱(多分、後妻か側室だ)。そのホヨが好意を持っている、他国の人質の王子は、彼が惚れてしまった女性が、実は国王妃であることを知って動揺し、馬術で落馬、軽傷を負う。後宮では、側室の一人が懐妊するも、毒を盛られ流産する事件が起こり、捜査中だが、懐妊自体が狂言で、流産も自作自演劇の可能性が臭う。
※作者後記として、作中の後宮の階位。位別の髪飾りの文様の図解。側室の親族など関係者の王宮内の勢力、階位の解説などもかなり詳しく解説されている。

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