カテゴリー「韓国の漫画・純情漫画(순정만화=韓国の少女漫画)」の記事

2019年4月 5日 (金)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190405)

  • 「無明記(무명기)」第11巻。윤지운(ユン・チウン)作。大元CI。10巻の記事はこちら
    절 (=チョル=絶)先生と呼ばれる医師。身の回りの世話をしている侍女は풍원(プンウォン)漢字は、風園または豊園。先生の昔馴染らしい男、無盡(ムジン) 三人を中心とした中華圏時代劇奇談集。
    ※チョル先生とムジンの回想記がまだまだ続く。相変わらずセリフが難しくて、実際の歴史に基づいた描写か、全くのフィクションか私の読解力ではわからない。
    ムジン兄弟の要請で、日々亡父の妾の体調を管理することになったチョルと妾の葛藤は続く。
    ここに作者ユン・チウンの卓越した心理描写と優れた漫画技巧が冴える。
    彼女は美しく兄弟前でのしおらしい態度と異なり、彼女の真意を疑うチョルの前で取り繕う様子はない。むしろ積極的に語りだした。最初にムジン兄弟の父から逃亡をしようとした時、罰として両足の腱を切られた、惨い話だが、すると彼を挑発して、彼女の夫を殺させて復讐した。しかし一方で、チョルが彼女を診るようになってからも時々亡き夫の悪夢を見て苦しむ。
    したたかなようだが具体的な野心を燃やしてみせる訳でもない。そうこうしているうちにムジンが彼女と寝てしまった。
    まだまだこのムジンとチョル先生の回想は続くようだが、この女性の複雑な人間像にこそ精彩がある。

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2019年3月17日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190317)

Hanagatiredo3_2「花が散れども」3巻。송 하(ソン・ハ)作。大元CI。2巻の記事はこちら
王ラアンの「巡礼」(※私は行脚と書いてきたが、作中で「巡礼」と表現された)の旅程が半ばに差し掛かり、ラアンの生まれ故郷に入ったところで、ラアンの足に凍傷が出た。そこで一人になってラアンが自分の生き神としての能力を試す場面が描かれた。足元の雪が解け、花が咲いたが、あくまで足元と周辺だけで、ラアンは酷く消耗したようだ。
戻ってきた、というより大気の変化を感じ取ったイノク達が迎えに行ったラアンの体調を見て取った侍従長サンホ(※3巻の表紙の人物)は、巡礼中止を強行に進言したらしい。
これが決定、連絡が伝わると、護衛の兵士から民、首都ウンホで待つ神官達まで激しく動揺した。
首都に戻るとイノクはラアン直属の護衛になったことでサンホを通じて宮中の今まで縁のなかった部署にも出入りする。少数の臣下達で色々技術を研究しているラアンの直属部署だった。
※つまりラアンの生き神としての力に頼らない方向性をラアン自身が模索しているということだ。
さらにイノクは、ラアン自ら国外から取り寄せた書物を読み解こうとしていることも知る。書を見たイノクは、自分はこれを読める、訳せると明言するのだった。
※ラアンとイノクが親密になっていく展開と共に、この国オンランがまだ交易規模が小さい、識字率も高くないことが伺える。但し作者の後書き漫画によるとオンランでは性別に関係なく結婚するのが自然なことだそうだ。
一方民の間でも動きがある。天体観測などの技術や知識を独自に国外から入手、学んだ人々が何かオンランの気象状況の危機を知ったらしい。
※どうやらこの作品は王権神授国家の終焉を自然と人心の変化の両面から描く群像劇となりそうだ。まだ地味だが今後の展開が期待される。

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2019年3月 9日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190309)

Lovelyugly3「러블리 어글리(Lovely Ugly)」3巻。이시영(イ・シヨン)作。大元CI。2巻の記事はここ
ヒロイン、イ・ルナが見る人物相関図では、なぜルナには「Lovely」シ・ナモンには「Ugly」なのか、は不明なまま。今巻ではこの相関図も控えめ。オーソドックスにカップルのいちゃつき描写が続く。
先ずナモンは戸惑うルナを余裕たっぷりに丁寧に口説いていく。
次は、ジュ・エリと張り合っている女が彼を連れてハロウィンパーティに行くと聞いて、ルナはカップルマネージャー失敗の挽回とばかりに、エリに相棒のマ・ルハンを連れていけ、と強硬に勧める。ルハンも2巻でエリを本気で口説いていただけに、自ら積極的にエリにアピール。エリもまんざらではなさそうで、ルハンを連れて行くと、ルハンはアドリブで大活躍。
そして次のエピソードではシ・ナモンの女性関係の痛い思い出が描かれた。それが終わると今のルナとナモンがいちゃついているところに、その昔の女がインターホンに現れた、というところで続く。
※という訳?で、次はサイコな修羅場か、ユニークな実験的描写?「人物相関図」はどうなるのか?オーソドックスなラブコメに路線変更か?と、ストーリーそのものより表現手法に私の関心は向いている。

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2019年2月21日 (木)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190221)

Tigau3「이건 좀 아닌것 같아 !」3巻。한송이(ハン・ソンギ)作。ソウル文化社。原題は、訳すと「これ、ちょっとないんじゃない!」位のところか。全編カラー。2巻の記事はこちら
やはりあまりに設定「だけ」特殊なので、1巻、2巻と同じ前振りを「また」書いておくと、『24歳の女性、ヒョンビンは、異界の存在が見える。自らを「울(ウル)」と名乗る異形のモノ達にとって彼女は、捕食者のヒエラルキーの最上位に位置するというのだ。基本的には、日本の漫画でもよく見られる、いわゆる「霊とか異界・異形が見える体質」の女性の話だが、韓国人が描く鬼神やトッケビ(おばけ)はかなりグロテスクでエグいのが特徴で、ここで描かれる「ウル」もなかなかユニークだ。
ヒョンビンの相棒となったのは、祖先は異界の蛇で、文字通り地を這っていきる己に幻滅し、人間になりたくて、人の姿になった末裔が、ヒョンビンと出会ったら、捕食関係の気質が現れてしまった21歳の青年チ・ヨジュン。』
3巻では、『ヒョンビンの体質に気付いているが「ウル」かどうか彼の目的もまだ不明な青年、チョンス』が出ずっぱり。ヒョンビンがバイトしてるお店の新しいオーナーとして現れたり、ヨジュンとヒョンビンを巡って三角関係(の真似?)を演じたり、ヒョンビンを誘惑しているが、目的がいまだに不明。しかも外見を自由自在に変えられる。ヒョンビンには「(彼女が言うところでは)匂い」で見破られた。
他には、ヨジュンの学生仲間達が登場して、ヒョンビンをヨジュンの彼女として遇したりのエピソードが挿入された。最後は、なぜか三人で登山中(※韓国では登山と言っても本格的なものではなく、サークルでハイキングというか、森林浴みたいな雰囲気をするのが老若男女問わずかなり以前から普及している)山中の川で竜宮と竜の出張所みたいなところにヒョンビンが迷い込んだ。※この竜がなかなか愛嬌がある。

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2019年2月 9日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190209)

Aoiglass7「푸른 유리(青い瑠璃)」第7巻。오지혜(オ・チヘ)。ソウル文化社。6巻の記事はこちら
※前の記事で今後の期待として『ミルとソルが分かれたことでストーリーも本格的に枝分かれ、多視点ドラマ化したようだ。未知の過酷な古代史の世界に生きる彼らの運命やいかに?』と書いておいたが、それほど月日が流れていない続き、が展開された。
靺鞨のジャマルタの元の仲間の集団に身を寄せたソル=瑠璃は、泥だらけ髪をざんばらにしながらも仲間達と村=というより砦といった感じか=を守ったり日常生活に追われ、日が暮れて独りになるとミルを想って泣く。そんな彼女を見守るジャマルタは、過去に妹をどこかに捨ててきたトラウマがあってソル=瑠璃を助けたらしい。読者にはソル=瑠璃がそれでもたくましくなったことが伺えるように描かれている。この砦の隊長マッチャンルンタは、靺鞨のどこかの有力部族長の息子でその意味では同族支配だが、彼自体家族のはみ出し者で、自由な気風の持ち主。瑠璃というより誰であろうと身分や部族で判断しない。瑠璃をどうするつもりなのかと問う仲間に、「本物の姫が現れた、答えはあの娘が教えてくれる」と。「ジャマルタと瑠璃が夫婦になるとしても俺は反対しない」。
一方チョンは同族の村の有力者の養女となって、貴婦人然となっていた。しかし養女は表向きで力関係は義父は臣下でチョンが姫のようだ。そして楽浪の王子達への復讐を策謀している。
そして砦を襲った連中に誘拐された仲間の少女を助けるためにソル=瑠璃は身代わりになり、連中が実は、傷病人を抱え飢えと逃亡で苦境に陥ってる集団であることを知ると、彼らと交渉や説得をはじめ、助けに来たジャマルタにも手を出さないように諫めたのだが、気の弱い奴が手を滑らして放たれた矢がソル=瑠璃を貫いてしまった。彼女の生死は?。
※この冒険ですっかりソルが「瑠璃」として生まれ変わったように成長したことが分かる。
最後はミルの相変わらず穏やかで元気そうな姿で続く。
※表紙絵を見ても分かるように挿入されたカラー口絵も一段と本編とは独立してエキゾチックさや艶を増してきた。

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2019年2月 2日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190202その2)

Tiara15「Tiara(ティアラ)」15巻。原作이윤희(イ・ユニ)。漫画카라(カラ)。ソウル文化社。14巻の記事はこちら
※14巻が出たのが2015年。事情があったらしいがイ・ユニとカラのコメントはどちらもコミックス刊行の喜びとブランクのお詫び、御礼。本当に良く出たなあって感じ。
さて、リュ―ン帝国の、元王族の暗殺者=유영(ユヨン)は、拉致したフェイの妹=正式名リドラ・サセニア(사세니아)・アジェンド・オレン・第2王女=セヌー(세느)の身柄保証と引き換えにフェイを傷一つ付けずに連れてくること、を命じられると、直接フェイの前に現れ、フェイが自らリューン帝国に来れば、セヌーを無事に帰国させる、と交換条件を出してきた。
ところがこの二人の会話、周囲の者には聞こえなかったらしい。ただ王族関係者だけが「ロストチルドレン」の禁忌の力の発生を感じ取った。しかもこの力が使われたということは即、「反逆」を意味するというのだ。
そこで、フェイロン国王(アキ第二王子の兄)は王国審判官エルフェルンを召集する。王族の者がその地位に就くのに適切か判定する役目で、その判定は王族すら逆らえない。禁忌の力も感じ取れるらしい。他にもフェイを監視するホムンクルスが増えて衛星都市キフレンが騒がしくなる。
しかしそんなことは全く知らないフェイは、ユヨンの取引に応じ自ら単独でリューン帝国に向かおうとする。この行動でフェイは審判官エルフェルンにより正式に反逆罪で逮捕、連行されそうになったが、ここでアキとアジェンド帝国の神官長の息子キスチェルがフェイを奪取、逃亡を図るが、そこに現れたのは過去にフェイを殺そうとしたり、セヌーをさらった男。クリスチャン・カストリスと名乗ったが、目的はセヌーだ、と。
※ただでさえ、物語の舞台設定もキャラクターも続出する作品だった上に、このブランク。展開は読めない、が面白い。再会を喜び速やかに続巻を期待している。




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#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190202)

Rure32「RURE(루어)」32巻。서문다미(ソ・ムンダミ)。鶴山文化社(純情漫画誌「PARTY」連載中)。31巻の記事はこちら
※これまで長いこと砂漠の王国を「パイル」と表記してきたが、今後これを「ファイル」に変更することにする。韓国では外来語の語頭の「ㅍ」の発音は「p」音だがアルファベット表記は「F」を充てるので日本語に訳すときは「フ」にするのが一般的であり、私自身、キム・ヨンジュの「펠루아 이야기 a Tale of Felluah」を「フェルア物語」と訳しているのでこれに合わせる。
31巻に続きファイル(パイル)内戦の夜は続く「印章」篇。
31巻で黒い翅族の姿で現れたハル。しかしチャキの言葉が分からない「私はルディムナの力を失った」。失意のハルは、上昇し空から様子を見るしかない。
力強くアジ演説を叫ぶミル。ミュールゲンを排し、民と共に「チャ・クン・タマル」を連呼し呼び込む。血まみれで凱旋するタマル王子。その禍々しい姿に民は息をひそめるが、その時、空間にルキアの精霊たちが現れた。周辺には草花が咲き誇る奇跡が。もう間違いない、真のチャ・クン、砂漠の王の凱旋に、民衆は今度こそ歓声を上げる。
だが、タマルは冷静に「兄に会いに行く」と部下とミルと共に、王族だけが開けられる秘密の通路にそのまま入っていく。だがそこに既にミュールゲン国王の姿はなく、もう一人の兄アサハがいた。※これは本物か?それとも実は・・・という伏線か?
ともかく、内戦の夜は終わった。
独りになったミルは尊大な態度で、空から降りてきたハルを呼び込む。ミルは語る「私達は一対のルアーだ」と。今こそ、私から奪った力の全てを返してもらう、と。「さらば、ハル」。
しかし矢が飛んできた。タマルが駆けつけてきた。「チャ・クン・タマルの名でお願いする、ルキア・ミル、望みは何か。どうか(ハルを)助けてくれ」
しかし、ミルは異変に気付いた。ハルから力の全てが戻ってこない。一匹だけ精霊が残っている。何故だ。
さらに、突然ハルの身に古の翅族の亡霊(?)が現れ「ルアーだ、殺せ」。ハルの翅が姿を変えタマルの胸を貫いた。
タマルを治癒しようとするミル、しかし、傷に込められた力がミルのルアーの力と拮抗して妨害する。何の力だ。
すると今度は、ハルの中からハルの胸を貫いて生身の裸女が現れた。息も絶え絶えのハルがつぶやく「空虚・・・」31巻でもハルが幻視し、それ以前にも幻視したハルを構成する3人の一人「空虚」が実体化したのだ。
ハルを構成する3人については29巻の記事参照

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2019年1月26日 (土)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190126)

Yonpunon2「ヨン、プンホン(연. 분홍)」2巻。サブタイトルが「花のワルツ」。이로모(イ・ロモ)作。鶴山文化社。「PARTY」誌連載中。連載はモノクロだが、この単行本は全編カラー漫画。1巻の記事はこちら
バレエ学校の教師、ユ・ミラの過去が描かれたが、娘は亡くなったらしい。しかしミラのモノローグは「私は娘を愛してやれなかった」と心の闇のようで、具体的なことは、一冊の絵本のことのみ。
この絵本は、「猫は全て知っている」という、友情と個性をテーマとした、作中世界では割と有名なロングセラーのようだ。そして、この絵本が、ミラと、バレエ学校に通う15歳の少女노하(ノハ)と、美しい二人のバレリーナ、ソンウ・ヨンとフィル・プンホンをつなぐようだが、まだはっきりしない。
ヨンとプンホンは、幼いころからバレエをやっていて、今の二人は、ドイツでかなりの修行を積んで帰国、今後の所属先を探しているところで、このバレエ学校は、プンホンの母親が経営しているらしいが、二人はここの所属ではなく、このバレエ学校を随時稽古場として利用しているだけらしい。
この二人の過去のエピソードも度々挿入されるのだが、ヨンの視点では、プンホンは幼い時から可愛くて、輝いていたという。それが、青春時代にヨンはフランスの交通事故で両親を失い自分だけが生き残り帰国、失意の時、声をかけてきたプンホンは、むしろとても大人に見えた、という。
そしてヨンの方は、このバレエ学校に入団を決めた。プンホンはこんな小さなバレエ団ではあなたの経歴には不十分だと反対するのだが、私は直ぐに主役になりたい、だからこの小さなバレエ団がいい、と。
※ミラと、ヨン、プンホン、この三人の語り、会話も色々描かれているのだが、これらをうまくまとめて各々の心情を把握するには、まだ難しい。これからの展開が気になる。

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2019年1月14日 (月)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20190114)

Simuchon11「심청(「沈清」=シムチョン)」第11巻。イ・ソヨン(이소영)作。タイトルは、韓国では誰でも知ってる儒教道徳説話「沈清伝」の主人公の名前。親孝行娘の代名詞。内容は日本語でも直ぐ調べられる。10巻の記事はこちら
逆転に次ぐ逆転劇。龍神として目覚めた国王はそのまま宮中に留まり、イアン=ヘユンのイアンはどちらかが目覚めてもお互い対話が可能になり、イアンの記憶が途切れることもなくなった。
両者を思い通りに動かそうとしたソルの思惑は外れたかに見えた。
この間にシムチョンはイアン=ヘユンと合流、さらに東海龍王の娘シアは、二人を「龍の剣」の部屋に導き、如意珠のないイアン=ヘユンは「半神半人の王」に成り得ず、北海龍王の娘ヘファの転生であるシムチョンだけがこの剣を扱える。剣自体は「門を開く鍵」でしかないが、シムチョンがつかえば龍の力を封じた「香炉」を切ることができるのだ。
だが、ここにソルの使いとしてソルの妹スウが現れ取引を持ち掛ける。シムチョンの父親の身とイアン=ヘユンを交換しようというのだ。苦悩するシムチョンだが意を決して「イアン、あなたがソルのところへ行って」と告げる。
イアン=ヘユンは宮中の、あの龍の鱗を見つけた井戸に行く、そこにはソルが待っていた。スウの手で如意珠をイアン=ヘユンの胸に入れる。これで彼は龍の鱗で作った甲冑と剣で武装した完全な「半神半人の王」となり井戸の壁に「香炉」の隠し場所の門を開けるのだ。
そこにまた、龍の剣を手にしたシムチョンが現れた。そしてソルは東海龍王の結界に閉じ込められ、さらにスウが香炉の半分を結界に投げ込んだ。だがこの行為はスウによれば、これでソルは香炉の力を吸収する。しかし闇の力であるソルは光の力を吸収してもこれを使えない。元々西海龍王に忠誠を誓っていたスウは、姉であるソルを裏切る時を待っていたのだ。「シムチョン、ソルの心臓を龍の剣で貫け」だがシムチョンには殺生はできなかった。
イアン=ヘユン「さあ、俺の番だ」と自ら龍の剣を取り、門を開き香炉を手に入れ玉座へと転移した。だがそこには逃げたソルが隠れていた。ソルの体内に吸収させられた香炉の半分を取り出し、イアン=ヘユンが持ってきた香炉の半分を奪い遂に一つに合体した。
しかしまたしてもスウが自分の血をつけたかんざしでイアン=ヘユンを刺す。すると龍の鱗の甲冑が消え失せた。だが目覚めたヘユンは「ソル、あなたは言ったな、香炉は私(=ヘユン)のものだと」
※相変わらず難解な展開だが、どうやら竜神達とその娘達、人間達の攻防は決着せず、まだ誰も目的を成就するための真の龍の力を手中にし発現させてはいないらしい。

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2018年12月30日 (日)

#韓国の漫画 韓国純情漫画( #순정만화 )感想:最近読んだ原書あれこれ(20181230)

Ferua11「펠루아 이야기 a Tale of Felluah (フェルア物語)」11巻。김연주(キム・ヨンジュ)。鶴山文化社。10巻の記事はこちら
※初版限定特典第2弾として10巻に続いてイラストカード4枚が添付されていた。
国王夫妻御一行がお立ち寄りになった。詳しいことは読解できなかったがライスル侯爵夫妻がこれに同行している。
という訳で今回は、ライスル侯爵夫人つまりイグレインとオルテーズのアシアスを巡る恋の鞘当てが中心。
城の中でかつてここで暮らした思い出に浸るイグレイン。
晩餐の後の真夜中、月明かりの下、二人だけで踊るアシアスとオルテーズ。ロマンチックな場面。
ところが翌日、皆で狩りと森の中で散策。ここでの会話の中で、イグレインとアシアスにもこれと同じことがあったと、イグレインから(誰のこととは言わないが誰のことかは明らかに)語られた。二人ともお互いポーカーフェースだが嫉妬にかられたのだ。
ここでまたしてもオルテーズの突発的奇行が炸裂(笑)。「アシアス・ラブレイ」と叫ぶと彼に飛び掛かり、つまり何をするつもりか分からなかったが、結果としてつまずいて彼に頭突きをかましてしまった。
その晩、恥ずかしくて枕から顔をあげられないオルテーズ。今は言いたくない「なぜあなたはイグレインと同じことを私としたのよ!」とは。だがアシアスは何か察したらしく「わが伯爵夫人は嫉妬が爆発したことを絶対認めたくないということか」
「すまん。オルテーズ。考えが浅かった」「あの女は何年この城にいたの」「15年ぐらい」「私もそれだけこの城にしっかり暮らさなければ」
※描きようによってはドロドロした展開になりそうなエピソードもキム・ヨンジュの端正でシャープな線で描いた美しい城内や田園風景を背景とすれば牧歌的な世界に映る。

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