マンガ感想:ちはやふる24巻(末次由紀 講談社)みんな、エールを送ろう!
(ネタバレ有り)
みんなカッコイイよ。名人いけすかない奴だけどニコ動の使い方を電話で一生懸命伝えようとしている(かつおそらく無理な)相手がいる。
原田先生、千早のフォローで頑張る。このフォロー=名人の弱点というのは驚いたねえ、いつもながら全く読めない弱点というのもスポ根の約束事だよね。やはり最期名人には負けて引退してほしい。
頑張れ原田先生ですが、それでも女性陣が優ってますよ。
かるたに愛された天才、孤独な勝負師、詩暢ちゃんはそれ自体カッコいいけれど、孤独の美学は、負けてもカッコいいよ。千早が、さらにクイーンをフォロー、エールならぬ襷を着けて背中をどやしつけて贈りだす姿、カッコいい!ライバルをフォローするのもスポ根伝統の美学だよね、堪らん!。そうそうクイーンが泣いている表紙、思わずもらい泣きした。
そして猪熊遙さん、母は強し、二児の母に、三人目がお腹の中にいるんだな。勝て―!あえていう、控室で授乳する姿、妊婦として勝負に挑む姿、3人目の子供を産む決意をしたという前提、これは、いずれも現代のプレッシャーだらけで苦労している孤独な若い母親達に、育児も仕事も選択するな、独りで頑張るな!みんながついている、みんなを頼ればいい、困れば相談すればいい。あなたが自然体で熱中する、その姿を見てもらいたい人が、理解してもらいたい人がきっといるでしょう?という、作者からの「エール」だ。
※そうそう、クイーンが千早にスノー丸?のマフラーを首から外して渡す姿、これもプロレスやボクシングで、チャンピオンがセコンドにガウンやタオルを渡す姿そのままで、この後の千早は、セコンドについたトレーナーがチャンプの体を守る姿そのものだね。
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