本感想: #仁木悦子 #少年小説コレクション #論創社
C91 コミケで購入した同人誌を読んだ後は、論創社の「仁木悦子少年小説コレクション」全3巻を読む。当時の時代背景風俗をうかがわせて、読みながらノルタルジーに浸る。当時の挿絵も再録されているがこれも味わいがあって実にいい。ミステリにとどまらず大井三重子名義の童話も含め小説技巧は言うまでもないとして、印象的だったのは、童話の執筆期間の長さと作品数、ミステリは盗難よりも誘拐、拉致、行方不明、失踪の類とそれに伴う「ピストル」「麻薬」の使用場面が多かったことだ。これも高度経済成長前、中という時代背景の影響があるのかもしれない、或いは誰か考察しているか追々調べ、考えてみよう。
しかし書誌研究作業というのは凄い。あらためて圧倒されました。
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