カテゴリー「韓国」の記事

2024年10月 5日 (土)

ゴールデンカムイは、アイヌの「冬ソナ」だ。#金カム #韓国 #冬のソナタ #韓流 #ヨン様

こんなことあまり言う人いないみたいだから、私が書いておくけど、二千年代、日本に一大韓流ドラマブーム、ペ・ヨンジュン「ヨン様」を生み出した「冬のソナタ」というメロドラマ。それ以前の韓国・朝鮮語関係者学習者、在日韓国朝鮮人がどう思おうと、彼らの長年の努力を一瞬で凌駕する日韓ポップカルチャーの相互交流を促した。ハッキリ言って、彼らの中には内心忸怩たるものがあった人もいた筈だ。
という訳で、私には漫画「ゴールデンカムイ」がもたらしたものも同様に見えるのだ。「アイヌ」の描き方には不満を漏らすアイヌも少なくない。それでも「アイヌ」という日本の先住少数民族の存在の再認識が一気に爆発的に広まったことを否定できる人はいないだろう。

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2012年7月18日 (水)

映画感想:道 白磁の人

16日バルド9で観た。本編よりインパクトがあったのはスタッフクレジット。CGスタッフがずらりと韓国陣(笑)。オープンセット、エキストラ、撮影技術、(たぶん助成金も)ほとんど韓国側。現時点の韓国娯楽産業の勢いを垣間見た思いだった(笑)。

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2012年1月 7日 (土)

本感想:オレンジ党 最後の歌 天沢退二郎 作。林マリ 画。

関連記事はここ。遂に、ハマる奴はロングセラー的にハマる(笑)天沢退二郎のファンタジーの新作が、それもオレンジ党の新作が、しかも復刊ドットコムから著された。復刊ドットコムの壮挙だね。復刊ドットコムから直接購入すると特典として本文中の詩の未定稿コピーが挿み込まれてきた。
前書きと後書きを読むと刊行自体が遅れたのは個人的な事情だったようだが、2011年3月11日を契機に加筆修正したのも間違いないのは読めば分かる。
物語世界に表面上は、パソコン以降インターネット、ケータイは別世界のことだ(存在しない訳ではなく風刺はされている)。コンビニも(コンビニ文化自体と言うべきか)存在しない。
しかしシュールで土俗的いや、いっそ泥臭い物語は豊穣でむしろリアルさを感じさせるのも相変わらずだ。政治や社会の寓意も随所に現れている。
それでもなお、物語の語りを超えて作者は読者に呼び掛けずにはいられなかったようだ。圧倒的な現実の前に、言葉を失わず、言葉の力を信じ、創造力とその結晶である物語の力を忘れるな、と。
しかし私には前作(と思うが)「ねぎ坊主畑の妖精たち」(筑摩書房)がなんとも閉塞的、陰鬱な雰囲気に満ちていたので、オレンジ党の冒険はむしろ痛快だ、例えその行く手がトンネルの連続であろうとも。

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2011年1月24日 (月)

本感想:パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

読んだ感想は、「案外、普通の話だ」ということだ。数多の娯楽産業、例えば映画について言われてきたことを思いつくまま断片的に並べてみよう。
「大作主義が横行し、製作費がつぎ込まれいくらヒットしても回収できなくなった」「新しいメディアに観客を奪われた」「事あるごとに規制が厳しくなり、内容が当り障りのないものになった」「大宣伝の時代」「ブロックバスター映画のロングランの陰で地味な小品に光が当たらなくなった」「今時の作品は皆、個性が無くなった」「タイアップ商法」「メーカー直営や大資本をバックにしたシネコンが映画の人口を復活させた」「シネコン興隆の一方で街の映画館は駆逐された」「シネコンの収支も頭打ちとなってきた」「メジャーとは、マニアうけとは、マイナーとは」等々。
切りがないだろうが、そうしたコメントの一つ一つを少し表現を変えれば、本書の内容に全て、当てはまる。映画とパチンコとアニメだけの話ではない、テレビ、出版、ゲーム、全て同様だ。
そうした産業界の栄枯盛衰、景気循環、諸行無常(笑)の果てしない繰り返しだ。
ただあえて違いと問題を指摘するならば、パチンコ業界の世間のイメージの悪さを当事者が意識し過ぎて、著者、安藤健二の取材を拒否、口をつぐんでしまい、安藤を苛立たせていることだろう。
今私は、「意識し過ぎ」と表現した。そう、確かに後ろ暗い事実はあるだろう、しかしメジャーになる娯楽産業には、いずれも負の側面はあった筈だ。それも斜陽となりつつあるというのなら、なおさら業界イメージを変えていく努力をするしか方法は無い筈だ。
私自身、パチンコだけに特別の負のイメージをもったことはない。競馬、競輪、パチンコ、麻雀、問題があるのは、はまり込んだ人間の方で、だから馬が悪い、自転車が悪い、俺の指先の感覚が悪いというか?(笑)。アニメ・マンガ+パチンコ、結構じゃないですか!
そういえば、本書内で証言するパチンコ店主には評判の悪い(笑)某大手パチンコメーカーは、今某女優をCMに投入して自社製品ではなく、自社イメージの宣伝を始めている。たとえ今は冷笑されてもやはりそれしかない。シンジくんも言ってたじゃない「逃げちゃだめだ!」

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2009年6月28日 (日)

韓国純情漫画感想:シエル ラスト・オータム・ストーリー 5巻

生と死を賭けた絆のモチーフ群。ここからがイムジュヨンの真骨頂だ。

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2009年5月25日 (月)

韓国純情漫画感想:シエル ラスト・オータム・ストーリー 4巻

イム・ジュヨン作。佐島顕子訳。新書館。長い序章は終わり、物語はうねり出す。

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2009年4月29日 (水)

第48回日本SF大会 とちぎSFファン合宿 T-con2009 で自主企画やります

企画名は(昨年大会と同じ)『「宮(クン)」以後の韓国純情漫画のSF・ファンタジー』です。
プログレスレポート7号に企画案内が掲載されましたのでよろしく。

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韓国純情漫画感想:「シエル ラスト・オータム・ストーリー」魔法そのものが百合の3巻

イム・ジュヨン作。佐島顕子 訳。新書館。韓国純情漫画ファンタジーロマンの翻訳版。

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2009年1月27日 (火)

韓国純情漫画感想:シエル ラスト・オータム・ストーリー2(イム・ジュヨン作、佐島顕子訳、新書館)

1巻と同時発売の韓国発の魔法使い少女ファンタジー第二巻は試験課題篇。

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2009年1月26日 (月)

韓国純情漫画感想:シエル ラスト・オータム・ストーリー(イム・ジュヨン作、佐島顕子訳新書館)

「ハリポタ」より面白く、気品があって、世界観が深い。

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